1億円以上保有は366万人!投資を当てにしないサラリーマン長者の共通心得

1億円以上保有は366万人!投資を当てにしないサラリーマン長者の共通心得

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

今回の記事は、遺産などに頼らず自力で1.3~5億円の純金融資産を築いた「サラリーマン長者」にスポットを当てた内容です。

彼らがどのようにして巨万の富を築いたのか、逆になぜ大半の会社員は億万長者になれないのかを記事から見ていきます。

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財産を築くには支出を抑えることが肝心

改めて貯金の数式を紹介します。

貯金は収入マイナス支出です。

よって貯金を増やすには「収入を増やす」か「支出を減らす」の二択です。

サラリーマン長者にどちらを重視しているかを質問して、戻ってきた回答がこちら。

「日沖さん、それって愚問じゃないですか。投資で勝ち続けるのはプロでも難しいので、支出を抑えないと財産が残らない。でも、支出を減らすだけでは数千万円貯めるのがせいぜいで、億単位の財産は築けない。起業家とか専業投資家はわかりませんが、我々のようなサラリーマン長者は、両方ともしっかり取り組んでいるはずですよ」

答えは「両方」でした。

当然ですね。

サラリーマンの一般収入では支出を減らすだけでは億り人に到達するのは難しいです。

よって収入を増やすことも大事。

そして投資で加速させるというのが定番の流れです。

ただ、あえて突っ込んでどちらを重視しているかを聞いたところ以下のようになりました。

それでも敢えて「収入を増やす」と「支出を抑える」のどちらを重視しているかを選んでもらったところ、新田さんを含めて5人全員が「支出を抑える」方だと答えました。

先の回答者とは別の方の回答がこちら。

「結果的に、私の資産の大半が株式投資によるものですが、投資をまったく当てにしていません。株はやっぱり水物で、投資歴30年の今でも勝ったり負けたりです。それに対して支出を減らす方は、心掛け次第で確実に財産を築くことができます。

私の周りの個人投資家でも、ちょっと勝つと羽振り良く散財し、負けると蓄えが底を付いてしまって破産、という人がいます。投資の勝ち負けに関係なく節約生活を続けることが、何より大切です」

収入の増減は水物であるのに対し、支出を減らすのは自分でコントロールできます。

収入が増えても支出を増やさない。

これも資産形成の鉄則です。

質素な生活を永遠に続けられるかどうか。

無理なら「お金持ち」になるのを諦めるべきです。

いかに節約生活を続けるか?

支出を減らすのが重要なのであれば、実際にどのような生活をしているのでしょうか?

それぞれの億り人の方々が回答してくれています。

まずは海外の個別株とETFへの投資で20年足らずで1.3億円の純金融資産を築いた40代女性から。

「コンビニや自販機で定価で物を買うことはありません。スーパーで夕方に見切り品を買うようにしています。カードをたくさん持つと金づかいが荒くなるので、一枚だけです。ブランドものには興味ありません。お酒が好きでたまに友達と飲みますが、安い店を選んでいます。着飾ったり、高級店に行きたがる友達とは、距離を置くようにしています」

定番の節約術ですね。

億り人は何も特別なことをしていませんでした。

また節約生活を長続きさせるコツを語ってくれたのが、マンション投資とETFの積み立て投資の2本柱で5億円の純資産を築いた40代男性です。

「世間で紹介される節約術は、一通り試すようにしています。試してみて、自分の性分に合わないようなら諦めて、続けられそうなものだけをしっかり続けるようにしています。私はライブに行くのが好きなので、かなりお金を使っています。何でもかんでも節約となると、息が詰まって長続きしません。メリハリをつけるのが、長続きするコツだと思います」

メリハリって大事ですよね。

残念ながら多くの人は使ってばかりで抑えることができません。

その意味では自分の欲をいかにコントロールするのかは重要なのだと思います。

あとは人生の中で大きな支出になるポイントを抑えることの重要性も語られています。

「支出の中でやはり金額的に大きいのは、住宅・教育・保険・自動車。これらの支出を抑えることが、ポイントだと思います。私は、ずっと安いアパートで暮らし、十分に資産を作ってからようやく最近自宅を購入しました。子供は、高校まで公立学校に通わせました。生命保険は資産を持っていれば必要ないので入っていません。自動車も都市部で暮らす私には不要です」

住宅・教育・保険・自動車、この4つの無い私は運よくお金を貯められています。

貯金できないと嘆いている人は、まずこの4つを見直してみることをお勧めします。

そして支出を抑える上で非常に大事なのが「見栄」を捨てることだと語られています。

「サラリーマンは、どうしても会社の同僚を意識して見栄を張ってしまいます。とくに社宅に住んでいると、同僚の誰がどうしたという情報が入ってきます。私は大手企業で社宅に住んでいた頃はあまり節約できませんでしたが、転職して社宅を出たら俄然お金が貯まるようになりました」

よく考えてみてください。

世の中の大多数の人がお金持ちではないという事実を。

ということは、周囲を気にして同じような消費行動をとっているとお金持ちになれないと気づけますか?

残念ながら大半の人は世間体を気にして「その他大勢」から抜け出すことができません。

もしかしたら億り人になるために必要なものは、世間体を気にせずに生きる「勇気」なのかもしれません。

本多静六著『私の財産告白』に学ぶ

そもそも節約生活で億り人になるに至るきっかけはあったのでしょうか?

その問いに対し2名が本多静六の名前を挙げました。

ご存知ない方のために紹介文を引用しておきます。

本多静六(1866~1952)は東京大学教授の林学者で、日本の元祖・サラリーマン長者です。若い頃から給料の4分の1を貯金し、それを株や公共事業に投資して巨万の富を築きました。『私の財産告白』などの著作で「見栄を捨て生活を合理化する」ことを強く勧めています。

最近は厚切りジェイソンの本がベストセラーになっていますが、日本の古典から学びたいという方であれば本多静六がよいのではないでしょうか。

『私の財産告白』は有名ですので、ぜひご一読ください。


まとめ

以上『1億円以上保有は366万人!投資を当てにしないサラリーマン長者の共通心得』でした。

いかがでしたか?

実際に億り人になっているサラリーマンが多数存在している以上、1億円以上の金融資産を築くことは何も特別なことではないと言えます。

まずは支出を減らすこと。

そして支出の少ない生活を延々と継続すること。

これが億り人への第一歩です。

以下関連記事です。

ちょっと厳しい言い方をすると、投資が怖い貯金好きは億り人を目指すべきではありません。

億り人の中には1円でも多く投資に回すため節約に励む人もいます。

「億り人」への第一歩は「本気の節約」です。

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