地方移住を「成功だった」と回答した方はわずか半数にとどまる
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
昨年の暮れになって見つけた移住に関する調査結果です。
移住支援メディア「移住したい」を運営する株式会社ニュートラルワークスの調査結果です。
そんなメディアがあるんですね、知りませんでした。
安易な地方移住希望者に対しド田舎出身者として警鐘を鳴らし続ける当ブログとしては、格好の材料(?)と言える調査結果です。
地方移住を検討している方はぜひとも現実をご覧ください。
今回の移住調査の概要
調査結果をご紹介する前に、まずは今回の調査対象はどのような方々かをご紹介しておきます。
調査対象は当然「移住経験のある方」になるのですが、移住をした時期についても調査しています。
【地方移住をした時期(年)】
2022年:12.8%
2021年:12.4%
2020年:15.9%
2019年:7.9%
2014年~2018年:20.6%
2009年~2013年:15.7%
2004年~2008年:5%
2003年以前:9.3%
コロナ禍の2020年以降に移住した方が約4割います。
残りはコロナ禍以前の移住者です。
Q.移住した理由を教えてください
まずは移住した理由です。
最も多く回答は「転勤・異動」で、この人たちは自らの意志で移住したわけではないと思われます。
2位の「自然の多い環境に住むため」の中に、私が指摘するような「安易な憧れから移住した人」がきっと含まれているはずです。
その他いろいろな理由で地方へ移住していることに気づきます。
Q.移住して後悔したことを教えてください
そして問題の「移住して後悔したこと」です。
地方のデメリットの典型的な項目が並んでいます。
「車がないと生活できない」のは、まさに地方ならでは。
そして注目は5位の「虫がたくさんいる」。
これ、盲点だと思います。
本人が気にならなくても家族がNGの可能性もあります。
地方移住を考えている人は、このアンケート結果をよく覚えておいたほうがよいと思います。
Q.現時点で地方移住の選択は成功だったと思いますか
そして大注目の調査項目、地方移住の成否について結果はこちら。
「はい」と答えた人が半数近く。
「いいえ」は8.3%で、圧倒的に成功だったと考えている人が多いです。
しかし、その一方で居住環境を都市へ戻すかどうかの質問についての回答結果は次のようになりました。
半数近くは「ない」のですが、残りに半数は「既に戻った」「ある」「検討中」と地方を離れる可能性を示唆しています。
つまり地方移住した半数は、地方での生活に満足したとは言い切れないことが分かります。
これでもあなたは地方移住を目指しますか?
まとめ
以上『地方移住を「成功だった」と回答した方はわずか半数にとどまる』でした。
いかがでしたか?
これまではド田舎出身の私が否定的なことを書いてきただけでした。
しかし今回のアンケート結果が地方移住について必ずしも良いことばかりではないと気づけたのではないでしょうか。
地方移住の現実をよく理解した上で移住を検討してみてください。
以下関連記事です。
『しくじり先生』大鶴義丹の地方移住失敗から現実を知ることができます。
寒い地域に移住を考えている人は考え直したほうがよいかもしれません。中途半端な気持ちでは乗り切れないと思います。
ド田舎出身者が地方移住に潜むデメリットをご紹介しています。