運用資産1000万円を達成したけど人生勝ち組なんて真っ赤なウソ

運用資産1000万円を達成したけど人生勝ち組なんて真っ赤なウソ

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

Youtubeの動画を見ていたところ、「資産1000万円で人生勝ち組」を語る動画がやたら多いことに気づきました。

いくら何でも多すぎるような気がします。

一方の私はというと、資産形成の「人生勝ち組」論については、個人的に思うところがあり、明らかに批判的な立場に立っております。

今回で言うと「資産1000万円で人生勝ち組」って何だよ!?というのが本音です。

そこで今回は「資産1000万円で人生勝ち組」と謳う数々の動画に対し、真っ赤なウソであるとの持論・反論を展開していきます。

それでは早速行ってみましょう。

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今回のテーマは『金融資産5000万円以上に到達する人が近寄らない資産形成の罠7選』です。 多くの人が憧れるこの「金融資産5000万円」という目標ですが、そこに到達できる人はほんの一握りです。 それはなぜかと言うと、資産形成の道のりには、たくさんの「罠」が仕掛けられているからです。 これらの罠は、ときに甘い誘惑として、ときに正しい情報であるかのように見せかけて、あなたの資産を蝕み、目標達成を阻みます。 そこで今回は、金融資産5000万円以上に到達した準富裕層以上が絶対に近寄らない、あるいはすでに乗り越えてきた「資産形成の罠」を7つ厳選してご紹介します。
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先日、運用資産1000万円を達成

今回、この動画を制作するに至った理由は、私自身がついに運用資産1000万円を達成したからです。

2019年3月に投資を再開して以来、実に6年以上かけてようやく1000万円まで辿り着きました。

投資額が約700万円で、含み益が300万円くらいです。

結果として、総金融資産は6600万円に到達し、いよいよ7000万円が近づいてきました。

まだまだどうなるのか、トランプ関税の動向次第で予断を許しませんが、あと1年前後で7000万円到達が見えてきているのは事実です。

では、ここからは「資産1000万円で人生勝ち組なんて真っ赤なウソである理由」を挙げていきます。

1. お金の不安は減らない

資産1000万円で人生勝ち組なんて真っ赤なウソである理由1つ目は「お金の不安は減らない」からです。

数ある動画の中には、1000万円を貯めると不安が減ると紹介していたものがありました。

資産が1000万円を超えると、確かに日々の生活における金銭的な不安は軽減されるかもしれません。

しかし、それはあくまで「今日、明日のお金に困ることはない」というレベルの話にすぎません。

資産が1000万円になったからといって、将来に渡りお金に対する不安がなくなるわけではありません。

人生の三大出費である「住宅」「教育」「老後」を考えたとき、1000万円は決して十分な金額ではないからです。

結婚、子育て、親の介護、自身の病気・怪我、住宅関連の劣化・破損など、人生には予期せぬ大きな出費がつきものです。

これらのイベントが発生するたびに、資産が大きく減少することになり、決して安泰とは言えません。

すでに6000万円以上を保有する立場から言わせてもらうと、未だにお金の不安を払拭できずにいます。

よって、お金の不安はよほどの高額を貯めない限り消えることはないでしょう。


2. 資産増加スピードは上がるが大したことはない

資産1000万円で人生勝ち組なんて真っ赤なウソである理由2つ目は「資産増加スピードは上がるが大したことはない」からです。

数ある動画の中には、資産増加スピードが上がる、不労所得が手に入るといった面を紹介しているものがありました。

これだけを聞くと、よく分からない人は「1000万円を達成すれば、あとは自動的にお金が増えていく!」と期待するかもしれません。

しかし、資産増加スピードの上昇は、想像するほど劇的なものではないのが現実です。

確かに運用資産が1000万円ともなれば、100万円の頃と比較して資産増加スピードは上がります。

例えば、年利5%で運用できたとすると、運用資産100万円の場合、年間の利益額は5万円ですが、 運用資産が1000万円になると、年間の利益額は50万円に増加します。

