就職氷河期世代なのに貯金4000万円に到達した7つの理由

今日から新しい元号、令和が始まりました。

平成は「失われた時代」とも言ってもいい時代になりました。

平和で明るい未来が待っていることを期待したいです。

さて、先日、就職氷河期世代を支援するため、安倍総理が3年間の集中支援を検討しているとの報道がありました。

まさかのこのタイミングで就職氷河期世代の支援表明。

政府が支援をしなければいけないほどの窮状に陥ってしまったのかと悲しい気持ちになりました。

一方で、同じ就職氷河期世代でありながら貯金4000万円を達成した男もいます。

今回はどこで運命が分かれたのか、その原因を探ってみます。

就職氷河期とは何か?

そもそも「就職氷河期」とは一体どのような意味なのでしょうか?

下のグラフは、大卒の有効求人倍率の推移を表したグラフです。

このグラフを見ると、1996年と2000年に最も深い谷ができていることを確認できます。

この2年を含む1993年から2005年の間が「就職氷河期」と定義されています。

(引用元:https://www.recruit.co.jp/newsroom/2018/0426_18161.html)

2000年に至っては有効求人倍率が0.99となり、そもそも大学を卒業しても就職できない人が出ることが確定していたという、過酷を極めた世代です。

まともに就職などできない人が多発しているに決まっています。

しかも、1971年から74年生まれの世代は「団塊ジュニア」と呼ばれ、団塊の世代に次いで人口が多い世代です。

この世代は大学受験率が最も高い世代でもありました。

やっとの思いで大学に入学しながら、在学中にバブル崩壊に遭遇し、就職先がなくなるという「不運の世代」です。

人口が多いにもかかわらず、就職できない人が多かったことが事態の深刻さを物語っています。

僕も就職氷河期世代の一人。

それなのに、運よく貯金が4000万円に到達しました。

これには僕のキャリアが普通の人とは一味違うものであることが影響しています。

就職氷河期世代でありながら、普通の人よりお金に恵まれたのは一体なぜなのでしょうか?

1.実は意外にあっさり就職できた

就職氷河期にあって、僕は意外にもあっさり就職できました。

僕の周りでも、そこまで苦労する人間はいなかったような。

なぜなら、就職氷河期の中で特に求人倍率の低かった1996年の次の世代。

この2年は他の年に比べて求人倍率が回復しています。

僕はここに当たりました。

もしかしたら、僕の幸運はここから始まっていたのかもしれません。

2.すぐに会社を辞めたが半年後に転職先が見つかった

あっさり就職できたので、4ヶ月であっさり辞めました(苦笑)。

半年間のニート生活の後、再就職活動を始めたところ、すぐに再就職先が見つかりました。

しかも、2社受けたのですが、2社とも内定を取り付けています。

ここでも幸運が僕に訪れました。

「捨てる神あれば拾う神あり」とはまさにこのこと。

本当にありがたい限りです。

そして、仕事はうまくいき、課長クラスまで出世し、給料もわずかながらに増えていきました。

3.副業で1000万円稼いだ

2つめの会社にいたころ、お金を稼ぎたいと思い、副業でアフィリエイトを始めてみました。

A8.netバリューコマースアクセストレードといったASPを利用して、収入を得ることに成功しました。

数年間で約1000万円の利益を出すことができました。

副業でも幸運が訪れました。

4.30歳を過ぎて東京への転職に成功した

30歳を過ぎてから、また転職を考え始めました。

今度の狙いは東京の会社です。

苦戦するかと思いましたが、見事に就職することができました。

就職に関して、三度(みたび)幸運が舞い降りました。

5.前職より高い給料を交渉で勝ち取った

転職先の最終面接で希望給与を聞かれ、前の会社を辞めたときより数十万円上乗せした金額をふっかけました。

一歩間違えれば、ここで転職に失敗した可能性もありました。

しかし、幸運にも高い給与を受け入れてもらいました。

ここでベースの給与が高くスタートできたことが、その後の給与の変化にも大きな影響を及ぼしました。

6.出世して給料が上がり続けた

新たな就職先でも仕事は順調に推移し、出世することができました。

東京の会社に就職したこともあってか、給与アップのスピードは田舎にいたころとは比べ物になりません。

東京都の平均年収617万円も上回りました。

やはり給料アップが貯金4000万円達成のスピードを速めてくれました。

7.若い頃から毎年100万円以上貯金していた

そして何と言っても大きいのが、2つめの会社に就職してから、毎年100万円以上の貯金をしてきたことでしょう。

車などの大きな買い物をしたときには貯金できませんでしたが、それを除けば毎年100万円以上の貯金をしてきました。

貯金4000万円に到達できた要因は、とにかく支出が少なかったことです。

今では1年の貯金額が350万円を超えました。

給料が増えても支出を増やしていないため、貯金のペースがどんどん速くなっていきました。

まとめ

以上『就職氷河期世代なのに貯金4000万円に到達した7つの理由』でした。

いかがでしたか?

僕の他の人との違いは、自ら動いたことでした。

自分から動き、より高い収入を得る努力をして、実際に勝ち取ってきました。

また、収入が多いだけでなく支出も少なく抑えていたことで、地道な努力が花開いた格好です。

地方にいる人なら東京へ、中小企業にいる人なら大企業へ、斜陽産業にいる人なら成長産業へ動くことで、チャンスは開けます。

最もマズいのは何もしないこと。

僕はここまでの人生で、一つの大事なことを理解しました。

それは、自分から動く度胸がないとダメだということです。