定期預金は意味がない?定期預金の3つのメリットと2つのデメリット
僕の現在の資産運用の柱の1つは、定期預金になっています。
株式投資、投資信託、FX、不動産投資などは一切行っていません。
僕からすれば、老後の資産運用に最適だと思っています。
それなのに、あまり注目されていないような気がします。
むしろ、投資しろ、投資しろという流れ。
その流れに抗うかのごとく、今回は定期預金について考えてみます。
定期預金とは?普通預金との違いは?
そもそも定期預金とは、どのような商品なのでしょうか?
定期預金とは、銀行などであらかじめ預け入れ期間が定められ、その期間が満了するまでは原則として払い戻しができない預金のことを言います。
定期預金に対する商品は、普通預金と呼ばれます。
普通預金とは、自由に預け入れ、払い戻しができる預金です。
定期預金の普通預金との違いは、まず1つめは預け入れ期間をあらかじめ決めるという点。
預入期間は、最短で1ヶ月。
他には、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、中には最長で10年を設定している銀行もあります。
原則途中解約はできないので、余裕のある資金を預け入れるのが得策です。
定期預金のメリットその1 普通預金より金利が高い
なんといっても一番のメリットは、金利です。
そもそも日本のトップの銀行である、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行は一体どのくらいの預金の金利なのでしょうか?
まず、2018年11月現在の普通預金の金利は以下のとおりです。
三菱UFJ銀行・・・0.001%
三井住友銀行・・・0.001%
みずほ銀行・・・0.001%
低い。。
改めて見ると、ひどい低さに気づかされます。
これが定期預金になると、どのくらいの金利になるのでしょうか?
定期預金の金利はこちら。
三菱UFJ銀行・・・0.01%
三井住友銀行・・・0.01%
みずほ銀行・・・0.01%
そろいもそろって0.01%です。
一応10倍にはなっており、普通預金に比べれば、はるかに高い金利となっています。
ただ、100万円を1年預けても、利息はたったの100円。
しかも税金が20%差し引かれたら80円。
やっぱりひどい。。
しかし!
実は、特にネット系の銀行だと、ときどきキャンペーンが行われ、金利がさらに高くなることがあります。
まずは、僕が普段利用している住信SBIネット銀行。
普段の定期預金の金利は、0.02%です。
正直メガバングとさほど変わりません。
しかし、時々キャンペーンが行われ、金利が0.2%になっていることがあります。
今年はキャンペーンがすでに終わってしまいました。
僕個人としては、次回を待ちたいと思います。
あおぞら銀行は、前身が日本債券信用銀行で、2001年に現在の名前に変わっています。
あおぞら銀行でもときどき定期預金の金利が高くなるキャンペーンが行われています。
2018年11月時点で、1年で0.25%になるキャンペーンを実施中です。
次に、SBJ銀行。
新韓銀行から事業譲渡を受けて営業を開始した日本の銀行です。
正直、僕は知りませんでした。。
2018年11月現在、新規のお客様限定でキャンペーンが行われています。
2年で0.45%、1年で0.4%の金利になっています。
僕が今回調べた中では最も高い金利でした。
ネットで各銀行を調べれば、まだまだ他にも高い金利の銀行はあるかもしれません。
定期預金のメリットその2 元本が保証されている
僕が株式投資に躊躇している理由は、何と言っても資産が減る可能性があることです。
元本割れリスクがある以上、その値動きがものすごく心配になる。
となると、仕事が手につかなくなってしまうのです。
株価が気になって気になって仕方がなくなってしまうので、自分には投資が向いていないと考えています。
元本が保証されていれば、値動きなど全く気にする必要がありません。
僕のように、投資にストレスを感じてしまう人には向いている商品と言えます。
定期預金のメリットその3 ネット銀行ならいつでも簡単に手続きできる
株式投資を行っていると、何に悩むかというと、買うタイミングです。
やはり株価の安いタイミングで買いたい。
しかし、定期預金であれば、その銀行に口座が開設されていれば、いつでも簡単に資金を動かして、預け入れを始めることができます。
株式投資のように、平日の決まった時間内で取引されるものではありませんから、仕事中に手続きする必要もありません。
また、銀行の窓口に出向く必要もありません。
ただし、上記したように、キャンペーン期間で特別な金利の場合がありますから、その場合は期間内で手続きを行う必要はあります。
定期預金のデメリットその1 預入期間中は資金が拘束される
デメリットの筆頭格は、一度資金を預け入れると、資金が拘束されるということです。
原則、「1年なら1年、5年なら5年は預けた資金は戻ってきません。
ですから、預け入れる際には注意が必要です。
すべての資金を預け入れてしまうと、いざ一定額のお金が必要となったときに困ります。
定期預金を利用する際には、一定額は自由に動かすことのできる普通預金に残しておくべきです。
定期預金のデメリットその2 金利はさほど高くない
定期預金は、普通預金より金利が高いです。
ただ、高いと言っても1%を超える商品はありません。
高いリターンを求めるのであれば、定期預金は向いておらず、投資信託や株式投資など、他の商品の方が向いています。
あくまで、守っておきたい資金の置き場所として利用する選択肢の一つとなります。
定期預金より金利が高い「仕組預金」
定期預金よりもさらに金利が高い預金商品としては、「仕組預金」というものがあります。
仕組預金は、定期預金と同じように、一定期間預け入れる預金なのですが、定期預金と決定的に異なるのが、預入期間を申込者が決めることはできないという点です。
最短で1年、最長で10年、原則中途解約ができず、預入期間が選べないという条件があるかわりに、定期預金より高い金利になっています。
注意したいのは、原則解約できませんから、余裕資金で行うべきであるということ。
それから、募集時期に応じて金利が異なっていることがありますので、金利の低いときに申し込んでしまうと、預入期間が確定するまでは、低い金利のまま預けなければならないことです。
僕の資金の一部は、低い金利のまま眠っています。
あと7年、待たなければいけないんだろうなぁ。。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?
定期預金のそこまで悪くない商品であるということをご理解いただけましたか?
超低金利時代にあって、あえて金利の高くない定期預金を選ぶという選択肢もあります。
資金を攻める資金と守る資金を分けてポートフォリオを形成していく中に、定期預金を入れてみるのもアリなのではないでしょうか。
また、僕のように投資は怖いと考えている人であれば、定期預金は有効活用すべきです。