50万円という金額は、確かに大きな額ですが、1ヶ月あたり約4万円の利益にしかなりません。

また、1000万円を放置して年利5%で運用し続けられたとして、10年経過しても1630万円程度までしか増加しません。

一方、5000万円を年利5%で運用し続けられれば、10年経過すると約8140万円にまで増加します。

5000万円と比較すれば明らかで、1000万円の資産増加スピードはそこまで劇的なわけではないのです。

結局のところ、その後の追加投資をどれだけ行えるかが資産増加のカギを握ります。


3. 上には上がたくさんいる

資産1000万円で人生勝ち組なんて真っ赤なウソである理由3つ目は「上には上がたくさんいる」からです。

数ある動画の中には、1000万円なら全世帯の中の上位に入り、貯蓄額の中央値よりもはるかに多いと主張するものもありました。

「家計の金融行動の世論調査」令和6年版によると、金融資産1000万円以上の世帯は単身・二人以上世帯の合計で見ると26.1%であることが分かります。

こうしてみれば、確かに1000万円という金額を保有できれば、上位に分類されていると見ることができます。

しかし、野村総研発表の「富裕層ピラミッド」を見ると、世の中には3000万円以上の「アッパーマス層」、5000万円以上の「準富裕層」、1億円以上の「富裕層」、そして5億円以上の「超富裕層」の人たちが存在しています。

単純に考えると、本当に「勝ち組」と呼んでよい人は5億円以上の「超富裕層」の人たちだけではないでしょうか。

社会の仕組みを動かすような富裕層や、ビジネスで成功を収めた起業家たちから見れば、1000万円はごくわずかな金額に過ぎません。

彼らははるかに大きな事業を動かし、不動産投資で巨額の利益を上げたり、私たちには想像もつかないようなスケールでお金を増やしています。

そう考えれば、1000万円という資産がどれほど小さなものか分かるはずで、上には上がいるのです。

この現実を知っていれば、1000万円程度の資産で「人生勝ち組」などと胸を張れないはずです。


4. ライフスタイルを大きく変えるには不十分

資産1000万円で人生勝ち組なんて真っ赤なウソである理由4つ目は「ライフスタイルを大きく変えるには不十分」だからです。

数ある動画の中には、会社を辞めてもよいという精神安定剤的な役割を果たせると紹介しているものもありました。

資産1000万円を達成して「これで仕事を辞めて、好きなことをして暮らせるかも…」と夢を見た人はどれだけいたのでしょうか?

おそらく、特別な事情のある人でない限り、1000万円貯めて会社を辞めようと考えた人はほぼ皆無に近いはずです。

もしフルFIREを目指すのであれば、「4%ルール」で年間支出の25倍の資産が必要になります。

仮に月20万円の生活費が必要だとすると、年間240万円の支出になります。

よって、その25倍である6000万円の資産がなければ経済的に自立した状態とは言えず、資産1000万円でのFIREは不可能と言ってよいでしょう。

FIREすらままならないのですから、仕事を辞めて世界中を旅したり、高級な住宅に住んだりといった選択肢は全くもって現実的ではありません。

1000万円という資産は、あくまで保険程度の位置づけであり、ライフスタイルを根本から変えるような金額ではないのです。

よって、1000万円よりもさらに資産を増やすべく、引き続き真摯に仕事と向き合う必要があるのです。


5. まだ何も確定していない

資産1000万円で人生勝ち組なんて真っ赤なウソである理由5つ目は「まだ何も確定していない」からです。

1000万円という資産は、あくまで現時点での金額にすぎません。

この金額は、今後の行動や外部環境によって大きく変動する可能性があります。

例えば、もし急な病気になり、明日から働けなくなったとしたら、1000万円で「人生勝ち組」と言い続けられるでしょうか?

