FIREを少しでも早く達成するために、6つの簡単なできること
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
毎度おなじみになってきました「ビジネス・インサイダー」からです。
FIREに関する記事はアメリカ発のほうが多くなってきました。
タイトルには「資産形成の古典本『ダイ・ブローク』に学ぶ」と書かれています。
1997年に出版されたこの本は、「生きているうちに資産をすべて使い、自分自身の興味や情熱に力を注ぐためにフルタイムの仕事を辞める」ことを目標としています。
現代におけるFIREではありませんか。
だとすれば、書かれている内容には参考にすべき点があるはずです。
というわけで今回は、「ダイ・ブローク」からFIRE達成を早めるために、特に重要な6つのことについて学んでいきましょう。
1.一定の年齢を資産形成のゴールと考えない
まず1つめは「一定の年齢を資産形成のゴールと考えない」ことです。
著書の中で両氏は、早期退職を実践したいなら、資産形成のゴールを定めるべきではないと説く。人生行路が未定であるように、この先のスケジュールも定かではない。何一つ心配しなくてもよくなる終着点は死ぬときだけだ。つまり、資産形成を生涯の課題として考えるべきなのだ。
書いてあることは真っ当なことですが、「FIREを早く達成する」という意味ではズレているように思います。
資産形成のゴールは死ぬときです。
FIRE達成はゴールではなく、むしろスタートと言ってよいでしょう。
フルタイム労働をせずに、保有する資産だけで生きることを選ぶわけですから。
2.貯蓄額ではなく、資産を増やすことに専念しよう
2つめは「貯蓄額ではなく、資産を増やすことに専念しよう」です。
「結局のところ、辞める準備ができたと自分が感じたときにリタイアし、その代わりにできるだけ多く資産を増やすことに注力すべきだ。早期退職は競争ではない。あなたが誰かより早くFIREを達成したなどと評価する人はいないのだ。むしろ、できるだけ多く、できるだけ早く、自分が安心できる範囲で資産を増やすという非常にシンプルな目標を持つことが大事なのだ」
うーん、私の読解力が不足しているのでしょうか、「貯蓄」と「資産」をどう区別しているのかさっぱり分かりません。
それを除けば言っていることの中身は理解です。
とにかく資産をできるだけ多く増やして、会社を辞めても安心できるだけの資産を築けということですよね。
さらに言えば、会社を辞めてからも収入を得られる仕組みづくりができれば、なお良いでしょう。
主に投資の元本となり収入源となるお金のことを「資産」と呼び、収入の得づらい「貯蓄」と区別していたのであれば納得です。
3.65歳で退職する人向けのルールに従うな
3つめは「65歳で退職する人向けのルールに従うな」です。
もうじき退職を迎える人は年を取るに従って保守的な投資に移行できる、というのが一般的なルールだ。だが、早期退職したいならこのルールは当てはまらないかもしれない。
むしろ、早期退職者ならば、資産をより長続きさせるためにはリスクをもう少し取る必要があるかもしれない。「よくある図表や公式が示すよりも長く、株式を中心に投資を続ける必要がある。あまり早くアクセルから足を離すな」と本には書かれている。
これは納得です。
記事では投資にのみ触れられていますが、投資であれば普通の人よりもリスクを負う必要はあるでしょう。
早期リタイアすれば、定年まで働いた人たちより老後に受け取る年金の額が少ないです。
あとは「経験にお金を使ったほうがよい」と言われますが、できるだけ早くFIREしたいのであれば多少の犠牲は必要です。
早期リタイアすれば、その分いつでも自由に経験を積むことができます。
4.生活防衛資金を確保する
4つめは「生活防衛資金を確保する」です。
ポラン氏は、安心して早期退職するために、6カ月分の支出額に相当する資金を取っておくよう推奨する。他のマネーのプロも同意見であり、ファイナンシャル・プランナーは不測の支出に備えて3~6カ月分を現金で貯蓄することを勧めている。
これはFIRE関連でも言われることなんですね。
6か月分の支出額に相当する金額を確保しておくそうです。
FIREの場合は投資に回す資金以外に6か月分を確保しておく、という意味合いでよさそうです。
5.適切な保険に入る
5つめは「適切な保険に入る」です。
両氏は早期退職に向けて励む人は、障害所得補償保険に加入することを推奨している。これは、障害を負ったり働けなくなったりした場合に、医療費等を支払い失った所得を負担してくれる保険だ。この保険があれば、安心して生活できるだけでなく、どうやって暮らしていくか心配する必要もないだろう。
これはアメリカならではと見てよいかと思います。
日本には公的な健康保険制度があります。
無理に医療保険に入る必要はありません。
自分でリスクがあると判断したものについて最低限度の保険に入っておけば十分でしょう。
6.適切な口座にできるだけ多く貯蓄する
6つめは「適切な口座にできるだけ多く貯蓄する」です。
勤務中に利用可能な企業型確定拠出年金は、節税効果があり貯蓄を増やすのに役立つ。また、個人型確定拠出年金(iDeCo)のような年金制度にも節税効果があり、資産形成に一役買うだろう。マネーのプロは、会社がマッチング拠出制度を設けている場合には、企業型確定拠出年金に雇用主と同額まで拠出することを推奨する。その後で、iDeCoに毎年の上限額まで拠出し始めると良いだろう。
要するに「制度を有効活用する」と解釈してよいでしょう。
昨今はNISAやiDeCoといった非課税制度が導入されてきたので、投資をおこなうには十分な環境が整ってきたと言えます。
20年以上前に新社会人となった私からすれば、現在の状況は羨ましい限りです。
存在する制度を利用しない手はありません。
そして、できるだけ早く投資を始めるに越したことはありません。
まとめ
以上『FIREを少しでも早く達成するために、6つの簡単なできること』でした。
いかがでしたか?
ちょっとピンと来づらいことが多かったですが、最低限度のこととしてはこのくらいでしょうか。
最大の難所は「FIREに必要な資産をつくること」と「FIREの生きがいを見つけること」。
実は「生きがい」のほうが重要であることは理解しておくとよいでしょう
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