「60〜80代の仕事」でいくら稼げるか?長い老後の「それぞれの現実」
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
今回も好評連載中(?)の書籍『ほんとうの定年後』を元にした記事です。
すでに日本は「小さな仕事」で働き続ける高齢者が増加傾向にあります。
今回は高齢者がどれくらい稼いでいるのかの実態を探った記事となっております。
「定年後の仕事」が日本社会を支える
普段何気なく生活をしていて、年齢が高めの人が接客サービスの仕事しているのを目にする機会が増えている印象はありますか?
私はあります。
コンビニやスーパーのレジは当然なのですが、私が個人的に感じたのはディズニーランドのキャストです。
東京に出てきて以来、たびたびディズニーランド・ディズニーシーに訪れていますが、以前と比較して近年のパークには年配のキャストが増加したような気がしています。
実際に増加したかどうかについては分かりません。
あくまで感覚的な話なのですが、ある時にふと思いました。
「こんなに年配のキャストっていたかな?」と。
そう感じたのがいつだったかは忘れたのですが、パークに遊びに行ったとき本当にそう感じたのです。
ここまで人手不足が及んでいるのか?と思ったような記憶があります。
他にも会社のビルのトイレ清掃や警備員、通勤時に前を通るマンションの管理人ぽい人とか、高齢の方が働いているのを目にします。
直近のデータによると、70歳男性就業率は45.7%。
ほぼ2人に1人は働いている計算です。
つまり今の日本は老後も働き続けることが当たり前になりつつあるのです。
高齢労働者の収入の実態とは?
では、高齢労働者たちは一体どれだけの収入を得ているのでしょうか?
これから老後を迎える人たちにとって、そして老後も働き続けなければならないと考えている人たちにとっては気になるデータでしょう。
データから定年後の就業者の収入の実態を探っていくと、「年収300万円以下が大半」である。60〜70代の上位を見ると300〜700万円、下位は30〜90万円程度となっている。
60代以降になると徐々に収入は減少していくことになる人が大半を占めます。
サラリーマンはその傾向が顕著です。
50代以降になれば役職定年となり、60歳以降は再雇用という形で会社に残るものの年収はさらに減少。
今後企業が70歳までの雇用を義務付けられるかは分かりませんが、少なくとも60歳以降も高い年収を維持できる人はほんの一握りと思っておいて間違いありません。
早めの「定年準備」が重要
では、老後も働き続ける想定ならば、私たちはどのように備えるべきでしょうか?
特にサラリーマンで言うと、キャリアの転機が訪れますから、それまでにいかに自分の今後の身の振り方を考えておくかではないでしょうか。
サラリーマンの大きなキャリアの転機とは「役職定年」です。
いつまでも役職に就き続けられる人はほんの一握り。
大半は役職を降りることになります。
その後は現場での働き方を求められるわけです。
だとすれば、マネジメントスキルより現場で必要となるスキルを学んでおく必要があるでしょう。
最近では「リスキリング」という言葉が登場してきましたが、まさにそれ。
特にデジタルに対応できるかは分水嶺となるかもしれません。
そして何と言っても「定年」です。
定年後に再雇用で同じ会社で働き続けるか、フリーランスとして仕事をもらうか、全く別の働き方を選ぶか。
自分に選択できる選択肢は何があるのか、いつまで働きつづけたいのか、自分に何ができるのか。
早くから再勉強をしておくことはおすすめしておきます。
まとめ
以上『「60〜80代の仕事」でいくら稼げるか?長い老後の「それぞれの現実」』でした。
いかがでしたか?
高齢労働は今後当たり前のことになっていくでしょう。
収入は少ないですが、お金の不安を払拭するには月10万円も稼げれば十分です。
働き続けたいと思っているのであれば、スキル面・健康面の備えをしておくべきです。
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