お金の不安を解消したいと思ったら、セミリタイアが消えた件
少し前から、少しでも多くの人の「お金の不安」を解消できればと思うようになり始めています。
ただ、他人のお金の不安を解消するのに、自分自身がお金の不安を抱いた状態ではマズいだろうと思っていました。
そして、いろいろ考えるうち、そもそも「不安」とは一体何か?というところまでたどり着きました。
調べてみると、面白いことに気づいたのですが、一方で自分自身の今後の在り方についても考え直さなければならないかもと思い、非常には悩ましい状況に陥った次第です。
そんなわけで、今回はお金の不安とセミリタイアのお話しです。
不安の正体を探るヒントは、あるネット記事
ネットで不安の正体は一体何かを調べてみたところ、こんな記事にぶつかりました。
不安の正体は妄想?
気になって読み始めると、筆者は僧侶で、ブッダの教えについていくつかの著書がある人だと分かりました。
不安の正体をブッダの教えから説いていこうとする記事でした。
そして、次のようにも書いてありました。
本当は、自信なんて「いらない」。
不安は、“練習”次第で解消できる。
(引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/84567)
不安は、練習で解消できるものなのだそうです。
これは非常に興味津々ということで読み進めてみると、非常に良い記事であると思えることが次々に書かれていました。
不安の正体は「妄想」である
ブッダの教えの特徴は、頭の中で想像することはすべて「妄想」であると理解することです。
そして、人の精神状態(頭の中)を「心の反応」の種類によって以下の3つに分類しています。
(1)貪欲(過剰な欲求。現状以上に求めてしまう心)
(引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/84567)
(2)怒り(不快感・不満)
(3)妄想(アタマの中で考えること。過去を思い出す・将来を想像することなど)
この分類に従うと、不安とは頭の中でマイナスのことを想像している状態のため、妄想にあたると分類されます。
となれば、「お金の不安」も妄想にすぎません。
例えば、将来の老後のお金が不安という人が多いでしょう。
これは、将来のマイナスのことを想像している状態です。
よって、お金の不安は妄想にすぎないことになります。
お金の不安を解消する方法はセミリタイアをやめることだった
4000万円持っている僕にとってのお金の不安は、セミリタイア後の生活のことでした。
はたして無事に乗り切ることができるのかどうか。
老後までお金を切らさずに生き抜くことができるのかどうか。
そんなことを考え出すと、セミリタイアへ踏み切ることなど到底できません。
もちろん、別の理由もあって、まだセミリタイアに移行しないのですが、それは別の機会で記事にします。
今回の記事を読んでみて、「セミリタイアしたら、その後の生活はどうなるのだろうか?」と不安に思っているのは、まさに妄想です。
4000万円あるわけですから、すぐにどうこうなるわけでもありません。
しかし、いろいろなことが頭をよぎってしまいました。
この不安を取り除くにはどうしたらよいのか?
答えは簡単で、セミリタイアをやめてしまえば、お金の不安は一気に解消します。
あまり考えたくない選択肢ですが、実際そうです。
また、セミリタイアに入る時期を「50歳までに」としているところを「55歳までに」と変えることで、お金はさらに貯まった状態で、受給できる年金も増えた状態に持って行けますから、不安は減ることになるでしょう。
そして何より、改めて今と向き合うことで、将来の余計なことは考えないようにし始めています。
妄想から抜ける練習
では、不安(妄想)をなくすためにはどうすればよいのでしょうか?
解決策として提案されているのは、「妄想から抜ける練習をすること」です。
「練習」とは次のようなイメージトレーニングです。
目を閉じて「今朝の食事」を思い出してください。食べたモノ、どんな味がしたか……具体的にイメージします。ハイ、それが「妄想」状態です。
では目をパッチリ開いて、明るい景色を見つめてください。その状態は「見えている」という事実(視覚)です。「ああ、さっき思い浮かべていた食事は“妄想”だったのだ」と、はっきり自覚してください。目を閉じて見えるものが「妄想」。目を開いて見ているものが「現実」です。こう考えると当たり前なのですが、妄想と現実とは、はっきりと違います。
(引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/84567?page=2)
この2つを区別できるようになることが、「ムダな妄想をしない」決定的な方法になるのです。
なるほど、分かったようでよく分からない(苦笑)。
ただ、妄想と現実は確実に違うことだけは分かります。
僕はこの記事を読んで以来、とにかく目の前のことにだけ集中するよう心がけています。
一方で、不安に打ち勝つために自信を持ちたいと思う人もいるでしょう。
記事では、「自信」もまた妄想であるとしています。
確かに「自信」とは一体何でしょうか?
ブッダの分類でいえば、ネガティブな妄想が不安で、ポジティブな妄想が自信とでもいえばよいでしょうか。
どうやって自信をつけるかは、ぜひ記事を読んでみてください。
自信を持ちたいと考えることもムダとまで書ききっています。
まとめ
以上『お金の不安を解消したいと思ったら、セミリタイアが消えた件』でした。
「不安は妄想である」
まさに金言。
実体のないものに反応するだけムダ。
本当にそのとおりです。
お金の不安を打ち消したいと思っていた僕にとっては、大発見とも言える記事でした。
今度は本を読んでみようかなと思いました。
気になる方は、以下のリンクからどうぞ。