お金の使い方を考える。本当に価値のあるお金の使い道とは?
先日『専門家が明かす、お金をかける価値のある6つの"高い買い物"』という記事を読みました。
「節約」と聞くと、すぐ思い当たるのはケチケチとした安い買い物をすることでお金を浮かせることではないかと思います。
しかし、本来は異なります。
僕から言わせれば、節約とは余計な物にお金を使わないことです。
このことを勘違いしている人が圧倒的に多い。
ケチケチした節約は、絶対に続きませんし、効果もありません。
さらに大事なのは、節約して浮かせたお金の使い道。
いかに価値のある物にお金を使うかということです。
そこで今回は、アメリカのファイナンシャルプランナーが紹介する本当に価値のあるお金の使い道を紹介します。
お金の使い方についての金言その1 どうでもいいものにお金を使わない
今回の記事の中でファイナンシャルプランナーがいくつか重要な発言をしていますから、ここで紹介していきます。
まず1つめ。
「わたしたちの多くは、気付かないうちにどうでもいいものにお金を使って、大事なものを犠牲にしているのです」
これ、全くその通りです。
このファイナンシャルプランナーは「どうでもいいもの」という表現を使っており、僕は先ほど「余計な物」と表現しました。
とにかく実は自分にとって全く不要なものにお金を使ってしまっているのです。
お金の使い方についての金言その2 優先順位を明確にする
2つめはこちら。
「だからこそ、最初のステップは自分の優先順位を明確にすることです。それから自分が何にお金を使ったかを振り返って(アプリを使ってもペンと紙を使ってもOK)、実際に自分の優先順位と合致しているかどうかをチェックし、必要に応じて修正しましょう」
自分にとって何が大切なのか理解できていない人が多すぎます。
なんでもかんでも買っている。
だからお金がなくなるわけです。
そうではなく、優先順位を決めることで、何にお金を使うべきなのかを明確すべきです。
そして、振り返りを行い、実際にその優先順位通りにお金が使われたのかをチェックするのです。
これ、ものすごく大事。
要は、家計簿をつけたり、クレジットカードの利用明細を見直し、問題のある支出を見極める作業です。
これをやらないと、いつまでたっても問題のあるお金の使い方は改善されないでしょう。
お金の使い方についての金言その3 自分に何をもたらしてくれるのか把握する
3つめはこちら。
「何かしらのアイテムもしくはサービスにたくさんのお金を使う前に、それが自分に何をもたらすか把握しておくのも良いでしょう」
「それは、時間の節約になるか? 自分がやりたくないことを回避する助けになるか? 自分にもっと自信が持てるようになるか? 長い間、忘れることのない経験になるか? と」
お金の使い道が、結局はただのストレス発散になっていませんか?
それはただの浪費でしかありません。
お金の使い方は、自分への投資になっていなければ意味がありません。
あなたがこれから買おうとしている物は、あなたに何をもたらしてくれるのですか?
あなたにとってどのようなプラスをもたらしてくれるのですか?
お金を使う前に自問自答すべきです。
お金をかけるべき価値のある6つの使い道
ファイナンシャルプランナーがお金をかけるべき価値のある使い道としては、以下の6つが紹介されています。
1.教育
2.旅行
3.マットレス
4.自分に合った服
5.時間の節約になるサービス
6.健康
すべてに共通しているのは、自分への投資であるということです。
教育はもちろん自分の成長に対する投資です。
これは絶対に必要なお金の使い道です。
旅行も自分にとってプラスをもたらしてくれるものです。
マットレスは、つまり睡眠です。
良い睡眠は、自分の健康に大きなプラスをもたらしてくれます。
自分に合った服というのは、ビジネスにおけるファッションのこと。
いかに自分にサイズが合っているかが見た目を大きく左右し、ビジネスの成功にも役立つということなのでしょう。
ただし、これはあくまでアメリカの話。
日本では、そこまでではないかもしれません。
時間の節約になるサービスも、いかにもアメリカな感じ。
ハウスキーパーなどは一般庶民の我々には、理解できない部分があります。
最後の健康は、最も重要。
お金があっても、不健康ではお金の使い道は医療費になってしまいます。
また体だけでなく心も重要。
ストレスを抱えないよう生活すれば、不要な支出も避けることが可能となるはずです。
まとめ
以上、「お金の使い方を考える。本当に価値のあるお金の使い道とは?」はいかがでしたでしょうか?
お金の使い道は、確かに人それぞれではあります。
今回紹介した6つのお金の使い道は、どれも素晴らしいものです。
ただ、これらすべてにお金と使いすぎるのもいかがなものかと思います。
赤字家計の記事を見ても、教育や健康にお金を使いすぎているという事例もありました。
だからこそ、まずは余計な物にお金を使っていないかどうか見直すべきです。
いや、きっと余計な物にお金を使っている人の方が多いはずです。
節約をしたいのであれば、余計な物にお金を使うのをやめればよいだけの話です。
そして、お金を自分への投資に使えばよい。
ただ、それだけの話なのです。
いかに自分にプラスをもたらすことに使うお金の割合を増やすことができるかどうか。
それが大事なことなのです。