【資産形成の罠】資産7000万円を貯めた引き換えに失ったもの7選

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
私は早期リタイアを実現するために、長年徹底した支出削減と投資に励んできました。
その結果、金融資産7000万円という目標を達成して金銭面においては多少の精神的な余裕を得ました。
しかしその一方で、合理性を追求しすぎた代償として失ったものも多いと感じています。
将来のために今を犠牲にしすぎる生活は、結果として人生の質や人間関係に深刻な弊害をもたらします。
そこで今回は、金融資産7000万円達成と引き換えに失ったと考えるものを7つご紹介します。
日々資産形成に励んでいる方や、お金を使うのがもったいないと感じている方はぜひ参考にしてください。
1.今を楽しむ心
金融資産7000万円を貯めた引き換えに失ったもの1つ目は「今を楽しむ心」です。
将来のお金の不安を解消すべく目標となる資産額を達成したいという想いが強すぎると、次第にお金を使えなくなります。
何かを購入したり体験したりする際にも、ここでお金を使うなら投資に回したほうがよいのではないかと考えてしまう人は多いのではないでしょうか。
確かに将来に備えることは非常に重要なことですが、私は気づけば常に将来のことばかりを考え、今を楽しむ余裕がなくなっていました。
最近は将来への備えの一つとしてこのYouTubeチャンネルの運営を始めたのですが、休みの日は今後のための動画制作が最優先事項となり、お出かけする心の余裕すらありません。
資産形成の合理性を追求しすぎて、目の前の楽しみを後回しにすることが習慣化してしまいました。
節約と投資に心血を注ぐあまり、今の生活を豊かにするための感性が失われてしまったのです。
2.自己投資の意欲
金融資産7000万円を貯めた引き換えに失ったもの2つ目は「自己投資の意欲」です。
若い頃は、仕事で成長したいという意欲もあり、セミナーに参加したり、本を買って勉強したり、積極的に自己投資に励んでいました。
しかし、資産が増加して早期リタイアが現実味を帯びるにつれて、仕事に対するモチベーションが低下していきました。
本来であれば仕事の収入があってこその資産形成のはずですが、目標金額に近づくほど仕事に身が入らなくなりました。
それゆえに、仕事の知識やスキルを成長させようという意欲も消えていきました。
お金を貯めること自体が目的となり、自分自身の価値を高めるための支出を無駄だと判断するようになった結果、プロフェッショナルとしての成長が止まってしまったのです。
資産額が増えて精神的な余裕は得られましたが、自己研鑽を通じて得られる達成感や向上心は失われてしまいました。
3.好奇心
金融資産7000万円を貯めた引き換えに失ったもの3つ目は「好奇心」です。
資産形成に励む過程で、私は気づけば自分の欲求に蓋をしていましたような気がします。
支出を最小限に抑えることを優先し続けた結果、毎日同じようなルーティンの生活を繰り返すようになり、人生がマンネリ化しました。
無駄な支出に細心の注意を払うあまり、お金を使う範囲が極端に限定され、新しい物事や体験に対して興味が湧かなくなりました。
未知の世界に触れるには多少の費用がかかるものですが、そのコストを惜しむ姿勢が、新しい知識や刺激を取り入れる機会を奪っていきました。
行き過ぎた無駄の排除は、あらゆる意欲や欲の低下を招き、人間としての深みや価値に疑問を抱かざるを得ない状況にまで陥りました。
資産を積み上げることと引き換えに、心を躍らせるような探究心を失ってしまったのです。
4.行動力
金融資産7000万円を貯めた引き換えに失ったもの4つ目は「行動力」です。
資産形成において最大の敵は、計画にない無駄な支出です。
一般的に支出は外出時に発生することが多いため、外に出る機会を減らせば、お金を消費する可能性も必然的に低下します。
私はもともと出不精な性格でもありましたが、資産形成を本格化させて以降は、意識的に外出する回数がさらに減少しました。
最近はインターネットやスマートフォンの普及により、自宅に居ながらショッピングを楽しむことも容易になっています。
しかし、私はネットショッピングもほとんど利用しないため、家にいれば支出が全く発生しない生活を送ることができます。
その結果として着実に資産を築くことはできましたが、行動範囲が極端に狭まり、常に同じ景色ばかりを眺めるような変化のない毎日となってしまいました。
新しい場所へ足を運ぶ積極性を失い、平穏ではあるものの刺激のない生活が定着しました。
5.周囲に対する共感力
金融資産7000万円を貯めた引き換えに失ったもの5つ目は「周囲に対する共感力」です。
資産形成において、お金を使わないことは鉄則ですが、会社勤めをしていると周囲には仕事終わりに居酒屋へ足を運ぶ人が多く存在します。
会社の同僚たちは「お金がない」と口にしながらも、会話の内容はお金を使っている話ばかりです。
時には「貯金など全くしない」という発言を聞くこともあり、私とは金銭感覚が根本から異なるため、周囲との付き合いは自然と少なくなっていきました。
私はお金の無駄遣いを徹底的に回避すべく、飲み会には一切参加せず、誰よりも早く帰宅して動画制作に励む日々を送っています。
