「老後資金は5000万円あれば悠々」現役世代が今すぐ参考にすべきこと

「老後資金は5000万円あれば悠々」現役世代が今すぐ参考にすべきこと

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

老後資金が気になる人はたくさんいると思います。

そこで今回も『All About』から老後に関するアンケート記事をご紹介します。

今回は資産形成には上手くいったパターンです。

そして「老後資金は5000万円」で十分と考える理由は何でしょうか?

記事の中身を見ていきましょう。

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今回の動画は『【S&P500中心に投資】900万円に到達した運用結果公開2024年12月編』です。今回は「私の投資の資産」についてです。 NISAで積立投資を開始して以来、ついに投資の資産が900万円に到達しました。 金融資産全体では6000万円を超えていますが、投資の資産が少ないので自らの成長を記録していくべく、動画にまとめてみました。 特に主要銘柄であるS&P500については最新動向をまとめたニュースもご紹介しています。
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回答者のプロフィール

まずは今回の回答者のプロフィールをご紹介します。

回答者本人:65歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地:東京都
リタイア前の職業:自営業
リタイア前の年収:1200万円
現在の金融資産:預貯金4900万円、リスク資産4200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金40年、厚生年金9年、国民年金基金22年

「リタイア前年収1200万円」ってハイスペック女性じゃありませんか。

自営業って何?と気になりますが、「稼げる資格を獲得し、独立して顧客開拓した」と書かれています。

その結果、年収1000万円超えですから、大変立派です。

女性が「老後資金は5000万円あれば悠々」と考える理由

この女性は「老後資金は5000万円あれば悠々」と語っています。

その根拠としては、彼女の収支にあると考えられます。

老齢基礎年金(国民年金):なし(68歳まで受給年齢を繰り下げ予定)
老齢厚生年金(厚生年金):なし(68歳まで受給年齢を繰り下げ予定)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):国民年金基金13万5000円

年金以外の収入:自営業収入1100万円(年額)、家賃収入約140万円(年額)
ひと月の支出:約40万円

注目は収入です。

年金以外の自営業収入が年1100万円とありますので、本業はペースを抑えたものの、続けていると想像できます。

また、家賃収入があるため不動産投資もおこなっているようです。

金融資産が9100万円と書いてありましたが、不動産も保有していたようです。

しかも、年金は繰下げ中でまだ受け取っていません。

これならこの女性は今後気力・体力が衰え、自営業を廃業したとしても、そのタイミングで年金を受け取り始めれば、十分やっていけるでしょう。

ひと月の支出が40万円と多い気がしますが、それは収入が多いからであって、収入が減少すれば支出も減少させればよいだけです。

「老後資金は5000万円あれば悠々」とは限らない

この女性は「老後資金は5000万円あれば悠々」と考えているようですが、私はそうは思いません。

ポイントになるのは「年齢」です。

現在、多くの人が気にしていることの一つは「物価上昇」ではないでしょうか。

この女性は現在65歳で、老後資金は5000万円で十分と考えています。

では、現在30歳の人が「老後資金は5000万円で十分」と言い切れるでしょうか?

私は言い切れないと考えています。

なぜなら、今後も物価は上昇し続けるからです。

もし物価上昇率が2%ずつ続けば、35年で物価は2倍になります。

ざっくり言ってしまえば「老後2000万円問題」なら「老後4000万円問題」になります。

この計算は正確ではありませんが、例えばという話です。

額面の数字は老後までの時間が長ければ長い程大きくなる可能性があります。

よって、まだ若い人たちは5000万円を貯めても、支出を抑えられるタイプの人でない限り、決して余裕のある老後を迎えられるとは言い切れないのです。

女性からのアドバイス

最後に今回の女性からのアドバイスというか、考えが書かれていたのでご紹介しておきます。

1.iDeCoは入った方がいい
2.新NISAによる長期的な投資も必須
3.年を取るのは意外と早い

まず、上2つから「投資はやったほうがいいよ」と述べています。

iDeCoとNISAの2つの非課税制度を有効活用して、資産を増やしましょう、と。

3つめの「年を取るのは意外と早い」というのは、早くから老後の準備をしておかないと、気づいた頃には後悔するよ、という戒めだと思うべきです。

30年もの間、物価がほとんど上がらない時代を過ごしてきましたが、今はこれまでの常識が覆ろうとしています。

これからの時代は物価が上昇し続けることを大前提に考えなければならないのでしょう。

あとは年金やらの社会保障とか、税金とかがどう変化していくかです。

年金の受給開始年齢は70歳に変わるかもしれませんし、消費税も税率がアップするかもしれません。

また、老後にも働き続けやすい環境・制度も整っていくかもしれませんが、高齢者に労働を任せようという企業は決して多くないと思われ、高い収入で働けるのはごく一部でしょう。

よって、これからの時代に安心して老後を迎えるには、綿密な準備をしておかなければいけなさそうです。

まとめ

以上『「老後資金は5000万円あれば悠々」現役世代が今すぐ参考にすべきこと』でした。

いかがでしたか?

老後に「満足している」と言える人はどれくらいいるのでしょうか?

今回の女性は十分な資産を形成したこともあり、満足しているそうです。

そして貴重なアドバイスもありました。

年金納付や老後資金の積み立てを怠るようなことは絶対いけません。

おそらく、これからの時代は老後のお金に関してよりシビアに見ていかないといけなくなるでしょう。

以下関連記事です。

ある条件を満たせば、年金が少なくても、そして働かなくても老後のお金について不安が少なくて済みます。

老後資金は2000万円ではなく5000万円必要になってくると唱える人も出てきましたので、その理由をまとめました。

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