「定年後も働きたい女性は67%」は本当なのか?
どうも。『毎日が祝日』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
定年後も働きたい女性は67%、退職金の使い道トップは「預貯金」がダントツ、2位は「旅行」「ご褒美」
記事を読んで、いろいろと思うことがあったので記事にしてみました。
冒頭の分類がよく分からない
まず記事の中身に入る前に、冒頭でアンケート対象となった女性を分類しているのですが、この分類からちょっと引っかかります。
調査では、60歳を定年と規定し、5年以内に定年予定の55~59歳女性を「定年女子(55~59歳)」、6~10年以内に定年予定の50~54歳女性を「プレ定年女子(50~54歳)」、既に定年を経験した60~64歳女性を「ポスト定年女子」と定義。また、ポスト定年女子のうち仕事をしている人を「ポスト定年女子(仕事継続組)」、仕事をしていない人を「ポスト定年女子(仕事リタイア組)」とした。
50~54歳を「プレ定年女子」、55~59歳を「定年女子」、60~64歳女性を「ポスト定年女子」、さらにポスト定年女子のうち仕事をしている人を「ポスト定年女子(仕事継続組)」、仕事をしていない人を「ポスト定年女子(仕事リタイア組)」と分類って、もう訳が分かりません。
電通らしいと言いますか、本当に嫌いです(言っちゃった)。
わざわざ変なネーミングをしなくてもいいのに、こういうことをやるんですよね、あの会社は。
本編を読む前に、冒頭から腹が立ってしまいました。
定年女子が実際に受け取った退職金は1107万円
記事は女性の働き方についても触れていますが、ここでは割愛します。
なぜなら、この記事に興味を持ったのは女性の働き方ではないからです。
まず興味を持ったのは、退職金についてです。
私自身は退職金の無い会社で働いていますから、個人的にはどうでもよいのですが、世間一般としてどのくらいの退職金をもらっているのか情報は興味がありました。
定年とお金に関する調査では、「定年女子」の定年時の退職金想定額は、平均594万円。一方、「ポスト定年女子」のうち「仕事リタイア組」が実際に受け取った金額は1107万円。また、安心して老後を過ごすための費用として必要な想定金額は4345万円で、退職金想定額とは大きな開きがある。
実際に受け取った退職金は1,107万円とのこと。
意外と多いです。
ただ、現在の40代が20年後に同じ金額の退職金を手にすることができるかと言えば、難しくなっているのではないでしょうか。
一方で、安心して老後を過ごすための費用として必要な想定金額は4,345万円とのこと。
退職金1,000万円ではまったく足りず、3,000万円以上の老後資金を貯めておかなければいけない計算になります。
3,000万円貯めるのはなかなかハードルが高いのではないでしょうか。
退職金の使い道は「貯金」らしい
また、定年女子の退職金の使い道予定は以下の通りとなっておりました。
トップは「預貯金」(82.1%)。
使っていません(笑)
結局は老後の生活費に消えていくことになるのでしょう。
次いで「旅行費用」「自分へのご褒美」(各22.6%)、「趣味」(15.1%)です。
女性は「自分へのご褒美」が本当に好きですね。
そりゃお金が貯まらないだろう、と思うしかありません。
あとは住宅と介護に消えていくような感じです。
定年後も仕事を続ける理由が分からなくもない
定年後の生活に関する調査を見ると、ちょっと興味深いことに気づきました。
定年後も働く・働きたい人と回答した人が67.4%と多数を占めています。
以前の私は「老後も働きたいなんて本音ではないだろう」と理解できなかったのですが、最近なんとかく分かった気がします。
特に新型コロナウイルス感染拡大を受けて、家にいる時間が増えたことで気づかされました。
家にいると、とにかく暇だからです。
明確に何かやりたいことがあれば、会社を辞めたほうがよいでしょう。
なぜなら、やりたいことに全精力を注ぎこんだ方が圧倒的に良いからです。
やりたいことをやっていたほうがはるかに楽しいではありませんか。
一方、やりたいことが特にない場合、会社を辞めたら、ただ暇になるだけです。
だったら暇な時間で少しでも働いて、少しでも収入を得たほうがよいと考えても不思議ではありません。
これは完全リタイアやセミリタイアにも通じることころがあります。
会社を辞めると間違いなく精神的には楽になります。
そして時間もたっぷりできますから、最初のうちは新しい暮らし方を存分に楽しむことができるでしょう。
ただ、おそらくそれほど長く続かないのではないかと思います。
私がやるべきことは、お金を貯めることやキャッシュフローを作り上げること以上に、会社を辞めて以降の「やりがい」を見つけることではないかと思い始めています。
まとめ
以上『「定年後も働きたい女性は67%」は本当なのか?』でした。
いかがでしたか?
定年後も働きたいなどと思うはずがないと思っていましたが、暇なら多少働いてお金を稼いだほうがよいと考える人の気持ちが少し理解できてきました。
仕事以外の、あるいはサラリーマンとしての働き方以外の収入を得る方法を模索しておきたいと思います。