『しくじり先生』大鶴義丹の地方移住失敗から学ぶべき地方の現実3選

2022年12月25日

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日は先日見たテレビ番組から。

『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で地方移住に関して取り上げていました。

しくじり先生は俳優の大鶴義丹です。

番組で地方移住したそうなのですが、わずか3ヵ月で東京へ逃げ帰ったそうです。

当ブログ管理人の私もド田舎出身者として安易な地方移住には警鐘を鳴らしています。

一体何が起こったのか見ていくことにしましょう。

東京にコロナ禍で起こった人口の異変

まずは番組で地方移住を取り上げた背景についてです。

次のグラフをご覧ください。

出典:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/76267.html

ちょうどよいグラフがNHKのHPにありますので拝借しました。

実は東京都の2021年の転入・転出人口がほぼ同じになったそうです。

2020年から転入が減少し、転出が増えています。

間違いなくコロナ禍の影響でしょう。

コロナ禍はリモートワークを当たり前にするという効果をもたらしました。

結果としてオフィスはどこでもよく、本社機能を東京都外に移転する企業も出てきています。

よって地方移住に注目が集まってきたのでしょう。

しかし「地方の現実」は甘くありません。

東京出身の大鶴義丹は身をもって体験したようです。

地方の現実1 野生動物が出没する

大鶴義丹は北海道の美瑛町に移住したそうです。

旭川や富良野が近い、景色の素晴らしい土地です。

番組スタッフ厳選の物件の中から東京ドーム1.5倍の敷地の森の中の家を選んだそうです。

「森の中に家を建てるなんて夢じゃないですか」

番組の企画とはいえ「一生住んでもいい」とも語っていました。

しかし初日からハプニングが起こったそうです。

突然役場から電話がかかってきて「ヒグマの親子がいるので家に入らないでください!」と言われたとのこと。

怖。。(笑)。

いや、笑えないですね。

家の中ではなく家へ向かう道ででした。

役場で駆除するとの連絡がありました。

家から出るときは2階から爆竹を鳴らしてからにしてくれ、といった笑い話もありました。

いや、これも笑えないですね。

食べ物を探して人里に下りてくる熊を始めとした野生動物の存在は地方なら当たり前です。

ちなみに私の実体験は、夜遅くに自転車に乗っていて、いきなり黒い物体が私にぶつかってきてビックリしました話です。

その羽の形状からほぼ間違いなくコウモリだったはずです。

いやー、さすがにビックリしました。

地方の現実2 夜は暗く、明るくすれば虫が集まる

都会に住んでいると、夜の明るさに驚きます。

「本当に夜なのか?」と不思議に思うくらい灯りがついています。

お店、マンション・アパートの灯り、信号、街灯、駐車場の表示灯、自動販売機などなど。

都会で夜を歩いていても、さほど恐怖心を感じることはありません。

しかし、田舎の夜は別格です。

大鶴義丹は身をもって体験したようです。

夜に外へ出ると、自分の手も見えないほどの真っ暗だったそうです。

自然の森はキャンプ場とレベルが違ったとのこと。

慌てて懐中電灯を照らすと、体長12センチの巨大な蛾が集まってきたそうです。

田舎は虫がいるのは当たり前です。

家の玄関の灯りには虫が集まります。

夏場に暑くて窓を開けておけば、普通に虫が入ってきますし、スズメバチが入ってしまい大騒ぎになることもしばしば。

「外で自然に囲まれてバーベキュー」といった夢を抱いていても、常に虫が集まってきますから虫よけが必要です。

もし虫が苦手ならその時点で地方移住は諦めたほうがいいです。

地方の現実3 水道管の修正は自力で

最後の3つめは、私ではなく大鶴義丹の体験談です。

東京へ戻るきっかけの事件です。

借りていた家の水道管が壊れ業者を呼ぼうか迷っていると現地の人たちが自力で修理してくれたそうです。

さすがに私の地元では水道管は業者に任せます。

しかし私の地元以上の田舎になると、いろいろなことで自力を求められるのです。

大鶴義丹は周囲の人たちのDIY技術の段違いのレベルの高さなどに脱帽し、そして東京へ戻ったのでした。

大鶴義丹が語る教訓

番組最後に大鶴義丹が地方移住の教訓を語っていました。

「地方移住は思い通りにいかないことがたくさん起こる。予想外のことを楽しめるメンタルが必要」

これ、本当に大事だと思います。

都会の喧騒を逃れ、地方に憧れる人は多いようです。

しかし残念ながら地方は遊べる場所ではありません。

たくましく生き抜く力が要求される場所なのです。

目的を持って地方へ行かないと地方移住はうまくいかないと思います。

そしてもう一つ語っていた「実際に移住する前に2回は宿泊体験を移住しておこう」というアドバイスも的確です。

異なる2つの季節でどんな生活になるかを想定しておくべきです。

まとめ

以上『『しくじり先生』大鶴義丹の地方移住失敗から学ぶべき地方の現実3選』でした。

いかがでしたか?

最後に大鶴義丹のしくじりをまとめました。

大鶴義丹のしくじり

1.地方の楽しい部分しか見ていなかった

2.事前の下調べを怠った

3.自分はスキルがあると勘違いしていた

都会の人にとっては不便なことをいかに楽しむか。

不便を楽しめない人は地方移住には向いてないと思います。

以下関連記事です。

以前書いた記事で私の実家付近でも熊が出没した件は指摘しています。

地方移住すれば生活コストが安くてお金持ちになれるのは幻想にすぎません。

地方移住にはたくさんのデメリットがあることもあらかじめ知っておくべきです。