あっという間に借金300万。現役時代は小金持ちだった老夫婦の「あり得ない誤算」

あっという間に借金300万。現役時代は小金持ちだった老夫婦の「あり得ない誤算」

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「FORZA STYLE」なる見慣れないメディアに掲載されていた老後資金に関する記事です。

老後資金を周到に貯めたとしても安心できないという事例です。

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老後のプランを狂わせた義両親の存在

今回の記事の大枠はこちら。

「義両親は現役だった頃は羽振りがよかったので、金銭的にお世話になっていたんですが……。定年後、あっという間に退職金を使い果たして、私たち夫婦に金銭を要求するようになったんです」

そう話すのは山下陽子さん(仮名)。

山下さんの夫の両親が大きな問題になった事例です。

背景はこちら。

「夫の両親は共働き。義母は看護師、義父は県内企業の部長まで上りつめて定年したんです。夫婦ともに稼ぎはよかったので、私たちの結婚式費用を負担してくれたり、子どもが生まれてからは洋服やおもちゃのプレゼント、習い事費を出してくれたりしていました。義両親は仕事が忙しかったので、孫の世話を見てもらうというよりはお金の援助をしてもらってました。当時はとても助かりましたけどね」

どうも元々羽振りの良かったため、仕事を引退して年金暮らしになって以降も現役時代と変わらぬお金の使い方だったことが問題を引き起こしたようです。

「退職金を貰ったあとは大丈夫かな?って心配するほどでした。退職した後すぐにヨーロッパとアメリカ旅行、国内の温泉巡り、私と義弟の嫁にハイブランドのバックをプレゼントしてくれたり、弟夫婦が車の買い換え時期だったので軽自動車を一括で買ったり。私たちには新しいダイニングテーブルと洗濯機を買ってくれました」

なかなかのお金の使い方をしているようで。

倹約生活に染まった私には考えられないようなお金の使い方。

ある意味、羨ましいです。

夫の弟の借金問題が発覚

しかし問題はこれだけで終わりませんでした。

なんと夫の弟に借金があることが分かったのです。

「義両親が65歳を迎えた頃、義弟の借金が発覚したんです。理由はカードローン。生活が回らないときに借り入れしていたみたいで、その額はなんと300万円だったらしいです。借金が発覚して、奥さんが激怒して義両親に告げ口したんですよ。そこまではいいんです。その借金、誰が払ったと思います?義父が払ったみたいで、私たち夫婦は開いた口が塞がりませんでした」

なぜ夫の弟に300万円もの借金があったのでしょうか?

どうも母親譲りの浪費癖が垣間見えます。

「夫の弟は浪費家です。仕事の付き合いと称しての飲み会や会食、ゴルフなど趣味に使うお金が多かったんです。普通の会社員の給料でよく行けるなと思っていたんですけど、隠れて借金していたようですね……この金銭感覚は義母に似ているなと感じていました。借金発覚後、嫁が離婚すると激怒したので義父に土下座してお金を立て替えてもらったみたいです。全額義父が払ったようなもんですよ。そこから義両親の老後は大丈夫かなと不安を感じ始めたんです」

親が子どもへ援助する話はたまに聞きますが、自身の老後を考えたら考え物です。

そして山下さんの不安は的中します。

義母からお金の援助を頼まれる日々

どうも義父はどちらかというと倹約家でお金のかからない人らしいのですが、問題は義母のほう。

見栄っ張りで浪費家の性格らしく、家でじっとできるタイプではないため、外出をして趣味の時間を楽しんでいたようです。

そして、派手な生活を続けていた結果、とうとうお金が底を突きたのでしょう。

山下さん宛にお金の援助の依頼が来たのです。

電話の内容は「クーラーを買い換えようと思っているんだけど、思ったより値段が高いから10万円ほど出してくれないか」という相談だったようだ。

10万円ならと援助した数か月後、さらに援助の相談がありました。

「次は、2万円貸してほしいと電話が来たんです。毎回、お金の催促は実家へ行ったときではなく電話。直接言いづらいんだと思います。理由は電気・ガス・ガソリンや物価高の高騰のとかでちょっと生活が苦しくなっていると言ってました。エアコンの件もあったし、2万の援助は腑に落ちませんでしたが、夫は『2万くらいならいいじゃないか』と言うのでしぶしぶ渡しました。それが徐々に当たり前になってきて毎月2万円ずつ送金するようになっていたんです」

山下さんは結局受け入れたそうですが、毎月2万円はなかなかの負担だと思います。

1年後には援助額を月4万円に増額してほしいとの依頼がありました。

むしろ支援の打ち切りを申し出た山下さんに対し義母が逆ギレ。

以後連絡は取りあっていないとのことです。

家族の存在が老後資金対策のリスクになることがある

これは本当に怖いですよね。

自分がどんなに老後対策をおこなおうとしても、親からお金を無心されてはひとたまりもありません。

しかも山下さんの場合は実の両親ではなく義両親です。

自分の親ならどういうタイプか分かるでしょうが、義両親は分かるはずもありません。

さらに、夫の弟の事例を思い起こせば、自分の子どもが借金を抱えたらどうしますか?

心を鬼にして無視できますか?

単純に借金なら本人に責任があるでしょうから無視できるかもしれませんが、例えば大病にかかったとかならどうでしょう。

さすがに無視できないのではないでしょうか。

老後資金対策は長い時間をかけておこないますから、予想だにしないことも起こることがあります。

自身の老後対策はもちろんですが、家族の様子は十分チェックしておいたほうがよいのではないでしょうか。

まとめ

以上『あっという間に借金300万。現役時代は小金持ちだった老夫婦の「あり得ない誤算」』でした。

いかがでしたか?

身内にお金を持っていかれるとは予想もしない出来事だったはずです。

自身の対策が万全でも、老後の準備は上手くいかない可能性があることは知っておくべきでしょう。

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