【知っておくべき】5000万円を貯めた人が陥る資産形成の罠7選
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
多くの方にとって、資産が増えることは良いことばかりだと信じられています。
私も47歳で資産5000万円を達成し、一定の満足感は得られました。
しかし、その過程や達成後に、資産形成が良い方向にばかり進むわけではないと気づいたのです。
今回ご紹介するのは、これから5000万円以上の資産を築こうと励んでいるすべての人に知ってほしい、「多額の資産を貯めた人が陥りがちな7つの罠」です。
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1. お金の不安を完全には払拭できない
資産5000万円は精神的なゆとりをもたらしますが、完全な安心感は得られません。
「もっとあったほうが良いのでは？」という思考が常に頭をよぎり、5000万円あっても「次は1億円？」と目標がエスカレートします。
この思考に陥ると、資産があるにもかかわらず幸福感を得られず、次なる罠へ進んでしまいます。
2. お金を使えなくなる
「まだ足りない」という心理に加え、「せっかく貯めた資産を減らしたくない」という感情が芽生えます。
5000万円は「準富裕層」と呼ばれる層への境界線であり、「死守したい」という意識が働きます。
本来、お金は使ってこそ価値があるにもかかわらず、その本質を見失ってしまうのです。
3. 今を疎かにする
お金の不安が拭えず、お金を使えなくなると、今やりたいことまで先送りしてしまいます。
資産を増やす過程で我慢し先送りしたことを、達成後も続けてしまうのです。
今が一番若く、時間は有限です。
「老後」まで先送りしては、体力や機会を失う可能性があります。
お金以上に「今という時間」が大切であることを忘れてしまいます。
4. 資産額＝人の価値になってしまう
資産額が上位10%に入ると、優越感から「お金がたくさんあったほうが偉い」という錯覚に陥りやすくなります。
あたかも資産額がその人自身の価値だと勘違いしてしまうのです。
私たちは資産を増やす競争をしているわけではありません。
必要な額は人によって異なり、どんな経験を積んできたかこそが、人間としての価値を高めます。
5. 欲の低下と勤労意欲の減退
ゴール（目標設定額）が近づくと、「より上を目指そう」という成長意欲や野心が薄れてきます。長く続く資産形成の過程で、欲望に蓋をしてしまうためです。
また、会社への依存度が下がり、「早く辞めたい」という早期リタイア志向が強すぎると、働くこと自体が苦痛になり、成長どころか勤労意欲そのものが低下してしまいます。
6. 結局変わらない労働依存
資産収入が給与を上回る月があっても、年金受給開始までの期間を考えると、5000万円でフルFIREに踏み切れる人は少数です。
株価の大幅下落などのリスクを考えると、労働収入を完全に手放すのは難しく、多少心理状態に変化があっても、結局は働き続けることになります。
7. 資産形成の目的を忘れる
「何のためにお金を貯めているのか」「人生に必要な金額はいくらか」という問いに、すぐに答えられない人もいます。
当初の目的を忘れ、「資産を増やすゲーム」として、どこまで増やせるかに焦点を移してしまうのです。
本来、目標額を達成すればそれ以上は不要なはずですが、目的を忘れ、増やすこと自体が目的になってしまいます。
資産形成と人生で大切なこと
資産を保有する人が死ぬ間際に最も後悔するのは、「もっと自分のために生きればよかった」という点です。これは、お金を持て余したことを指していると考えられます。
資産が多いことは努力の結晶ですが、お金はあくまで何かを手に入れるための道具です。
道具を集めることに終始し、使わない人生に価値はありません。
大切なのは、「お金を使うことと貯めることのバランス」です。
貯めることに偏りすぎると、目標達成時には体力が衰え、お金を使えない本末転倒な事態に陥ります。
お金の使いすぎは将来不安を招きますが、使わなすぎは人生を乏しいものにすることを、あらためて心に留めておきましょう。
Youtube動画
今回の内容をまとめた動画はこちらです。
動画でもぜひ内容を把握してみてください。
まとめ
以上『【知っておくべき】5000万円を貯めた人が陥る資産形成の罠7選』でした。
いかがでしたか？
最後にまとめです。
1.お金の不安を完全には払拭できない
2.お金を使えなくなる
3.今を疎かにする
4.資産額＝人の価値になってしまう
5.欲の低下
6.結局変わらない労働依存
7.資産形成の目的を忘れる
今年一年、大変お世話になりました。
皆様にとって来年がより良い一年となりますように。
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