【人気投資家が警告】投資をしない人に待っている「残酷な老後」

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「人気投資家」とはバフェット太郎氏でした。

な~んだと拍子抜けした人がいるかもしれませんが、まあよしとしましょう。

なぜバフェット太郎氏が登場したのかと疑問でしたが、どうやら新刊を出版したそうです。

今回はその宣伝記事となっていますが、老後資金に触れているということでご紹介します。

待っている過酷な老後とはどのような未来なのでしょうか?

それでは記事の中身を見ていきましょう。

多くの日本人には貧乏な老後生活が待っている

記事の冒頭、バフェット太郎氏がいきなり結論として「多くの日本人には貧乏な老後生活が待っている」と語っています。

その理由は「ほとんどの人は公的年金の受給額がひと月数万~十数万円ほど」で、「資産がなければ70歳を過ぎても老体にムチ打って働き続けなければならない」からだそうです。

まあ、ちょっと言い過ぎだろうとは思いますが(苦笑)、「今後生活保護受給者は急増する」という点については、急増かは分かりませんが、増加するのは間違いないでしょう。

「人生100年時代」と言いますが、年金を受給開始するのが65歳ですから、仮に95歳まで生きるとすれば老後が30年もある計算になります。

つまり、30年間を乗り切る資産をいかに作るかが現役時代の宿題になるのです。

バフェット太郎氏は「42年間で稼いだ富で残りの30年間を生きなければならない」と言いますが、一応年金はあるわけです。

だとしても、多くの人にとっては厳しい"宿題"であることに違いありません。

時代は変わったが、制度は追いついていない

バフェット太郎氏は、国民年金法についても説明しています。

国民年金法が制定されたのは1959年です。

1955年当時の平均寿命は男性が64歳、女性は68歳でした。

しかも当時は定年退職年齢は55歳が一般的でした。

つまり、男性であれば老後はたったの9年間しか無かったことになります。

現在の男性の平均寿命は81歳。

定年の65歳から数えれば16年になります。

記事によれば、2070年の平均寿命は男性86歳、女性91歳だそうです。

私はさすがに生きていないでしょうが、若い人たちは男性であれば86歳まで生きる可能性が高いのかもしれません。

だとすると老後は21年。

直近のデータで老後の月の赤字は3.8万円だったでしょうか。

だとすると、21年間での赤字総額は957.6万円となります。

そこまで多い金額では無いように思えますが、ここには落とし穴があります。

これからの日本を襲う"嵐"の正体

あくまで赤字の額3.8万円は現在の赤字ですから、今後も3.8万円の赤字とは限りません。

最大の理由は「物価上昇」です。

どんどんいろいろなものの物価が上昇し続けています。

おそらく今後も物価は上昇し続けるでしょう。

となれば、赤字額はもっと大きくなる可能性があります。

残念ながら物価上昇以上に給与が上がる保証はどこにもありません。

年金も同様です。

「自分の会社には退職金があるから大丈夫」と思っている人がいるかもしれません。

しかし、2003年に2499万円あった退職給付金額は、2018年には1788万円まで、実に700万円減少したとの調査結果があります。

おそらく、現在そして未来はもっと減少していることでしょう。

よって、退職金もあまりあてにしすぎると痛い目を見る可能性があるのです。

肝心の年金はというと、はたしてどうなるのでしょうか。

物価上昇に連動して年金支給額が増えていくとは到底思えません。

そうなると、老後資金をしっかり自分で準備しておかないといけないことになります。

しかし、潤沢な老後資金を準備できるのはごく一部の人に限られます。

よって、バフェット太郎氏が冒頭で述べたように「70歳を過ぎても老体にムチ打って働き続けなければならない」のです。

かなり悲観的なシナリオですが、こればかりはやむを得ません。

投資をしない選択肢はもはや無いかもしれない

では、老体にムチ打ってまで働く未来を回避するにはどうすればよいのでしょうか?

バフェット太郎氏の意見は「投資」です。

投資の本を出版しているくらいですから「投資で資産を増やしましょう」という話です。

投資をすれば、仮に物価が上昇しても資産が増加すれば物価上昇分を補えるという計算です。

「補う」どころか、より多くの上積みができるはずです。

ただし投資に対してネガティブなイメージを抱く人も多いはずです。

投資をしないなら「収入を増やし、支出を減らし」ていくしかありません。

少ない支出で生活できれば、現役時代に多額の老後資金を準備できますし、老後の少ない年金でも生活していける可能性があります。

ただし、余計な支出は命取りになりかねないため、お金を使った娯楽は少なくならざるを得ないかもしれません。

はたしてあなたはどのような老後を迎えたいと考えているでしょうか?

悠々自適な老後か働き続ける老後か。

どちらを望む人が多いかは一目瞭然です。

まとめ

以上『【人気投資家が警告】投資をしない人に待っている「残酷な老後」』でした。

いかがでしたか?

バフェット太郎氏は今回の記事の中で最後に「これまで当たり前だと思っていた価値観で生きていると、あなたの未来は取り返しのつかないことになりかねないのです。」と締めくくっています。

この見解については私も同意見です。

これから老後を迎える世代は新たに何らかの方法で準備をしておかないと痛い目に遭う可能性があります。

私たちは社会情勢なども鑑み、老後へ向けた綿密な準備を進めておくべき警鐘を鳴らした記事だったと言えます。

ただ、準備が必要だからと言ってバフェット太郎氏の本を買う必要はありません。

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