ダウンシフトという生き方とは?セミリタイアとの違いは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

当ブログに訪れる方の中にはFIREやセミリタイアに興味関心のあるユーザー様が多いことでしょう。

多様化した社会の中で、いろいろな生き方を模索する中、仕事から早く逃れ、悠々自適の暮らしを送りたいとの願いをお持ちだと想像しています。

そんな生き方を模索している人たちは「ダウンシフト」という生き方をご存知でしょうか?

今回は「ダウンシフト」について考えていきます。

「ダウンシフト」という生き方とは?

「ダウンシフト」とは、仕事の負荷を減らし、よりストレスの少ない、ゆとりある暮らしを目指す生き方です。

英語の「downshift(車などのギアを一段階低速にする)」に由来した言葉です。

朝から晩まで働いて、家にいるときにやるのは風呂と睡眠だけ。

土日の休みもままならず、仕事に追われる。

上司に小言を言われながら、嫌々仕事を続けている。

現代社会には仕事謀殺されて、自分自身を見失いかけている人もいるでしょう。

また、そこまで行かずとも、仕事が生活の中心になっており、ストレスを抱えたまま毎日を送っている人も多数いるはずです。

そこで登場したのが「ダウンシフト」という生き方です。

例えば、無理に出世争いに加わるのではなく、自ら下りて、マイペースで働いていく。

例えば、フリーランスとなって、自分の好きな仕事だけを選んでこなしていく。

収入は減少する代わり、支出も抑え、好きなことをして生きていく、そんな生き方が「ダウンシフト」です。

「ダウンシフト」と「セミリタイア」の違いは?

「ダウンシフト」について、私は素晴らしい考え方だと思います。

誰もが競争社会の中で生き抜いていきたいとは思っていないはずです。

その人にはその人に適した生き方があり、選択する自由もあるはずです。

だからこそ「ダウンシフト」という生き方を知り、素晴らしい考え方だなと思ったわけです。

そして気になったのは、現在私が志向している「セミリタイア」との違いです。

いろいろと考えましたが、そもそも指している対象が異なるところにあるとの結論に至りました。

「ダウンシフト」とは、仕事を減らし、ゆとりある生活を目指す行動・思考のこと。

「セミリタイア」はダウンシフトした結果、得られた生活スタイルの一つの種類のこと。

いかがでしょうか?

「ダウンシフト」というのは行動・思考であり、「セミリタイア」は結果の一つのパターンであると考えました。

「ダウンシフト」の結果は、フリーターかもしれませんし、完全リタイアかもしれません。

はたまた、自主的な降格や他社・他業界・他職種への転職といった「ダウンシフト」もあり得ます。

ここでダウンシフトの一例を見ていきましょう。

ダウンシフトの実例(とある準富裕層の場合)

ここでは、40代・男性・独身・金融資産5000万円超の方の実例をご紹介していきます。

30代で東京のIT関連企業へ転職。

地方在住時は地元の企業で勤務していましたが、東京への転職で収入が増加しました。

そして順調に出世していき、40歳過ぎには部長職になりました。

しかし、部長職は想像以上に精神面にこたえました。

会議が明らかに増加し、勤務時間が長時間化。

マネジメントでも精神的に疲弊していきました。

元々、人生の目標は「一日も早く隠居すること」だったため、仕事に追われる日々に疑問を抱いていました。

結果として、部長職は自ら下りることを会社に申し出、了承を得られました。

当然収入は大幅減となったのですが、ストレスが明らかに減少し、働きやすくなりました。

収入が減少したタイミングで、自らの支出を見直し、大幅に支出を削減しました。

結果として、部長在任時代よりも貯蓄額が増加するという不可思議な現象が起こったのでした。

そして、現在も同じ会社で勤務を続けており、金融資産は6000万円が手の届くところまで来ているのでした。

この生き方は、まさに「ダウンシフト」。

自分に適した生き方ができれば、仕事のストレスを減らすことができる好例とも言えます。

もし現在「会社を辞めてFIREしたい!」と思っている人は、本当の原因を探ると、転職や降格で解決するかもしれません。

ゆとりある老後に向けた「ダウンシフト」

現在の日本の社会を考えると、長い老後に向けた「ダウンシフト」も検討したほうがよいかもしれません。

老後を乗り切るためには働き続ける必要がある人も多いはず。

しかし、好待遇の仕事を高齢者が続けられるはずもありません。

また体力的にはまだまだやれるとしても、モチベーションが維持できるかどうかは分かりません。

だからこし仕事を落とし、収入が減少する分、支出の縮小化(ダウンサイジング)もおこなっていく。

そんなダウンシフトもありうるでしょう。

ただし、強制的に収入減に陥った場合は「ダウンシフト」とは呼べないかもしれません。

あくまで自主的に生活を小さくしていくといった意味合いになります。

まとめ

以上『ダウンシフトという生き方とは?セミリタイアとの違いは?』でした。

いかがでしたか?

ダウンシフトという生き方があることがお分かりいただけましたでしょうか?

もしストレスで仕事との向き合い方に悩んでいる人がいれば、ダウンシフトという生き方を選んでみるのもよいのではないでしょうか。

あえて自分から降りていく勇気を持つことも、ゆとりある暮らしを手に入れるためには必要なことなのです。

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