「貯蓄から投資へ」がマジで加速。あなたはまだ投資を始めないのか?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
新NISAが始まって1年以上が経過しました。
ネットの投資界隈では相変わらずいろいろな声が飛び交っております。
何にせよ、投資熱が高まっていくのは良いことなのでは、と個人的には思っております。
そんな中で今回は、久しぶりに「マネープラス」から投資に関する記事をご紹介します。
現金の保有額は減少に
記事元の資料は、日本銀行が発表した2025年第1四半期(1-3月)の「資金循環統計」です。
家計の金融資産・負債残高」における金融資産残高合計は2194兆6516億円で、前期比1.86%の減少となりました。
また、2024年第1四半期(1-3月)と比較すると、0.34%の微増となりました。
家計の金融資産残高合計は、個人が保有している金融資産の総合計を示すもので、最新2025年第1四半期の内訳は次のようになっていました。
現金・預金・・・・・・1119兆5549億円(0.06%増)
債務証券・・・・・・31兆5113億円(8.37%増)
株式等・・・・・・268兆3752億円(3.89%減)
投資信託受益証券・・・・・・130兆7104億円(8.82%増)
保険・年金・定額保険・・・・・・570兆6952億円(0.46%増)
これを見て目が行くのは、債券と投資信託の残高が8%増加したことでしょう。
現金・預金がさほど増えていないにも関わらず、債券や投資信託に増加が見られるということは、人々の動きとして現金・預金で抱えていてもメリットが乏しいと考え始めている可能性があります。
新NISAの影響
特に投資信託の増加は、やはり新NISAの影響を感じざるを得ません。
NISAやiDeCoの登場以降、投資信託を購入する人は確実に増えていると言ってよいでしょう。
その中の一人に私も含まれます。
投資のハードルを下げた、開始しやすくなったという点での貢献度は非常に大きいと思います。
NISAの口座数は、今や2600万口座以上に増加しています。
対象となる人口の4分の1程度は開設している計算となります。
しかしです。
まだ、人口に占める割合としては低いと感じざるを得ません
眠るNISA口座たち
もう1つのデータとして、今回は「投資枠の利用状況別口座数」という情報があります。
これを見ると、投資額が0円の口座がなんと1011万口座あることが分かりました。
つまり、口座を開設したものの投資をやっていないか全部売却した口座が約38%に及んでいます。
いくら何でも多すぎやしないか?と思ったのが正直な感想です。
せっかく開設した口座が活用されないとは、もったいないと言わざるを得ません。
なぜNISAをやらないのか?
それにしても、なぜ多くの人はNISA制度を利用して投資をしないのでしょうか?
まず、驚きなのはいまだに「知らない・よく分からない」という人が一定数います。
しかも、決して少なくない割合です。
これだけ話題になりながらも、まだ知らない人がいるのには驚きです。
実際、先ほどの数字を見れば分かりますが、投資をする人は少数派なのです。
次に「投資に回すお金がない」という理由が考えられます。
NISA制度を利用すれば少額でも実施できるのですが、それも分からないとか、経済的に投資どころではないという人たちもいるでしょう。
「元本割れへの不安」もあるかもしれません。
いざ、投資を始めようとしても資産が減るかもしれない怖さというのは実際に始めてみようとするまで分かりません。
また、始めて見たけれど、株価が下がり資産が減ったので怖くなった売却したという人も少なくないでしょう。
投資は最初をいかに乗り切るかなのですが、なかなか難しいようです。
「始めたけれど儲からない」などという声もありそうです。
積立投資はギャンブルのような一攫千金ではなく、地道にコツコツ積み立てながら増やしていくものです。
そのため、長い年月をかけることで資産が増えていくのですが、得てして多くの人は短期間に結果を求めるものです。
最初のうちはあまりに増えないため「これならパチンコをやったほうがいい」と考える人もいるでしょう。
本当の意味で「貯蓄から投資へ」を実現するには、投資の教育を行い、理解してもらう必要があります。
そして、ガッツリ投資をしている人とは格差が広がっていっていることも知ってもらったほうがよいのではないでしょうか。
まとめ
以上『「貯蓄から投資へ」がマジで加速。あなたはまだ投資を始めないのか?』でした。
いかがでしたか?
一応データ的には「貯蓄から投資へ」の動きは見られましたが、実態としてはまだまだ十分とは言えないでしょう。
それでも、徐々に動きが見られ始めたのは事実です。
ということは、投資を始めて資産を増やす予備軍も増えていることを示唆しています。
将来物価が上昇し、現金の価値が目減りする以上、はたして投資をしないのがよいことなのか。
まだ投資を始めていない人はよく検討してみるとよいでしょう。
ちなみに、投資をしている人で多く見られる後悔は「もっと早く始めればよかった」です。
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