年収700万円・57歳の会社員、妻の差し出した通帳に絶句したワケ

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
久しぶりに煽り系メディア「幻冬舎ゴールドオンライン」の「The GOLD60」から老後資金に関する記事をご紹介します。
今回はタイトルのとおり、順調と思われた老後資金作りにまさかの展開が待っていたという話です。
個人的には面白かったので取り上げてみました。
それでは記事の中身を見ていきましょう。
定年目前、通帳を確認した夫が目にした「想定外の残高」
今回の主人公は松田さん(仮)。
57歳の会社員で、現在の年収は700万円です。
扶養内で働く奥さんの年収は100万円で、合計した世帯年収は800万円です。
さて本題ですが、この松田さん、この時期になって奥さんに通帳を見せてもらったところ300万円しか残っておらず、愕然としたという話です。
さっぱり意味が分かりません。
松田さん自身は「予想をはるかに下回る金額」に絶句したそうです。
それにしても、ここまで読んでも何が起きたかがさっぱり分かりません。
松田さん夫婦の間で何があったのでしょうか?
「信頼して任せていたつもり」が「無関心だった」
奥さんから出てきた言葉は「子どもの進学や車の買い替え、いろいろ出費が重なって、 私なりにやりくりしてきたつもりだけど、なかなか貯められなかった」でした。
松田さんは家計のことをずっと奥さんに任せてきました。
だから、この年齢になって初めて通帳を見て驚いたのでした。
今回の記事のタイトルには「堅実にやってきたはずなのに」と書かれていました。
「いやいや、全然堅実ではないでしょう」というのが私の感想です。
堅実な人が家計を奥さん任せにして、数十年も放置すると思いますか?
むしろ積極的に家計について話し合って、どうやって目標金額を貯めるかを常に確かめているはずでしょう。
松田さんは「妻が貯金してくれているはず」と思っていたそうですが、私からすれば意味不明です。
夫婦の家計管理における3つの注意点
今回の記事ではFPさんが夫婦の家計管理における注意点を3つ紹介してくれています。
「こういう夫婦は危ない」というものですから、自身が当てはまっていないかチェックしてみましょう。
1.家計の「見える化」ができていない
2.目標の共有がない
3.コミュニケーション不足
以上ですが、単純なことばかりです。
この手の記事を読むたびに私は不思議だと思ってしまいます。
なぜなら、会社員ならば3つとも当たり前に注意しているはずだからです。
会社で仕事をしていくならば、実績の見える化、目標の共有、コミュニケーションは当たり前にやるべきことのはずです。
それがなぜ家計になるとできないのでしょうか?
そもそも仕事でもできていないのだとしたら、それは単に「仕事ができない人」というだけの話です。
低能力の人なのであれば、それはやむなしです。
定年前に気づけたのは運がよかった
記事では「定年前に気づけたのはある意味ラッキーだった」と語っています。
確かに何も知らずに定年退職し、老後を迎えていたらもっと深刻な事態になっていたかもしれません。
退職金も1,500万円もらえる見込みだそうです。
これからは毎月の貯金額を決め、支出を見直し、iDeCoとNISAの積立投資も行うそうです。
実は、今回の記事のように夫婦どちらか一方が家計を把握していないことは意外とあるようです。
夫婦で財布を別々に管理し、一方が老後に向けて貯金してくれているだろうと思っていたら、どちらも貯金しておらず老後資金がない、なんてこともあるようです。
夫婦で老後に向けた家計管理を行うには、お互いの協力は不可欠です。
今回の記事のように、どちらか一方に任せきりというのは絶対に避けるべきでしょう。
まとめ
以上『年収700万円・57歳の会社員、妻の差し出した通帳に絶句したワケ』でした。
いかがでしたか?
全然堅実でない主人公に首を傾げざるを得ませんでした。
家計という重要事項を一方に任せきりにするなどあってはならないと思います。
老後は夫婦二人で迎えるのですから、お互いに協力し合って家計管理に努めていくべきです。
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