“金あり老後”でも不幸な人、”金なし老後”でも幸せな人のたった1つの違いとは?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
老後に関する記事を多数読んでくると、タイトルを読んだだけでなんとなくオチは分かるようになります。
今回の「東洋経済オンライン」に掲載された老後に関する記事も、「こういうことだろうな」と分かったのですが、一応取り上げることにしました。
老後の問題はお金だけではありませんから。
他にも対策を立てておかなければならないことが多々ありますので、当ブログでもご紹介していきます。
老後は「金あり」と「金なし」の二極化
まずは、老後資金の現実を調べておきましょう。
参考データは毎度おなじみ「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」です。
二人以上世帯のデータによると、70歳代で金融資産2000万円以上保有する世帯の割合が27.9%います。
約4分の1の世帯が「老後2000万円問題」をクリアしています。
一方で、金融資産が100万円未満の世帯が26.2%となっています。
同じく4分の1の世帯は、ほとんどお金のない生活を送っていることが分かります。
このデータから見ても、老後の資産額について二極化が進んでいることが伺えます。
よって、老後の不安をなくすためにも資産形成は早めから取り組んでおくべきです。
しかし、老後の不安は何もお金ばかりではない点は気を付ける必要があります。
老後の幸福感は「人とのつながり」に左右される
今回の記事では筆者の知人の女性の例が挙げられていました。
A子さんとB子さんは共に70代後半の女性。
どちらも配偶者に先立たれ、ひとり暮らしをされている、ということらしいです。
A子さんは、若いころから無駄遣いをせずにしっかりお金を貯めて、十分な資産をお持ちです。
対してB子さんは、お金があれば使ってしまうという気質で、現在は貯蓄はほとんどなし。月10万円ちょっとの年金でなんとか暮らしています。
筆者の見方では、A子さんよりB子さんのほうが幸せに見えるというのです。
その理由は「人とのネットワーク」でした。
B子さんの周りには、いつも人がたくさんいて、楽しそうに過ごしているとのこと。
一方でA子さんは常に一人。
朝から晩まで誰とも話さないという日も珍しくないとのことです。
ここまでの内容では、幸福感は筆者の主観であり、人と一緒にいる人のほうが楽しそうに見えるのは当たり前とも言えます。
一方で、高齢期に欠かせないのは、お金よりも「社会的ネットワーク」であるとも言われます。
人とのつながりは老後を楽しく過ごすだけでなく、介護などにも役立つはずです。
実は、老後は「お金の二極化」だけでなく「人とのつながりの二極化」も進んでいるということを知っておくとよいでしょう。
いかに「人とのつながり」を作るか?
高齢になってから「お友だち」を作るのは、なかなか難しいのではないでしょうか。
お友だちとは言わないまでも、近所づきあいぐらいはおこない、どういう人間なのかは周囲に知っておいてもらうのはよいことだと思います。
よって、近所の方とは以下のような行動をとって見て、コンタクトを取っておくのがよいでしょう。
・市民サークルに参加するなど、自分から行動してみる
・誘いがあったら乗ってみる
・チャンスがあれば、自分から声をかけてみる
記事でも述べていますが、まずは最初の一歩が肝心です。
特に仕事が人付き合いのメインとなりがちな男性は、ご近所づきあいもしておくとよいのかもしれません。
老後に向けた人付き合いを私はどうするか?
私の場合、老後に向けた人付き合いは準備すらできません。
なぜなら、終の棲家をまだ決定していないからです。
候補はあるものの、実際に住むのはまだ先の話です。
よって、実際に住み始めてみなければ、ご近所づきあいもできません。
老後になってから未知の地域で生活を始め、一から人間関係を構築していくという難題に取り組まなければならないようです。
元々、子どもの頃から近所の人へのあいさつは欠かさず行うタイプでしたから、新たな土地へ行ってあいさつしないということは無いと思います。
あとは、どのような行事があるのかなど全く把握もできませんので、行ってみてからとなるのでしょう。
老後に一から知らない土地で人間関係を構築するのは一筋縄ではいかないはずです。
お金の準備だけでは安心した老後は過ごせないような気がしてきました。
まとめ
以上『"金あり老後"でも不幸な人、"金なし老後"でも幸せな人のたった1つの違いとは?』でした。
いかがでしたか?
お金があっても、人間関係が希薄だと、楽しい老後を送れないかもしれません。
また、何かあったときのセーフティネットの構築も上手くいかない可能性もありそうです。
孤独を楽しむのもよいかもしれませんが、最低限の人間関係を保有していないと老後は苦労することになるかもしれません。
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