かつては理解できたはずの他人の楽しみや価値観が、今では非合理的なものにしか見えなくなりました。
資産を築く過程で自分の殻に閉じこもり、他者の考えに寄り添う心の余裕や共感する力を失ってしまったと感じています。
6.人生の思い出
金融資産7000万円を貯めた引き換えに失ったもの6つ目は「人生の思い出」です。
これまでにお伝えした通り、私は資産形成の過程で好奇心や行動力を失ってしまいました。
もともと出不精で人付き合いも避けてきた結果、気づけば人生の中で思い出らしい出来事を作ることもないまま50歳を過ぎていました。
特に40代後半はコロナ禍の影響もあり、外出を自粛して自宅に引きこもる生活が常態化しました。
その結果、私の40代後半の記憶には語るべき内容が何も残っていません。
それゆえに、書籍『DIE WITH ZERO』の内容は非常に衝撃的でした。
人生で一番大切な仕事として紹介されていた「思い出作り」を、私は長年怠ってきたからです。
過去を振り返っても何も思い出せない自分に大きなショックを受け、それ以来、失われた時間を取り戻すべく思い出を作るために奔走し始めています。
資産は増えましたが、人生を彩る経験の蓄積を疎かにしていたのでした。
7.時間
金融資産7000万円を貯めた引き換えに失ったもの7つ目は「時間」です。
時間の重要性は、改めて語るまでもなく多くの方が理解していることと思います。
それでも、あえて最後にこの項目を挙げました。私は長い年月をかけて資産を積み上げ、51歳にしてようやく7000万円という目標に辿り着きました。
しかし、この資産を築く過程で膨大な時間を費やしてしまいました。
失った時間は二度と戻ってきません。
この文章を作成している間にも、時間は人生の終着点に向かって休むことなく過ぎ去っていきます。
50歳を過ぎ、人生の半分を確実に終えたことを自覚した今、残された時間の少なさを強烈に意識し始めました。
資産形成に没頭するあまり、二度と手に入らない貴重な若さや月日を対価として差し出していたのです。
私よりも若い世代の方々には、将来の安心と引き換えに今という時間を失いすぎるような、同じ後悔をしてほしくありません。
何のための資産形成?
そもそも、あなたは何のために資産形成をしているのでしょうか?
本来、資産形成は何らかの目的を達成するために行うはずですが、いつの間にかお金を貯めること自体が目的になってしまう場合があります。
私もまさに、そんな「資産形成の罠」に嵌まった一人です。
若い頃は、節約や投資の成果によって通帳の数字が増えていくことが純粋にうれしく、それが日々の生きがいのように感じられました。
しかし、数字を追うことに没頭しすぎるあまり、そのお金を使って本来は何を実現したかったのかという根本的な問いをいつの間にか忘れていました。
資産額という目に見える指標に執着するあまり、その過程で削り取られる人生の質に無頓着になっていたのです。
お金は人生を豊かにするための道具であり、それ自体がゴールではありません。
貯めることが目的化した瞬間に、私たちは大切なものを見失い始めるのです。
資産形成と人生で大切なこと
資産形成において何よりも大切なことは、何事もバランスが肝心であるという視点を持つことです。
この年齢に達し、7000万円という資産を築いた今、私はその事実を強く認識しています。
人生においてお金が極めて重要であることは十分に承知しています。
生活の基盤を支える大半の事柄には費用が必要であり、資金の有無によって人生の選択肢が大きく変わる可能性さえあります。
それでも、人生を構成する要素はお金だけではありません。
良好な人間関係を筆頭に、人生を豊かにする要素は多岐にわたるはずです。
私はこれからの残りの人生で、資産形成の過程で失ってしまったものを取り戻す決意をしています。
現実問題として、過ぎ去った時間や機会を完全に取り戻すことは不可能でしょう。
しかし、少しでもそれらを補い、残りの人生に彩りを添えることができればと考えています。
まとめ
以上『【資産形成の罠】資産7000万円を貯めた引き換えに失ったもの7選』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.今を楽しむ心
2.自己投資の意欲
3.好奇心
4.行動力
5.周囲に対する共感力
6.人生の思い出
7.時間
資産7000万円という目標を達成する過程で、私は多くの大切な要素を後回しにしてきました。
将来の安心や早期リタイアを優先しすぎた結果、今を楽しむ心や人生の思い出、そして二度と戻らない時間を失った事実は否定できません。
お金は選択肢を広げるための手段であり、人生の目的そのものではありません。
資産形成に励む皆様は、将来への備えと現在の充実を両立させるための支出を、意識的に生活に取り入れてください。
以下関連記事です。
長期保有が前提のNISA制度なのに、今年も「新NISA損切り民」が大量発生したらしいです。
金融資産5000万円達成から4年が経過したので、私の身に生じた変化をまとめました。
リアル準富裕層がどのようなことから「別世界」を感じたのか、いろいろとご紹介しています。









