【本物の準富裕層が語る】金融資産5000万円は本当に勝ち組なのか?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
何やら世間的には「金融資産5000万円貯めると人生勝ち組」と言われているようです。
Youtubeを見ていると、実際に「人生勝ち組」と謳っている動画を何本も見かけます。
動画によっては「確実に人生勝ち組」とまで語っています。
本当に「人生勝ち組」なのでしょうか?
今回は"本物の準富裕層"が自らの視点で述べていきます。
5000万円貯めると「人生勝ち組」である理由
まずはYoutubeの動画を検索し「なぜ5000万円で人生勝ち組なのか?」を調べてみました。
結果としては以下の3つに集約されるようです。
1.資産増加スピードが上がる
5000万円貯めると「人生勝ち組」である理由1つめは「資産増加スピードが上がる」からです。
資産が5000万円を突破するところまで来ると、さらに増やすことは難しいことではなくなります。
投資額が大きくなり、複利の効果もしれなりでしょうから、資産もより増えるでしょう。
また、会社員としての収入も増加すれば、なおさら資産増加のスピードアップを体感できるはずです。
2.余裕と安心感が増す
5000万円貯めると「人生勝ち組」である理由2つめは「余裕と安心感が増す」からです。
万が一会社が倒産したり、病気で働けなくなっても、5000万円もの資産があれば一定の期間は乗り切れます。
また、投資資産が多ければ、不労所得が多くなることも考えられます。
他にも、5000万円を達成できれば稼ぐ力や貯める力が身に付いているでしょうから、新しいことにチャレンジしても一定の成功を収められるかもしれません。
さらに、お金に対する安心感が増したことで、イライラせず温厚になったという意見もありました。
3.セミリタイア・FIREが見えてくる
5000万円貯めると「人生勝ち組」である理由3つめは「セミリタイア・FIREが見えてくる」からです。
資産が5000万円を超えてくると、いよいよ会社にしがみつかなくてもよいのではないかと思い始める人もいるようです。
年齢と資産額次第で、会社を辞めてもよいと思えるようになり始めるのかもしれません。
また、5000万円貯まれば、やりたいことにチャレンジする後ろ盾ができます。
そのため、セミリタイアやFIREしやすい状況に近づくと言えます。
Youtubeの動画を見て気づいた事実と違和感
と、ここまで勝ち組になる理由を見てきました。
にしてもです。
Youtubeで動画を調べていて気づいたことがあります。
それは、実際には5000万円を達成していない人の動画が非常に多いことです。
まだ5000万円を目指している段階であったり、単純に人集め・視聴回数集めのための動画を作成しているため、実際の体験談に基づいていないのです。
実際に5000万円を達成していないため、おそらく何かを調べて制作したのでしょう。
各動画が似たような作りになっていて、目新しさに欠けます。
本当に正しいことを説明しているのか、信ぴょう性すら疑わざるを得ません。
5000万円貯めると「人生勝ち組」なのか?
そもそも「勝ち組」って何でしょうか?
ここで言う「勝ち組」は「経済的に成功を収めた人」という意味になるはずです。
だとしたら5000万円という金額は「経済的成功」と言えるような金額でしょうか?
私は正直なところ、そうは思いません。
確かに資産5000万円の準富裕層ともなれば、全世帯の上位10%以内に入ってくるため、十分な成功を収めたと言ってよいかもしれません。
しかし、経済的自由まで得られ、悠々自適に暮らせる水準にまで到達したかと問われると、そういうわけにはいきません。
残念ながら5000万円で遊んで暮らせるほど甘くはないのです。
5000万円を貯めても何ら余裕は無く、これまでと変わらず支出を抑えた生活をしなければ、次の資産目標につながっていきません。
私の中で「勝ち組」と呼べるのは、やはり1億円以上の富裕層に到達してからではないかと考えています。
よって、5000万円到達は「勝ち組」への挑戦権を得た段階に留まると言えるでしょう。
5000万円を貯めるために世帯収入を増やす方法6選
最後は、いかに5000万円を貯めるかを考えてみましょう。
もちろん貯金を増やすためには支出管理は必須です。
今回は「収入を増やす」ことに焦点を当てていきます。
1つめは「労働収入を増やす」ことです。
私のようなサラリーマンであれば、出世する・転職する・起業するといった方法が考えられます。
まずは「本業で収入を増やせ」というのが私の持論です。
最も時間を費やすであろう本業からの収入を増やすことが最重要となります。
今の会社で限界があるなら転職を検討すべきですし、やりたいことがあるなら一念発起して起業する手もあります。
2つめは「副業収入」です。
本業だけで収入が足りなければ、あるいは気力・体力があるなら副業にもチャレンジしましょう。
海外のFIRE事例を調べていると、副業に取り組んでいる人が非常に多いです。
よって、世帯収入を増やすには効果的なのでしょう。
3つめは「投資」です。
確実に儲かるわけではありませんが、インデックス投資なら確率は高まります。
収入を増やし、支出を減らし、その差額をどれだけ投資に回せるか、入金力の勝負です。
4つめは「結婚してダブルインカムに」することです。
あくまで「世帯収入」ですから、一人で収入を増やさなければならないという決まりはありません。
夫婦共働きであれば、世帯収入は2倍とは言いませんが、多くなることを期待できます。
事実、よくある準富裕層以上世帯のパターンとして、共働き世帯はその一つに数えられます。
5つめは「退職金」です。
会社員や公務員として働いて、辞めるときに一気に資産を増やせる可能性があります。
そのため、退職金のある会社で働くのも戦略の一つです。
大企業や公務員を選択すると良いのではないでしょうか。
また、最近では退職金を自分で運用する会社も増えているようですから、自力で増やすことも可能です。
ただし、手に入れられるのは会社を辞めるときですから、人生の終盤までの辛抱です。
6つめは「相続」です。
多くの人が見落としがちですが、実は相続で大きな資産を手に入れている人も多いです。
自分の親の財産はもちろんですが、親戚で自分が相続人になっている可能性はありませんか?
例えば、子供のいないおじさん・おばさんがいたりしませんか?
もしいるならば、あなたは相続人に含まれているかもしれません。
ただし、相続は発生する時期が分かりませんから、あまり当てにせず、自力で資産形成しておくことをお勧めします。
まとめ
以上『【本物の準富裕層が語る】金融資産5000万円は本当に勝ち組なのか?』でした。
いかがでしたか?
残念ながら5000万円は「勝ち組」とは言い切れません。
そもそも何をもって「勝ち組」なのかもよく分かりません。
人にはそれぞれ「いくら貯めたい」という資産目標があるはずです。
5000万円貯めても、1億円が目標なら「勝ち組」にはまだ到達していないと言えます。
よって、万人に統一された「勝ち組」の基準は非常に難しいものがあります。
強いて言うならば、1億円以上の富裕層こそ「勝ち組」と呼ぶに値するのではないかというのが私の意見です。
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