FIRE4%ルールはもう古い?資金を枯渇させないための3つの方法

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

ここ最近すっかりおなじみ「ビジネス・インサイダー」の記事です。

FIREの記事は「ビジネス・インサイダー」から、といった構図が成り立ちつつあるくらいです。

今回の記事はFIREを目指している人もFIRE生活中の人も気になる内容かもしれません。

FIREの新たな潮流

FIREについて勉強してきた人ならば「4%ルール」を聞いたことがない人はいないでしょう。

「4%ルール」とは、資金の取り崩しは資産運用額の4%未満に抑えれば資産が尽きる確率は非常に低いというものです。

「4%ルール」はシンプルな名前と考え方もあってか、多くの人に知られるようになりました。

一方で単純すぎるが故に、提唱者も警鐘を鳴らす事態となっていたようです。

さらに投資調査会社モーニングスターの最新の調査結果によると、市場のボラティリティ(変動率)が高まっているため、「退職基金からの毎年の引出率を3%に抑えることを推奨している」とのことです。

退職基金が50万ドル(約7000万円)のとき4%ルールを採用すると、退職者は年間の生活費として2万ドル(約280万円)引き出せるが、引出率が3.3%になると引出額は1万6500ドル(約230万円)に下がる。

支出が減るのはよいのですが、これは生活レベルの引き下げを意味します。

そもそも、230万円で生活できるかどうか。

資金が7000万円よりも少ない人はもっと切り詰めなければいけません。

完全FIREはなかなか難しい領域に入っていきそうです。

では、資金を枯渇させずにいかにFIRE生活を継続していくか、その方法が3つ紹介されていますので、順番に見ていきましょう。

方法1.4%ルールはあくまで参考、自分だけの退職プランを

FIREの資金枯渇対策1つめの方法は「自分だけの退職プラン」です。

「貯蓄や投資から4%以上引き出す必要があるかもしれない。あるいは、保守的で成長性の低い投資に固執すれば、毎年の引出額を減らさなければならないだろう。オンライン上で利用できる計算機能を使って、自分のニーズに合った引出率をはじいてみよう」

FIRE後にどれくらいの生活費を必要とするかは人それぞれ。

必要とする生活費に応じて、まずは貯めなければいけない投資資金も算出されるはず。

「4%ルール」はあくまで参考の値です。

自分自身にあてはめ、きちんと計算してみる必要があります。

方法2.より保守的な支出プランを立てる必要があるかも

FIREの資金枯渇対策2つめの方法は「より保守的な支出プラン」です。

トーミー氏は退職者に、退職前の所得の75~80%で生活する心構えを持つように伝えている。だが、前述のモーニングスターが推奨する新しい引出率(3.3%)になると、退職者はさらに支出を切り詰める必要があるだろう。

FIRE生活は長く続くことになります。

「4%ルール」はあくまで想定の話であり、毎年都合よく資産が増えるとは限りません。

時に株価は暴落し、時に株価が低迷することもあります。

そんな時期も乗り越えて生活していかなければなりません。

そしてモーニングスターは3.3%を推奨しています。

FIREはもっと少ない支出で乗り切らなければならないことを意味しています。

方法3.公的年金の受給を遅らせる

FIREの資金枯渇対策3つめの方法は「公的年金の受給を遅らせる」ことです。

アメリカの記事ですが、日本の年金制度においても触れられています。

日本なら公的年金の受給開始年齢は65歳だが、最長75歳まで繰り下げられる。現在、老齢基礎年金を65歳から受給すると、満額で年79万5000円受け取れる(67歳以下の場合)。老齢基礎年金と老齢厚生年金は別々に繰り下げることが可能で、1カ月繰り下げると0.7%増加する。例えば、老齢基礎年金の受給を65歳から66歳に1年繰り下げると、0.7%×12カ月=8.4%年金が増加するので年間86万1780円になる。これを最長75歳まで繰り延べた場合、年金増加率は84%になるため受給額は146万2800円にまで増える。

早い段階で会社を辞め、FIRE生活を選んだ場合、厚生年金が少ないため、他の人と比較して年金額は少なくならざるを得ません。

年金の繰り下げ受給は年金額を増やせますが、一方で受け取れる時期が遅れるというデメリットもあります。

少しでも早く生活を安定させたければ、年金は通常通りに65歳から受け取り開始する方がよいでしょう。

あとは自身の資金との兼ね合いで受け取り開始年齢を決定すべきです。

まとめ

以上『FIRE4%ルールはもう古い?資金を枯渇させないための3つの方法』でした。

いかがでしたか?

FIRE生活を長く続けるには、支出の削減が不可欠です。

しかし、そこまでしてFIREをしたいですか?

何も楽しくない人生になりかねません。

早くFIREを達成することより、長い老後を楽しめるよう資金をできるだけ増やすことを考えたほうがよいかもしれません。

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