収入が途絶え、保険だけではカバーしきれず、資産が減少していく可能性があります。

また、運用資産は順調に増加し続けると確定しているわけでもありません。

長期で投資をしていれば、高い確率でいつかは暴落に直面し、資産を大きく減らすことがあります。

さらに、日々の生活を送っていれば、想定外の支出が発生することもあるでしょうし、ちょっとした油断から浪費してしまい、資産を減らす可能性もあります。

つまり、「1000万円を達成したから、もう人生は安泰だ」と考えるのは早計であり、まだ何も確定していない状態なのです。

本当に「人生勝ち組」になりたいのであれば、資産形成を続け、より大きな資産を築くのが必須です。

「人生勝ち組」論に思うこと

以上、ここまでが「資産1000万円で人生勝ち組なんて真っ赤なウソである理由5選」でした。

私の中で資産形成の「人生勝ち組」論はあまり好きではなく、否定的というか批判的な立場をとっています。

そもそも「資産額が少なすぎて、とてもではないですが勝ち組とは思えない」というのが理由の一つです。

1000万円で勝ち組なら、人生これほどラクなことはありません。

そして、もう一つは「人生は他人と比較するものではない」と思っていることです。

人は各々が主人公の人生を送っており、そこには優劣など存在しないはずだと思っています。

しかも、人生がお金だけで決まるわけでもありません。

人間関係や健康、経験など実にさまざまな要素があるわけで、簡単に他人と比較できるようなものではありません。

資産形成が得意な人たちならきっと理解しているはずです。

資産形成でやってはいけないことは「他人と比較すること」だと。

ですから、人生に勝ち負けなど存在しないはずなのです。

運用資産1000万円を達成して思うこと

では、最後に先日、私が運用資産1000万円に達成して思うことを簡単にご紹介しておきます。

それは「運用資産1000万円なんてまだまだこれから」ということです。

たったの1000万円で将来の不安がすべて解消されるわけではありませんし、仕事を辞めて悠々自適に暮らせるほどの金額ではありません。

むしろ、仕事のモチベーションが消え失せている中で、どこまで増やせるのだろうかという不安を感じています。

しかし、この達成感は、これまでやってきたことは間違っていなかった、という意味で大きな自信になりました。

あれだけメンタルが弱く、投資から離れていたところから1000万円まで辿り着いたのですから。

ただ、1000万円はあくまで通過点に過ぎません。

これからも、焦らず着実に資産形成を続け、運用資産2000万円を目指したいと思います。

まとめ

以上『運用資産1000万円を達成したけど人生勝ち組なんて真っ赤なウソ』でした。

いかがでしたか?

最後にまとめです。

資産1000万円で人生勝ち組なんて真っ赤なウソである理由5選

1.お金の不安は減らない
2.資産増加スピードは上がるが大したことはない
3.上には上がたくさんいる
4.ライフスタイルを大きく変えるには不十分
5.まだ何も確定していない

資産1000万円は小さくない資産額ですが、それだけで「人生勝ち組」とは到底言えないことを見ていただきました。

1000万円ではお金の不安は消えず、生活も大きく変わらない現実があります。

大切なのは他人と比べず、自分のペースで資産形成を続けていくことです。

周りが気になる気持ちは分かりますが、焦らず、着実に前へ進んでいきましょう。

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今回のテーマは『金融資産5000万円以上に到達する人が近寄らない資産形成の罠7選』です。 多くの人が憧れるこの「金融資産5000万円」という目標ですが、そこに到達できる人はほんの一握りです。 それはなぜかと言うと、資産形成の道のりには、たくさんの「罠」が仕掛けられているからです。 これらの罠は、ときに甘い誘惑として、ときに正しい情報であるかのように見せかけて、あなたの資産を蝕み、目標達成を阻みます。 そこで今回は、金融資産5000万円以上に到達した準富裕層以上が絶対に近寄らない、あるいはすでに乗り越えてきた「資産形成の罠」を7つ厳選してご紹介します。
また、『【9割の人が知らない】5000万円を貯めた人が陥る資産形成の罠7選』も公開しています。資産が増えることは良いことばかりではありません。時に悪い方向に進んでしまう恐れがあることに気づきました。多くの人にあまり知られていない、資産形成で陥る罠についてご紹介しています。直近で非常に多くの高評価を得た動画となっておりますので、併せてご覧ください。
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