サラリーマンが3000万円を貯めるなら「投資信託」一択ではない


サラリーマンが3000万円を貯めるなら「投資信託」一択の理由』という記事を見かけました。

タイトルを見た瞬間、大きな違和感を感じましたので、読み進めました。

そして、読み始めた途端に違和感を覚えたので、今回記事にまとめることにしました。

サラリーマンが3000万円を貯めるなら、ほんとうに「投資信託」しか選択肢がないのでしょうか?

「3000万円」は老後資金の不足分

そもそも、なぜ「3000万円」という金額が出てきたのか?

その理由は、冒頭の一節を読むと分かります。

65歳以降、ゆとりのある生活を送るには、およそ1億円ものお金が必要です。年金を差し引きすると、約3000万円足らない計算になります。その足りない分は、どのように賄えばいいのでしょうか。
(引用元:https://gentosha-go.com/articles/-/20738)

要するに、「老後資金は3000万円」という定番の理由でした。

それにしても、なぜサラリーマンが3000万円をためるなら「投資信託」一択しかないのでしょうか?
  

3000万円貯めるには投資しなければいけないと決め打ちしている

記事を見ても、その理由はどこにも書いてありません。

最初から投資で3000万円をつくる前提で話が進められています。

それもそのはず。

この記事の人は、実は以下の書籍の著者でした。


要するに、本の宣伝的な意味合いがあったということです。

毎月3万円を積み立て、3000万円をつくろうという本です。

単純計算でいうと、毎月3万円では30年かけてもやっと1000万円程度。

あとは、運用がうまくいくことを願うということでしょうか。

ただ、個別株より投資信託をチョイスしている点については評価できます。

記事内でも触れていますが、本業の忙しいサラリーマンが個別株を運用して儲け続けるのは、非常に難しいと思われるからです。

ある程度のリスクを負って資産を増やしにいくという姿勢は確かに必要かもしれません。
 

投資しなくても3000万円貯められる

ただ、3000万円という金額であれあ、無理に投資をしなくても貯めることは可能です。

1年で100万円貯金すれば、30年で3000万円貯められます。

1年で100万円貯めるということは、1ヶ月に8万3334円貯めるということです。

ボーナスがあれば、1ヶ月当たりの必要金額は減ることになります。

そもそも、僕は40代半ばで投資をすることなく4000万円貯めています。

だから、ちゃんと若い頃から貯金していれば、投資しなくても3000万円くらいなら貯められるのです。

仮に若くない時期から貯金を開始したとしても、年収がある程度高くなっていれば、支出を切り詰めると1年で300万円貯めることもたやすいです。

1年で300万円貯められれば、10年で3000万円貯められます。

しかし、タイミングを逃して、残り時間が少なくなってきてしまったり、支出を抑えられなかったりすると、投資に頼らざるを得ない状況になります。

また、考え方を変えれば、まだまだ別の方法だってあります。
 

支出を削って3000万円もの老後資金を必要とはしない状況を作る

3000万円貯めることに固執しないという考え方もあります。

老後の支出を減らせば、3000万円より少ない老後資金で済ませられます。

この場合、「ゆとりある」老後生活を無理に望まないという条件はつきます。

そもそも「ゆとり」とは何かという問題はあります。

多少の余裕ならともかく、単なる浪費にならないよう気をつけなければなりません。
 

退職金は当てにしない

老後資金で注意したいのは、退職金の扱いです。

退職金の支給自体が減りつつある中、退職金のある会社に勤めている人は、それだけでラッキーと言えます。

ただ、厚生労働省の調査によると、大卒の退職金は1997年の2,868万円から2012年1,941万円と15年で約1000万円近く下がっていることが分かっています。

この調査結果からさらに時間が経過しており、我々の世代が実際に退職金を手にする頃はさらに先の話ですから、もっと退職金が減っていることも想定できます。

よって、退職金に過剰な期待を寄せると、大きな痛手を被る危険性があります。

親世代の常識はすでに通用しなくなっている昨今。

新しい常識で太刀打ちしなければいけません。
 

まとめ

以上『サラリーマンが3000万円を貯めるなら「投資信託」一択ではない』でした。

投資信託をせずとも貯金のみで3000万円貯める方法があることをご理解いただけましたか?

お金の貯め方は人それぞれ。

投資が怖ければ貯金だけで貯めればよいですし、スピードを求めたいのであれば投資してみればよいだけです。

自分の性格に合った貯金法で必要な老後資金を貯めるようにしましょう。