貯金0からわずか5年で「サイドFIRE」を実現した投資手法とは?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
「四季報オンライン」に掲載されたFIREに関する記事です。
『ガチ速FIRE: 知識ゼロ貯金ゼロからたった5年でセミリタイアする最強の株投資・資産形成』の著者である森口亮氏の記事です。
早くFIREしたいのであればフルFIREではなくサイドFIREが近道と言えます。
そのサイドFIREまで5年で達成した著者が、そのノウハウを語っています。
3000万円あればサイドFIREは可能?
本題の投資手法に入る前に気になる点が一つ。
それは「いくらでサイドFIREに移行したのか?」です。
その答えは記事の序盤に書かれていました。
金額的にいくらあればいいかは人それぞれですが、私の場合は3千万円程度の資産があれば大丈夫かなという感覚です。1億円、2億円の資産を形成して、その後は何もしないのではなく、株式投資なども行いながら、もっと成長する方向に舵を切っていくイメージでした。
貯めた資産は、なんとわずか3000万円。
ちょっと少なくないですか?
ほぼ間違いなく労働収入を得ないと生活していくのは厳しいような気がします。
あくまで「FIREしました」と自己申告してしまえばFIRE達成ですから、何とでも言えてしまいます。
「合理的な行動」がサイドFIREへの近道
続いて「合理的な行動」について述べられています。
この方の言う「合理的な行動」とはどういうことでしょうか?
私が著書で最も伝えたかった本質は、合理的に行動すれば早くサイドFIREを達成できるということです。個別株投資の最大のリスクは破綻したときに価値が0円になってしまうことですが、それ以上のリスクはありません。
一方、中小型株は株価が5倍、10倍に上がる可能性もあるので、リスクとリターンを考えればそこに分散投資しておくのは合理的な考え方と言えます。
まず個別株投資についてです。
分散投資を訴えています。
やはり5年という短い期間でFIREに辿り着くには、相応のリスクのある投資手法ではあるのでしょう。
一方で、個別株投資だけではないことも分かります。
合理的な行動を継続すると複利効果も出てきます。家計管理で支出を減らし、副業で収入を増やし、インデックスのつみたて投資で安定的に資産を増やし、個別株投資でさらに増やしていく、という掛け算を続けていくと、レバレッジ効果が出てきて早く目標に到達することができるのです。
インデックス投資も利用して安定的に資産を増やし、個別株投資でさらに増やすというハイブリッド手法です。
徹底した支出削減と投資手法の確立により5年でサイドFIRE
そもそも投資で資産を増やすには、投資に回す資金がどれだけ多いかが重要です。
支出を抑え、どれだけ投資に回すかということで、筆者はチャージ式のデビッドカードを使用するといった工夫をしていたようです。
そして筆者が資産形成していた仕組みがチャートで図式化されていましたのでご紹介しておきます。
収入を増やし、入金率を上げ、インデックス投資と個別株投資で利回りを上げていく。
書かれている内容としては非常に素晴らしいのではないでしょうか。
ある意味、基本的なことが書かれているだけとも言えますが。
この基本を忠実に実行するのが難しいので、ちゃんと実行できるかどうかです。
特に最後の個別株は、銘柄選定を間違えれば他のすべてが水の泡になると言っても過言ではありません。
その意味では、勉強が必要ですし、再現性も決して高いとは言い難いです。
記事では個別株の具体的な銘柄も紹介されています。
個別株はどのような銘柄をどういう理由で、どのタイミングで購入したのかが人それぞれですから、単に真似して買うのは避けるべきです。
まとめ
以上『貯金0からわずか5年で「サイドFIRE」を実現した投資手法とは?』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.家計管理をする(入金率を上げる)
2.副業を始める(収入を増やす)
3.インデックス投資を始める(投資の利回りの軸を作る)
4.個別株投資を始める(投資の利回りを上げる)
5年でFIREということですが、実際の投資手法としては極めて地味なものでした。
要するに入金力が勝負であるということです。
早くFIREしたい、早く資産を増やしたいという気持ちは理解できます。
しかし、急ぐあまり焦りになり、自身の範囲を超えるリスクを負ってまで投資する必要はありません。
地道に資産形成をしていくことをお勧めします。
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元三菱サラリーマンはFIRE後も順調に資金を増やしていました。サイドFIRE志向だったのが大きいようです。