夢の配当金生活ではなく現実的なセミリタイアを目指す5つの理由

どうも。『毎日が祝日』いわいです。

50歳までにセミリタイアすることを目指して奮闘しておりますが、気になるのはセミリタイア後の生活です。

どのように生き延びていくかは考えなければなりません。

よく言われるのは投資から利益を得て生きていく方法です。

私自身も正直に言えば配当金生活に憧れています。

しかし、現実的には配当金のみで生きていくのは難しく、アルバイトなどの労働収入で生きていくことを選択肢の筆頭に考えています。

今回はなぜ現実的なセミリタイアを考えているのかをご紹介していきます。

1.配当金生活できるほど投資できない

現実的なセミリタイアを目指す1つめの理由は、配当金生活できるほど投資できないからです。

私は支出を抑えることができるので、そこまで多くのお金を必要とはしていません。

そこで仮に年間支出120万円、1ヶ月10万円という貧乏セミリタイアを想定してみます。

年間120万円を配当金を得るためにはいくら投資する必要があるのでしょうか?

・配当利回り5%なら2,400万円
・配当利回り4%なら3,000万円
・配当利回り3%なら4,000万円
・配当利回り2.5%なら4,800万円

配当利回りは税引き後として考えてみてください。

私の場合、個別株ではなく高配当ETFを買い付けていますので、残念ながら配当利回りが低いです。

現状ではVYMを中心にHDVとSPYDとAGGを購入しており、配当利回りは2.5%程度となっています。

そのため投資額としては4,800万円が必要となります。

現在総資産が約4,300万円ですから現実的には投資できない金額ではありません。

ただ、フルインベストメント(全資産投資)はさすがに避けたいと考えています。

やはり一定の現金は保有しておきたいところです。

配当金に過度な期待もしないようにしています。

そして、何よりフルインベストメントは避けたい理由が他にもあります。

2.投資のリスク許容度が低い

現実的なセミリタイアを目指す2つめの理由は、私の投資のリスク許容度が低いからです。

リスク許容度とは、「最大どれだけの損失を受け入れられるか」ということです。

私はとにかく株を保有してしまうと株価が気になって仕方がなくなる人でした。

ですので、基本的に投資はあまり向いていないのだと思っています。

ここ最近のコロナショックで株価が大幅に下落し、含み損を抱えた状態になっています。

しかし精神的に余裕があるのは、まだ総資産の1%超しか投資していないため、ダメージが数万円程度の小ささだからです。

これが10倍の金額を投じていたらどうなっていたかと言われると、全く分かりません。

まして配当金120万円のために4,800万円も投資していたら、一体どうなっていたことでしょうか?

確かに過去いろいろと"勉強"をして、授業料を払ってきたので、その経験から多少は損失を受け入れられる器が大きくなった可能性はあります。

ただ、それでもやはり数千万円を保有していけるかどうかは不安です。

このあたりは今後の積立投資次第ではないかと考えています。

つみたてNISAで毎月積み立てるのと、米国高配当ETFを毎月定期買付をしていきます。

徐々に投資額が増えていきますので、どれだけ免疫を高められるかではないでしょうか。

もちろん無理をしてまで投資しようとは思いません。

どんなにがんばっても極端にリスク許容度が大きくなるとは思っていません。

他の人と比較することなく、私なりの器の中でやっていきます。

3.住宅購入費用を残しておきたい

現実的なセミリタイアを目指す3つめの理由は、住宅購入費用を残しておきたいからです。

金融資産が4,000万円以上ありますが、一方で不動産は全く保有していません。

今後の最大の課題は住宅です。

よくありがちな賃貸にするか持ち家にするかで悩んでいます。

今のところは持ち家で考えていますので、住宅購入の費用として一定額は確保しておきたいと考えています。

そのために全資産を投資にぶち込むようなことは考えていません。

持ち家なら、実家に帰って相続するのも一つの手です。

築50年の小屋みたいな家で、はたして自分が死ぬまで持ちこたえられるのかどうか分かりません。

また、ド田舎ですから、自動車なくして生活もできません。

ですから、どこかの中古一戸建てを購入して、悠々自適な生活を送るのが理想です。

ただし住宅に関しても、今後考え方が変わるかもしれません。

選択肢を残しておくためにも、現金で保有しておきたいです。

4.おそらく暇すぎて時間を持て余す

現実的なセミリタイアを目指す4つめの理由は、おそらく暇すぎて時間を持て余すからです。

セミリタイアの目的は、お金がある程度貯まったら、もはやフルタイムで労働する必要はないから、のんびりしたいだけです。

セミリタイアして自由な時間を増やして何をしたいかと言われると、正直なところ特段何もないのです。

生きがいというかやりがいというかを感じられる何かも今のところありません。

となると、この状態でセミリタイアした場合、おそらく暇な時間が増えるだけになりかねません。

よって、週3日程度はアルバイトなりして自分の時間を使いながら、収入を得ていくほうが現実的だと考えています。

労働内容によっては体を動かしたりしますので、運動不足の解消につながるかもしれません。

5.社会とのつながりを残す

現実的なセミリタイアを目指す5つめの理由は、社会とのつながりを残すためです。

独身セミリタイアですので、会社を辞めて、労働を辞めてしまうと、誰とも会話しなくなる可能性が極めて高いです。

50代ならともかく、60代以降になってくると、誰とも会話しないというのはいかがなものかと思ってしまいます。

一気に老化が進んでしまい、場合によってはボケてしまうのではないかと危惧しています。

一人暮らしでボケるのは避けたいところ。

また、何かしらの形で社会に貢献したいという想いもあります。

自分だけが良ければそれでよいという生き方はできればしたくありません。

セミリタイアすることでフルタイム労働からは離れますが、自由な時間が増える分、サラリーマン時代とは異なる形で社会と関わり、貢献できればと思っています。

まとめ

以上『夢の配当金生活ではなく現実的なセミリタイアを目指す5つの理由』でした。

いかがでしたか?

最後にまとめです。

夢の配当金生活ではなく現実的なセミリタイアを目指す5つの理由

1.配当金生活できるほど投資できない
2.投資のリスク許容度が低い
3.住宅購入費用を残しておきたい
4.おそらく暇すぎて時間を持て余す
5.社会とのつながりを残す

一言にセミリタイアと言っても、そのスタイルは人それぞれであり、正解はありません。

アルバイトなどで労働収入を得ながらのセミリタイアは最も現実的だと思っています。

自分に適したセミリタイアの在り方を模索するのが一番ではないでしょうか。