FIREを目指す人は必見、幸せなリタイア生活を送るための「4原則」
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
今回は久しぶりに「Forbes」に掲載されていたFIREに関する記事です。
FIREに関して、改めて示唆を与えてくれる内容になっております。
これからFIREを目指す人は、タイトルのとおり、まさに必見です。
では早速「幸せなリタイア生活を送るための4原則」をご紹介していきます。
1. 情熱や興味を優先する
まず一つ目の原則は「情熱や興味を優先する」ことです。
趣味や健康、人間関係を追求する時間はリタイア後に確保すればよいと考え、個人の生活を後回しにしている人は多い。
FIREの考え方の基本的な強みは、好きなことの探求を老後まで待たない点だ。まだ従来型のフルタイム勤務をしている人が、仕事以外の活動をする時間を作るためには、どんな工夫ができるだろうか?
この一節は私に突き刺さりました。
楽しみは後の残し、今を耐え抜くタイプの人間だからです。
これまでロクな思い出がありません。
『DIE WITH ZERO』の「人生は思い出作り」に近いインパクトです。
FIREしたら、いかに好きなことをして過ごすかに集中できます。
しかし、その「好きなこと」が見つからないのが大問題です。
ただ「のんびりしたい」という想いだけでは、おそらく数十年に渡るリタイアの時間を持て余すだけで人生の幕を閉じることになるでしょう。
2. コミュニティーを築く
二つ目の原則は「コミュニティーを築く」ことです。
FIREをする人は、これまでの交友関係に代わる人脈を探し、意図的にコミュニティーを形成しなければならないことを理解している。これは退職者にとって極めて重要だ。仕事生活が終わりに近づくにつれ、共通の関心に基づく新たな絆を築くために何ができるかを考えよう。世界保健機関(WHO)によれば、孤独が健康に及ぼす影響は1日15本の喫煙に匹敵する。
孤独対策は重要だとは認識していましたが、最後の一節は衝撃です。
孤独は1日15本の喫煙に匹敵する?
自分としては「孤独に強い」と思い込んでいます。
しかし、それは会社を辞めると真実に気づくかもしれません。
平日は会社にいて、誰かと必ず接します。
会社を辞めたら、一体どうなるのか?
本当に誰とも話さなくなると、それに耐えられるのかどうか。
また、年齢を重ねると心境に変化が訪れる可能性もあります。
楽しみを追求する意味でも、コミュニティーは想像以上に重要なのかもしれません。
3. 貯蓄は「目的」ではなく「手段」だと認識する
三つ目の原則は「貯蓄は「目的」ではなく「手段」だと認識する」ことです。
FIREは、貯蓄と支出をより深いレベルで分析することを奨励する。お金は目的ではなく手段であり、退職貯蓄の唯一の目的は素晴らしい人生を送ることである。この視点は私たち全員に恩恵をもたらす。働きながら日常生活を送っていると、忙しさにかまけて家計を整えることから目をそらしてしまいがちだ。
お金は使ってこそ価値が生まれます。
ところが、あたかも貯めることが目的になってしまう人がいます。
結局、貯めたはいいけれど使えないという人が生まれてしまうのです。
お金を使わず貯めるだけの人生がはたして楽しいのかどうか。
引退するためにお金を貯めるのは悪いとは思いませんし、むしろ良いことだとさえ思っています。
しかし、貯めたお金を死ぬまでにどのように使っていくのかの視点も大切なのではないでしょうか。
例えば5000万円を遺して死ぬならば、5000万円を貯めるのに要した時間を無駄にするのと同じです。
子供にお金を遺すための人生だったのでしょうか?
子供がいきなり大金を手にするのが子供にとって幸せなのでしょうか?
よく考えたほうがよいかもしれません。
また、貯蓄は手段というのは、FIREが目的ではなく手段であることにも通じます。
あなたは何のためにFIREをめざしているのでしょうか?
4. 自分の価値観に合った人生プランを作る
四つ目の原則は「自分の価値観に合った人生プランを作る」ことです。
FIREをする人は、リタイア後のビジョンを描くことから始める。このプロセスにおける重要なステップは、現在だけでなく、リタイア後の生活についても、幸せになるための支出を計画することだ。リタイア後のビジョンを描き、計画を作成することは、やりがいのある有意義な次の一歩を踏み出すために大いに役立つ。でなければ、思い切って退職するのが怖くなったり、仕事を離れたとしても目的もなく退屈な日々を送るだけになったりする。
FIREして、のんびり暮らすのも全然悪くありません。
しかし、死ぬまでのんびり暮らせる人ならばです。
大半の人にとっては、暇すぎるのはしばらくすると苦痛になってくる可能性があります。
おそらくFIREは向き・不向きがあります。
FIRE後に支出を抑制し、細々と暮らすことに適さない人は間違いなくいます。
他の人と接する機会が激減し、孤独に耐えられない、生きがいが無いと感じる人も間違いなくいます。
これは実際にFIREしてみないと分からない場合もあります。
だからこそ、まずは事前にプランを作っておくべきです。
どのような生活をし、どのようにお金を使っていくのか。
実際にプランを作ってみると、FIRE後に明るい希望が見えるか、やっぱりやめておいたほうがよいのかも分かるのではないでしょうか。
まとめ
以上『FIREを目指す人は必見、幸せなリタイア生活を送るための「4原則」』でした。
いかがでしたか?
世の中的に「FIRE達成」とは、どうも目標金額を貯めるだけになっているようです。
しかし、今回の記事内で触れたようなことも準備しておかなければFIRE失敗の末路を辿ることになりそうです。
下手したら「FIRE後」のほうが長い人生を送ることになる人もいるでしょう。
良い人生を送るためにも、長期的なプランは描いておく必要があるのではないでしょうか。
以下関連記事です。
実際にFIREした人が「FIREなんて辞めておけ!」と語っています。一体なぜでしょうか?
「お金持ちになれる人は若い頃から違う」とFIRE達成者も断言しています。
30歳でFIREを達成した元・三菱サラリーマンの穂高唯希氏はどのような「マイルール」を持っていたのか紹介しています。