50代が抱く老後の経済的不安 無理な貯金よりも「長く働くこと」を優先すべき

50代が抱く老後の経済的不安 無理な貯金よりも「長く働くこと」を優先すべき

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

最近は老後ネタが続いていますが、それだけ個人的に気になっているのです。

ただ「長く働くこと」を本当に優先すべきなのか、記事の中身を見ていくことにしましょう。

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老後生活は年金だけでは赤字になる?

まずは冒頭の一節から。

生命保険文化センターが2019年に行った「生活保障に関する調査」によると、「老後生活が経済的に苦しくなること」を不安に思っている50代女性は52.1%と半数以上だった。

調査の回答者の約半数が「老後生活が経済的に苦しくなること」を不安に思っているとのこと。

まず思ったのは残りの半数は不安を家計の面では不安に思っていないということでしょうか。

思うところはありますが、まあ不安を抱いている人も多いということで話を進めます。

そして気になる本題が、この不安を解消するためのFPさんの回答でした。

「私のところにも教育費や住宅ローンなどで貯金がないと悩む50代のかたが多く相談に訪れます。無理に貯金をするよりも、長く働くことを考えた方が現実的だと思います」

ここ最近の論調として「老後も働く」という意見が増えてきています。

老後の支出を年金だけで賄うのは難しいからだと思います。

実際のデータは以下のとおりです。

家計調査による夫婦の平均支出額.png

紙面の図を参照させてもらいました。

似たような図を「老後資金2000万円問題」のときにも見たような記憶があります。

当時は約5.5万円だった不足額が直近の調査結果では3.3万円まで縮小したようです。

実際には収入以上にお金を使えませんので、赤字になることはありません。

ただ、年金が夫婦で23万円ももらえるかと問われると疑問符がつきます。

年金額は年々減少してきましたので、今後も減少し続けると見ておいたほうがよいでしょう。

よって3.3万円の不足分を補うべく働けばよいというのがFPさんの主張です。

私はその前に「支出の削減」をしたらどうですか?と思っています。

支出が多いから赤字になるわけですから、削れる支出を見つることのほうが優先だと思います。

実は本来であれば不要な支出はたくさんあります。

日々の飲み物やお菓子、外出時の交通系電子マネーでの電車賃やその他の支払い、本・雑誌、衣服などなど。

1回あたりの支出は小さいものの、それが積み重なり多額の支出に育ってしまっていることに気づけるかどうかです。

支出を削減した状態で働けば、毎月貯金ができるかもしれません。

それは使い切らないでちゃんと貯金しておかなければなりません。

なぜならいつかは働けなくなるからです。

あるお金は使い切る体質は改善しておくのが得策だと思われます。

老後は少しだけ働いたほうがよいと思い始めた理由

一方で、私個人にも少し考え方に変化が出てきました。

以前は老後に働くことは絶対に嫌と毛嫌いしていた感がありましたが、最近は少しだけなら働いた方が良いのではないかと考え始めています。

理由は以下の一節に少し触れられていました。

「つまり、年金だけでは不足する、約3万円分だけ働けばいい。仕事をしていると、職場や地域とつながり、コミュニケーションスキルも向上。健康寿命を延ばすためにも、メリットがあると思います」

老後に働いたほうがよいのではないかと思った理由は「人とのつながりを持てること」と「認知症対策」です。

特に後者です。

私は老後も一人暮らしが確定している独身者です。

そのため、会社を退職したら他人との会話の機会が失われます。

会話をしたりしていないと認知症が進むような気がしてなりません。

私の親族には、配偶者を亡くしてから認知症を発症した人が複数名いるのを目の当たりにしたことでそのようなイメージを抱いたのでしょう。

老後にも少し緊張感を抱くようなシチュエーションを残しておいたほうが刺激になってよいのかもしれないと思い始めました。

他人とのつながりを持つという意味ではボランティアへの参加もよいかもしれません。

以前ならボランティアなど考えもしませんでしたが、老後の対策として選択肢に入れるようになりました。

老後に働くことはお金を理由とする場合は推奨しませんが、別目的ならアリなのではないでしょうか。

本当にやるべき老後へ向けた対策

よって老後に向けての経済面の本当の対策は二つあると思ってます。

一つは先述した「支出の削減」です。

ただし老後になってからではなく、今から始めるのです。

今のうちから始めておくことで、少ないお金で生活できるベースを作っておくのです。

私が老後の生活に向けて他の人より自信のある理由の一つはまさにこれ、支出が少ないからです。

10万円も必要ない状態になっていますので、仮に年金が減ってもおそらく問題ないと思われます。

もう一つは「資産形成」です。

記事の中では「お金を貯めるのはそう簡単ではない」との記述がありましたが、それでも貯めておかなければいけません。

50代になってからでは遅いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、確かに遅いです。

残念ながら遅いのですが、遅いからと言って諦めるのではなく、今からすぐに始めればよいだけの話です。

資産形成のためにはまず一つ目の「支出の削減」がベースになります。

そして投資するのが一番よい選択肢になりますが、少ないお金を投資に回し、時期が悪く下降線を辿るような場合もないわけではありませんから、それはあなたの判断次第でしょう。

そしてさらなるゆとりを持てるように60歳以降にも働き続ければよいのです。

まとめ

以上『50代が抱く老後の経済的不安 無理な貯金よりも「長く働くこと」を優先すべき』でした。

いかがでしたか?

今後は老後も働き続ける人が増えるのは間違いないでしょう。

しかし収入を労働収入にいつまでも頼り続けることはできません。

いつか働けなくなる日が来ますから、その前に対策は立てておかなければいけません。

いろいろな対策の前段として、まず「支出の削減」がベースになると考えています。

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