【必見】資産3000万円未満でFIREしようとは思わない7つの理由

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

FIREを目指している人は多数いるようですが、目標としている資産は人それぞれのようです。

1億円以上の資産を必要としている人もいれば、7000万円でOKと考えている人もいます。

そして中には2000万円から3000万円程度の資産でFIREに踏み切る人もいます。

他人がいくらでFIREしようが勝手ですが、FIREするなら成功してもらいたいのが本音です。

ただ、そんな私でも資産2000万円、3000万円程度の少額FIREは懐疑的に見ざるを得ませんし、自分ではFIREしようとは思いません。

今回は少額FIREを選択しない理由を挙げていきます。

1.暴落が起きたら一発アウト

少額FIREしない理由1つ目は「暴落が起きたら一発アウト」だからです。

FIRE後の収入は投資資産の評価益がベースとなるはずです。

しかし、ベースを作るはずの投資資産は未来永劫まで安泰ではありません。

いつか必ず暴落が起こります。

下のグラフはmyINDEX様(https://myindex.jp/study/data/crisis.html)より参照させていただきました過去の暴落の歴史です。

過去には小さな暴落もありましたし、グラフ内で示されたような大型の暴落も何年かに一度発生しています。

見ていただければ分かるとおり2020年に発生したコロナショックなど可愛いものです。

下落幅は小さいし、回復までの時間が驚異的な短さでした。

これから起こる暴落はどれほどの規模になるか分かりませんが、暴落が発生すればFIRE生活が成立しなくなることは間違いありません。

2.週4以上バイトしたらフリーターと同じ

少額FIREしない理由2つ目は「週4以上バイトしたらフリーターと同じ」だからです。

FIREとは「経済的自立と早期リタイア」です。

バイトをしないと生活が成り立たないとしたら、それは経済的自立とは言えません。

確かに正社員を離れ、いざとなればすぐに辞められるアルバイトはメリットがあるかもしれません。

精神的なプレッシャーも正社員と比較すれば格段に小さくなります。

しかし、働きたくないはずなのに生活のために働かざるを得ないのだとしたら、何のためのFIREなのかさっぱり分かりません。

3.低支出の生活を長く続けざるを得ない

少額FIREしない理由3つ目は「低支出の生活を長く続けざるを得ない」からです。

FIREを達成する人たちは、基本的には支出を抑えて暮らすことに慣れているはずです。

しかし、FIRE達成後もずっと低支出に抑えなければならないとしたらどうでしょう。

時に旅行に行ったり、時に美味しいものを食べに行ったりといったちょっとした発散もできそうにありません。

4.将来に渡る好待遇を手放しただけ

少額FIREしない理由4つ目は「将来に渡る好待遇を手放しただけ」だからです。

他の人たちと比較して早く会社を辞めることは、実は不利になることが多いです。

例えば年金です。

年金はサラリーマンであれば厚生年金に加入しますが、会社を辞めれば国民年金のみになります。

65歳以降に受け取れる年金額は総じて厚生年金加入者の方が大きく、また長く働いた方が金額が多くなります。

よって、早く会社を辞めることは将来の年金を捨てたに等しい行為です。

また信用も無くなりますから、クレジットカードを作ったり、お金を借りたりするのにも苦労するでしょう。

5.転職すればよいだけ

少額FIREしない理由5つ目は「転職すればよいだけ」だからです。

FIREしたい理由の一つは「会社が嫌」だからではないでしょうか。

やはり仕事というのは決してラクではありません。

時にはつらいこともありますし、辞めたくなることもあるでしょう。

しかし、だからと言って安易にFIREを目指すのはいかがなものかと思っています。

仕事が嫌、人間関係が嫌といった理由はさまざまあると思いますが、早く会社を辞めてしまえば先述したとおり、実はサラリーマンのメリットを手放しただけにすぎません。

問題の解決策はFIREではなく「転職」で済む可能性があります。

まだ良い仕事に巡り合えていないだけかもしれませんし、会社を変えれば人間関係は改善する可能性はあります。

若いうちにFIREしてしまうのはもったいない気がします。

6.そもそも会社を辞めてもやることがない

少額FIREしない理由6つ目は「そもそも会社を辞めてもやることがない」からです。

FIREはゴールではなくスタートです。

自分のやりたいように生きるためにFIREという選択をしたわけです。

ですから「FIRE達成」と言われますが、何も成し遂げていません。

では、FIRE後に何をして暮らしていくのでしょうか?

少なくとも私には明確な何かが見つかっていません。

残りの人生のライフワークとすべきものと巡り合えていませんから、現在の好待遇を捨てる理由は何一つありません。

7.将来、家を買う予定がある

少額FIREしない理由7つ目は「将来、家を買う予定がある」からです。

2000万円、3000万円程度の資産でFIREする人たちに抱く最大の疑問は「将来の家はどうするつもりなのだろうか?」です。

現在は安い賃貸で暮らせているかもしれませんが、死ぬまでその物件に住める保証はありません。

老朽化や大家さんの判断で取り壊しになり、強制的に退去せざるを得ない可能性もあります。

実家を相続できる人も、築年数によっては実家が死ぬまで住めるとは限りません。

少額FIREには住宅購入のプランは全く組み込まれていないと言えるでしょう。

まとめ

以上『資産3000万円未満でFIREしようとは思わない7つの理由』でした。

いかがでしたか?

最後にまとめです。

資産3000万円未満でFIREしようとは思わない7つの理由

1.暴落が起きたら一発アウト
2.週4以上バイトしたらフリーターと同じ
3.低支出の生活を長く続けざるを得ない
4.将来に渡る好待遇を手放しただけ
5.転職すればよいだけ
6.そもそも会社を辞めてもやることがない
7.将来、家を買う予定がある

私は慎重派の人間なので「これなら極めて高い確率で大丈夫」と思えない限り、FIREに踏み切ることはしません。

おそらくFIRE後は旅行したりするので支出も増えると見込んでいます。

FIRE後にどのような暮らし方を何年続けるのかといった計算も含め、長期に渡ったプランニングが絶対に必要だと考えています。

「仕事が嫌」という感情のみで判断するのは避けるべきでしょう。

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FIREしたい人々へ向けて、実際に40代で引退した方からのアドバイスです。

元三菱サラリーマンはFIRE後も順調に資金を増やしていました。サイドFIRE志向だったのが大きいようです。

今回の記事でも登場した「FIRE:投資でセミリタイアする九条日記」の九条さんが大切なことを語ってくれました。