退職金2200万円で新NISA資産運用デビューしたらヤバいことになった話

退職金2200万円で新NISA資産運用デビューしたらヤバいことになった話

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「退職金で資産運用を始めよう!」と考える人は多いようですが、ちょっとした判断ミスが老後の安心を大きく揺るがすこともあります。

毎度おなじみ煽り系メディア「資産形成ゴールドオンライン」に、退職金で資産運用デビューした人の記事が出ておりました。

今回は、“退職金運用の落とし穴”を記事の元に、資産運用デビューで気をつけたいポイントをまとめました。

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今回のテーマは『【静かな退職】会社員は資産1億円で窓際FIREを目指すべき理由』です。 「静かな退職」と「窓際FIRE」はどちらも「会社に縛られず、自分らしく働きたい」という気持ちから生まれた考え方ですが、似ているようで本質はまったく違うと考えています。この動画を見ることで、両者の違いがはっきりわかり、「なぜ会社員は資産1億円を目標に窓際FIREを目指すべきなのか」が理解できるようになります。FIREを目指している人に、会社を辞めない選択肢をあることを知ってもらいたいです。
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順風満帆だった会社員人生からの転落のきっかけ

今回の記事の主役は山田さん(62歳)。

都内の中堅メーカーで60歳まで働き続け、退職金として手にしたのは約2200万円。

その後は契約社員として働きながらも、手取りは現役時代の半分程度、30万円にも満たない金額となりました。

現役時代と同じような生活はできず、今後は家のリフォームや車の買い替えを考えると心許ないと、お金に対する不安や焦りが生じていました。

そんな中、銀行の資産運用セミナーに参加し、「新NISA」を知ることになります。

セミナーで定年後の資産運用も大事であると知らされ、次のような心境に陥っていました。

「銀行に預けているだけではお金は増えない。物価高のなかではむしろ目減りしてしまう可能性が高い。定年後であっても資産運用は必須である――目からうろこでした」

奥さんにも新NISAの話をして、資産運用デビューするのでした。

「もっと、もっと」と膨らむ欲

山田さんが最初に買ったのは全世界株式のインデックスファンドで、100万円を投じました。

すると、世界的な株高の波に乗り、資産が順調に増えていくではありませんか。

山田さんはこの時の心境を次のように語っています。

「これまでしたくもない仕事をしてお金を稼いできたのに、投資なら寝ててもお金が増える。もう舞い上がってしまいました。自分に投資の才能があるかのように錯覚してしまったんです」

ネットで「億り人」たちの成功事例を知ると、「インデックスファンドだけでは物足りない」と感じるようになっていきました。

そして、個別株に手を出したのです。

すると、購入した銘柄は値上がりし、わずか1週間で数十万円の利益を確定させるに至りました。

そこで、残っていた退職金のほとんどをつぎ込み株式投資のほか、FXにも参入しました。

しかし、"ビギナーズラック"は長くは続きません。

次第に負けが込み始め、含み損に耐えきれず、損切りを繰り返す日々。

気づけば、2200万円あった退職金は、わずか500万円にまで目減りしていたのでした。

退職金で資産運用デビューする際の注意点

ここまでの話を見ると、「やっぱり投資は怖い」と思う人がいるかもしれません。

しかし、投資自体が悪いわけではなく、山田さんが“投資のやり方”を間違えたことが問題の本質です。

退職金で資産運用を始める際には、以下の点に気をつける必要があります。

1.投資の目的を明確にする

資産運用を始める前に、まずは「なぜ投資をするのか」、「いつまでに、いくらまで増やしたいのか」を具体的に考えるとよいでしょう。

例えば、「病気になったときのための医療費」など、具体的な目的を定めることが大切です。

老後の生活設計は、人それぞれ異なります。

必要な生活費や趣味に使うお金、万が一に備えるお金など、将来やりたいことや必要になるお金を具体的にイメージすることで、投資の方向性が定まります。

目的が明確であれば、目の前の利益に一喜一憂することなく、焦らずにじっくりと投資と向き合うことができます。

逆に目的や目標が曖昧だと、目の前の利益に飛びついてしまい、リスクの高い投資に手を出してしまう危険性が高まります。

山田さんは「リフォームや車の買い替え」と言っておきながら、ビギナーズラックをきっかけに資産を増やすことが目的になってしまいました。

そして、投資が上手くいかなくなり、取り返そうとしてさらに損失を膨らませるという典型的な負け方をしてしまいました。

2.生活防衛資金は確保する

退職金はまとまった金額が入るため、「一気に投資して効率よく増やしたい」という気持ちが強くなります。

しかし、大金を一度に投資すると、市場の変動リスクをまともに受けてしまいます。

山田さんは、退職金の大半に手をつけてしまい、取り返しのつかないことになってしまいました。

資産運用に回すお金は、生活に必要なお金とは別に確保した「余剰資金」で行うのが鉄則です。

万が一、投資で損失が出ても生活が困らないように、生活費の半年分〜2年分程度の現金を、すぐに引き出せる普通預金などに置いておくとよいのではないでしょうか。

退職金すべてを投資に回してしまうと、急な病気やケガ、家の修繕などでお金が必要になったときに困ってしまいます。

3.投資は「長期・分散・積立」が基本

退職金でありがちな失敗は、「短期間で大きく増やそう」としてしまうことです。

しかし、資産運用は本来、コツコツと時間をかけて増やすもの。

株式だけでなく、債券や投資信託、不動産など複数の資産に分散し、長期的に積み立てるスタイルこそ、リスクを抑えながら安定して資産を育てる唯一の方法です。

特に新NISAを活用する場合は、非課税のメリットを長期間享受できる「成長投資枠」や「つみたて投資枠」をバランスよく利用することが有効です。

これらのポイントを押さえることで、退職金という大切な資金を守りながら、安心できる形で資産運用を始めることができます。

まとめ

以上『退職金2200万円で新NISA資産運用デビューしたらヤバいことになった話』でした。

いかがでしたか?

退職金2200万円を新NISAで運用しようとして大きな損失を出した事例は、「退職金で資産運用デビューするなら慎重に」という大切な教訓を与えてくれました。

投資は短期で増やすギャンブルではなく、長期でじっくり育てるものです。

大切なのは、「長期・分散・積立」という王道の考え方に倣うことでしょう。

そして、投資デビューなら「リスクの高い投資には手を出さない」ということ、

何より「焦らない」ことが重要です。

退職金を守りながら、安心できる老後のための資産運用を心がけていきましょう。

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