億り人たちは合理的に楽しんで節約する その目的は「1円でも多く投資したい」

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

ちょっと違和感を感じたので一度はスルーした記事ですが、やはり気になって取り上げることにしました。

気になることを挙げていきます。

“億り人”になるには正しい節約術を知っておく必要があるって本当?

「億り人」は支出が少なく、地道に投資してきた人も中にはいるでしょう。

しかし「正しい節約術」というのはちょっと違うような気がします。

なぜなら、億り人になるような人にはちまちまとした「節約」をするイメージがないからです。

おそらく本人には節約している認識はなく、常に「無駄遣いしない」という意識だけあるようなイメージです。

よって単純に無駄な支出が少ない人だと思います。

少なくとも我慢を必要としたり手間がかかる節約術とは無縁なのではないでしょうか。

もし実行していたとしても、それは当たり前の習慣として身に付いたものなのでしょう。

よって本人に「節約」という意識が無い可能性もあります。

ただし、あくまで可能性の話です。

なぜなら今回の記事は実際の億り人の声がほとんど見えないからです。

実際に記事中に紹介されていた節約術は以下のとおり。

特別な節約はありません。

逆に何が「間違った節約」なのかも書いてありません。

タイトルにあった「合理的で楽しんで節約」がこれだとしたらちょっと違うかなと。

楽しんでいるわけではないです。

我慢は必要とはされずに済む程度です。

億万長者は「ボーナス払い」を避けるって本当?

億万長者は「ボーナス払い」を避けるのだという。ファイナンシャルプランナーの藤川太さんが言う。

これは同意する人が多いのではないでしょうか。

私もボーナスが支給される会社にいた際、ボーナス払いなど利用するつもりはありませんでした。

まあ、そんな多額の支払いを必要とする買い物もしていませんでしたが。

そもそもボーナスを使って何か大きな買い物をしようという発想もありませんでした。

当時から基本的には貯金でした。

貯金は「先取り貯金」です。

夏・冬のボーナスのうち20万円は先取り貯金するようにしていました。

貯金の習慣が身に付くまでは「先取り貯金」が有効な手法です。

億万長者になる人は1円でも多く投資に回したいって本当?

最後は節約ではなく投資に関してです。

「億万長者になる人は皆、投資好き。1円でも投資に回したいから、合理的に、楽しんで節約するのです。そもそも、投資をまったくせずに1億円を超える資産を築くのは難しい」(藤川さん)

これは完全に人によるのではないでしょうか?

もちろん節約して浮いたお金はガンガン投資に回したいという人もいるとは思います。

一方で投資には一定額ずつ回して、残りは自由に使うという人だっているはずです。

では、億り人ではどちらが多いのでしょうか?

ところが、実際の調査結果などはありません。

記事に登場するFPさんの意見となっています。

もしかしたらFPさんが実際に見てきた億り人の方々は1円でも多く投資に回したいという方が多かったのかもしれません。

私はそもそも「貯蓄派」であり「投資は余裕資金で」という考え方なので「1円でも多く投資しよう」とは考えていません。

少なくともサラリーマンなどが長期投資で「億り人」になったのであれば、贅沢はあまりしないでしょうし、コツコツと投資していこうと考える人の割合が多いとは思います。

ただ、「億り人」にもいろいろなスタンスの人がいるはずなので、もう少しデータなどの根拠があれば良かったのに、と思う記事でした。

まとめ

以上『億り人たちは合理的に楽しんで節約する その目的は「1円でも多く投資したい」』でした。

いかがでしたか?

ちょっと根拠に乏しく、残念な記事でした。

少なくとも支出を削減することが資産形成の第一歩であることは理解できたのではないでしょうか。

どんなに収入が多くても支出が多ければ無意味であることは理解すべきです。

以下関連記事です。

「お金持ちはケチ」と言われる理由は「価値のないものにお金を払わないから」です。

「億り人」への第一歩は「本気の節約」からです。固定費の削減から入っていくべきです。

なぜか貯金できない人は食費から節約し始めてしまうのです。