20代から老後の不安を感じている人が8割を超えているって本当?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

お金の話題でたびたび登場する「家計の金融行動に関する世論調査」。

多くは世帯の貯蓄額のデータが紹介されることが多いのですが、他にはどのようなデータがあるのかを調べてみたところ、老後についてのデータもあったので、紹介することにしました。

今回は最新版である令和4年の調査結果からご紹介します。

各世代「心配である」が8割超え

私が独身ということもあり「単身世帯」の「世帯主が60歳未満」の調査結果から抜粋します。

老後に不安を抱えている人が非常に多いという結果が分かりました。

それほど心配
していない
心配である(多少心配)(非常に心配)
全体15.5%84.5%33.9%50.5%
20歳代16.8%83.2%42.3%41.0%
30歳代15.7%84.3%29.9%54.3%
40歳代13.3%86.7%30.9%55.9%
50歳代15.6%84.4%27.6%56.8%

20歳代でも「心配である」が83.2%います。

心配の度合いが他の世代と比較して「多少心配」の割合が高めなのがせめてもの救いでしょうか。

私は20代のとき老後の不安など何も考えてなかったので、今の若い人たちは可愛そうだなと感じております。

若いうちから老後が心配な理由とは?

それにしても、なぜ若いうちからそんなに老後に不安を抱えているのでしょうか?

「家計の金融行動に関する世論調査」では、老後の生活を心配する理由も調査しております。

調査結果を見ると、圧倒的第1位は「十分な金融資産がないから」。

20歳代の回答の割合は64.3%。

20代から抱える不安としては多すぎやしませんか?

老後を迎えるまで40年くらい残されているというのに、金融資産が無いから不安とはいくらなんでも早すぎます。

私が本格的に貯金し始めたのは40歳になってから。

もうすぐ9年が経過しようとしていますが、3000万円近く資産を上乗せできました。

単身世帯の強みは「教育費がかからない」ことです。

だから子どものいる世帯が最も苦しいであろう40代にお金を貯めることが可能です。

だから20代のうちからお金を理由に老後の不安を過度に抱える必要はないのです。

年金や保険も心配を抱える20代

20代で2番目に多い心配は「年金や保険が十分ではないから」。

年金は分からなくもありません。

ただ、やはり早くから不安を抱きすぎの印象です。

私は年金のことも20代の頃はさほど考えていませんでした。

年金に関する不安を抱え始めたのは、ごく最近です。

65歳からもらえるのか?という疑問を抱き始めたので。

ただただ20代の頃の私は「1億円を目指して資産を増やしたい」といった、今からは考えられないアグレッシブな思考だったので、老後の不安は考えてなかったです。

金融資産や年金が不安なら資産を増やせばいいじゃん、というのが私の若い人に対するアドバイスでしょうか。

お金に関する知識を増やす、収入を増やす、支出を減らす、投資する。

単純にそれだけのことかなと思います。

3番目に多かったのは「生活の見通しが立たないほど物価が上昇することがあり得ると考えられるから」。

物価は私の若い頃は全然上がらなかったので、昨今の物価上昇は確かに驚いています。

20年後はどうなってしまうのかという不安があることも事実です。

それでも20代は若いのですから、老後までやれることはたくさんあるはず。

4位の「現在の生活にゆとりがなく、老後に備えて準備(貯蓄など)していないから」に対して、どう対策するかがまさにそれ。

20代は老後を心配しすぎると、長い人生を楽しめなくなります。

まとめ

以上『20代から老後の不安を感じている人が8割を超えているって本当?』でした。

いかがでしたか?

気持ちは理解できますが、老後に不安を感じるには20代は早すぎます。

老後に備えると言うよりは、できるだけ資産を増やすために何ができるのかを考え、そして実行していく。

あとは自己投資も行いながら、やりたいこともやっていかないと長い人生を乗り越えられないのではないでしょうか。

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