FIREに憧れ、今を犠牲にするのはNG。FPがお薦めする”最適解”とは?

FIREに憧れ、今を犠牲にするのはNG。FPがお薦めする"最適解"とは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

アメリカより「ビジネスインサイダー」のFIREに関する記事です。

最近、私個人として仕事のモチベーションが低下傾向にあり、FIREに関する記事を探す機会が増えています。

ただ、最近は一時のFIREムーブメントは落ち着いたからか、FIRE関連の記事はだいぶ減ったように感じます。

しかも今回は安易なFIREを推奨しない内容となっています。

この記事の筆者であるエリック・ロベルジュ氏はファイナンシャルプランナーらしいのですが、FIREについてどのような指摘をしているのでしょうか?

早速記事の中身を見ていきましょう。

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FIREの落とし穴

本記事ではFIREを推奨していないのですが、冒頭から早速問題点の指摘から入っています。

その指摘は「4%ルール」についてです。

筆者はFIREの基準として一般的に用いられる「4%ルール」には大きな欠陥があると指摘しています。

理由が3つ挙げられていますので、順に見ていきましょう。

1.4%ルールはあくまでも理論

まず一つ目は「4%ルールはあくまでも理論」であると指摘しています。

毎年4%のリターンが保証されているわけではないですよ、と。

楽観主義でしかないとバッサリ斬っています。

この点については、私も同意です。

今年に入ってからは株価はマイナスの一途を辿り、4月のトランプ関税で大幅下落となりました。

その後、持ち直しつつありますが、今後関税の影響で実体経済にどのような影響を与えたかで株価が反応しそうです。

というか、下落するのではないでしょうか。

私は基本的に悲観論者なので、しばらくの間は株価が低迷すると覚悟しています。

株価が低迷したら、4%ルールを信じた人はどう対応するのか見ものです。

2.4%ルールの信ぴょう性に異論が高まっている

二つ目は「4%ルールの信ぴょう性に異論が高まっている」ことです。

これに関しては私も異論を聞いてみたいのですが、これ以上のことが書かれていません。

「高まっている」という表現をしているため、以前より異論が増えたと聞こえます。

となると、昨今のインフレ傾向などが異論の原因なのでしょうか?

この辺りはもう少し丁寧な記述が欲しかったです。

3.4%ルールは本来は25年の想定

三つめは「4%ルールは本来は25年の想定」であることです。

改めて調べてみましたが、4%ルールの根拠になった調査結果は最長30年しか考慮されていないことが分かりました。

要するに、高齢になり仕事を引退した人が老後を30年乗り切れるかどうかが調査の目的だったのではないでしょうか。

これをFIRE(早期リタイア)にも求める場合、30年どころか40年ないし50年になる可能性があります。

そこまで長期に及ぶと成功率が低下しますよ、と指摘しているのでしょう。

とにかく投資という不確実なものに頼って生きるのは、はたしていかがなものかというのは多くの人が疑問に思うところではあると思います。

もう一つの指摘

そして、4%ルールに対する最大の指摘とも言えるコメントも書かれています。

また言うまでもなく、残りの人生を絶対に年間4万ドルで暮らしていきたいと思うだろうか?人生の目的や価値、望みが変わったらどうするのか?そして実際、それらは変わる。自分の性格は変わらないと思っていても、常に人は変化しているのだ。

やはり、4%ルールの中で、限られたお金で慎ましく死ぬまで暮らしていきたいと思うかどうかです。

私なら耐えられないかなと思います。

私の場合は早期リタイア後は、ゆっくり心と体を休め、そしてこれまで先送りしてきた旅行などを楽しみたいと計画しています。

あと、自分の変化に対する対応は柔軟にはできなくなるでしょう。

おそらくお金が関わってくることになるはずです。

あるいは、もっと別のことをやりたいとなったときに、キャリアを断絶したことが大きなネックになる可能性もあるでしょう。

FIRE後の人生は20年、30年、それ以上と続きます。

考え方が永遠に変わらない人間など存在しない点は要注意です。

“経済的な自立"よりも"経済力の形成"

では、筆者はFIREではなく何を推奨しているのでしょうか?

それは「経済力の形成」です。

少ない資産で慌ててFIREするのではなく、将来と現在に備えるべく大きな資産をつくることを推奨しています。

ポイントは以下のとおりです。

・所得の増加に重きを置く
・自分の価値観に従って、現在も将来もお金を使う
・一方で、価値のないものに対してお金は使わない
・自分自身や金融市場、事業、もっとも適切な手段に戦略的に投資する
・結局は「所得を増やす+支出を減らす+残りを投資に回す」

よくよく読んでみると、ごく一般的な資産形成の基本のようなことが挙げられています。

筆者のスタンスから考えるに「FIREを早まるな」と言いたかったのでしょう。

やりたいことがあれば、FIREを待ってからではなく、そのタイミングでお金を使ってやればいいじゃないかと。

お金と希望のバランスを取り、長期で見たときには早まった判断をしないいい、ということだと思いました。

まとめ

以上『FIREに憧れ、今を犠牲にするのはNG。FPがお薦めする"最適解"とは?』でした。

いかがでしたか?

実は私も当初は45歳で早期リタイアと思っていたものが、50歳、さらに55歳とどんどん先送りしています。

先送った結果、45歳当時に4000万円だった資産が50歳現在で6300万円まで増えました。

55歳まで働けば資産はもっと増えることになります。

私の場合、やりたいことを先送りしすぎましたが、資産が増えたことでリタイア後の安心は増しました。

どちらがよいのかは難しいですが、物事すべてバランスなのです。

私個人としても少なすぎる資産での早期リタイアはお薦めしがたいところではあります。

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