金融資産2000万円の男性が老後資金の焦りから招いた最悪の末路
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
あなたは老後資金の確保に向けて資産形成は順調に進んでいますか?
中には目標を2000万円と設定して、すでに達成している人も多いかもしれません。
しかし、2000万円を達成したからといって、安心して老後を迎えられるわけでもありません。
今回は珍しく「日刊SPA!」から、2000万円貯めたにも関わらず、絶望に陥ってしまった事例をご紹介します。
2000万円あれば安心だと思っていた
今回の記事は、あるFPさんの書いた記事です。
記事の主役は、FPさんを訪れた相談者ということになります。
この男性は普通の会社員で、もうすぐ定年。
これまでの貯蓄とご両親からの相続で、金融資産は2000万円ほどでした。
ちなみに、「家計の金融行動の世論調査」の最新版である2025年結果によると、60代のデータは以下のとおりとなります。
| 単身世帯 割合(%) | 二人以上世帯 割合(%) | |
| 金融資産非保有 | 30.4 | 12.8 |
| 100万円未満 | 9.1 | 4.7 |
| 100~200万円未満 | 4.3 | 3.9 |
| 200~300万円未満 | 2.4 | 3.0 |
| 300~400万円未満 | 4.5 | 2.8 |
| 400~500万円未満 | 3.1 | 1.8 |
| 500~700万円未満 | 6.0 | 6.2 |
| 700~1000万円未満 | 4.8 | 6.3 |
| 1000~1500万円未満 | 8.1 | 8.9 |
| 1500~2000万円未満 | 4.1 | 8.0 |
| 2000~3000万円未満 | 5.5 | 27.2 |
| 3000万円以上 | 15.6 | 20.0 |
| 無回答 | 2.2 | 2.0 |
| 平均 | 1364万円 | 2683万円 |
| 中央値 | 300万円 | 1400万円 |
二人以上世帯の平均が2683万円、中央値が1400万円となっています。
前年は平均2033万円、中央値650万円でしたので、大きく様変わりする結果となりました。
今回は資産の多い層が集計対象に多く含まれていたのか、これが世間の実態なのかは来年のデータを見る必要がありそうです。
どちらにせよ、2000万円を保有していれば上位に含まれるのは間違いありません。
増やそうとした瞬間、すべてが狂い始めた
しかし、この人は「まだ足りないのでは」と感じていたようです。
そこで手を出したのが「投資」でした。
ただし、投資と言っても会社の同僚に薦められたのは、仮想通貨、海外株、レバレッジ取引とハイリスクなものばかりでした。
最初は100万円からスタートし、幸か不幸かプラスになりました。
人間は欲深いもので、増えるのであれば投資額を増やしたくなるものです。
気づけば投資額は800万円を超えていました。
しかし、状況は一変します。
今度は資産が減少し始め、ついに含み損を抱えるまでに至りました。
ここで、男性はさらに追加投資をする判断をしました。
保有していた2000万円はすべて投資し、保険を解約し、さらに借入までおこなったのです。
ただ、残念ながら取り返すことはできず、残ったのは借金だけだったのでした。
感情で投資をすると失敗する
何よりこの男性がつらかったのは、2000万円を失ったこと以上に家族の信頼を失ったことでした。
失敗の最大の原因は、記事の中でのFPさんの分析では「感情による投資」だとしています。
「増やしたい、取り返したい」という気持ちが判断を曇らせるのだ、と。
これは投資詐欺で騙される人にも似たところがあると思います。
資産を増やしたいと思っていなければ、よく分からない投資に手を出そうとは思わないはずです。
しかし、欲に負け、お金を出してしまうのです。
また、知識不足も否めません。
なぜ、最初に手を出す投資がハイリスクな投資なのかが疑問です。
知識があれば、防ぐことができたはずです。
この記事から学ぶこと
今回の記事から、私たちは何を学べばよいのでしょうか?
個人的には、やはり投資は「知識」が最低限度必要だということでした。
もし、最初の接点を持った人が積立投資を教えていたら、また違う結果になっていたかもしれません。
そして、その「積立投資の優秀さ」です。
積立投資の最大のポイントは「感情に流されない」ことです。
設定だけやってしまえば、あとは自動的に投資でき、ほったらかしでもOKです。
メンタルが弱く、狼狽売りしてしまいそうだという人なら、あえてiDeCoを利用するのも手でしょう。
いずれにせよ、初心者がいきなり仮想通貨などに手を出すのはいかがなものかと思います。
あとは「家族の理解」も重要です。
家族がいる場合は、ちゃんと話しておかないと、今回のような結果に陥るのです。
まとめ
以上『金融資産2000万円の男性が老後資金の焦りから招いた最悪の末路』でした。
いかがでしたか?
「2000万円あっても足りない」という焦りは、誰の心にも潜む魔物です。
しかし、その不安を「欲」で解決しようとした時、取り返しのつかない破滅が始まります。
投資で最も大切なのは、高い利回りではなく、感情に左右されない「仕組み」と正しい「知識」です。
まずは少額の積立投資から、家族と歩幅を合わせて歩んでいきましょう。
あなたの守るべきものは、口座の数字ではなく、家族との平穏な暮らしのはずです。
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