定年後にうつ・認知症に。81歳の現役医師が見た高齢者たちの後悔

定年後にうつ・認知症に。81歳の現役医師が見た高齢者たちの後悔

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

今回も煽り系メディア「幻冬舎ゴールドオンライン」からの記事なのですが、今回はちょっと違います。

『81歳おじいちゃん医師が教える 本当に幸せな老後』という本の著者・中野義澄氏による老後に向けた準備についてです。

今回はお金についてはほとんど語られない、当ブログとしてはちょっと珍しい内容となっております。

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今回のテーマは『【永久保存版】あなたを老後破産・老後破綻に陥れるお金のヤバい罠7選』です。 多くの人にとって老後の生活は漠然とした不安を伴うもののようです。そのせいかネット上には老後に関する話題が氾濫しています。中には「老後破産」の危機を煽る記事もたくさんあります。ただ、記事の内容は決して目新しいものではなく、パターン化されているものが多いです。そこで今回は「老後のお金のヤバい罠」と題して、よくありがちな老後破産危機に陥る原因を7つご紹介します。
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介護が必要になってから老後の幸せを考え始めたのではもはや手遅れ

著者によると「こんなはずじゃなかった」と語る人を多く見てきたとのこと。

それもそのはず、著者は現在81歳。

いまだ現役の医師として55年にわたって、たくさんの高齢者を診療してきたそうです。

また、介護付き有料老人ホームの運営に携わるなかで、数え切れないほどの高齢者の生活を見守ってきたとのことです。

その長い経験の中で、老後の準備を先延ばしにした結果、病気を患ったり、介護が必要になったりしてしまい後悔する人がいかに多いかということを痛感しているそうです。

健康や自由を失ってはじめて、「もっと早くから老後の幸せを考えて健康管理をしておけばよかった」と悔やむ人がいかに多いことか。

・「リタイアしたら妻と一緒に世界中を旅するんだ」と夢見ていた人は、いざその時を迎えたときには、足腰が衰えてしまい思うような旅ができなくなっていた
・「学生時代に楽しんだ山登りに再度挑戦しよう」と思い、念のために受けた健康診断で不整脈が見つかってドクターストップがかかった

著者によれば、老後の幸せを手に入れることは、寝たきりや介護が必要になる前に考えて実行できるかにかかっているそうです。

定年後の喪失感から老後うつ・認知症に陥るケースは多い

また、健康でありさえすれば老後の幸せが保証されるかというと、そんなことはありません。

定年後に生きがいや、やりがいを失ってしまうことで不幸になる人も多く見てきたそうです。

例えば、70歳まで現役で働いていながら、会社を退職してから急に人が変わってしまった人の例が紹介されていました。

活気にあふれていた人だったのに、仕事を辞めたことで生きがいを失ってしまったことが原因だったと思われます

結局、のちに認知症になって施設に入居されたとのことでした。

会社での仕事が中心の生活になっている人にとっては、決して他人事とは思えません。

これまでの親子関係が最期に影響する

最後に「老後の幸せを手に入れられるか、幸せな最期を迎えられるかは、これまでの親子関係や家族とのつながりに大きく左右されることもある」というのが挙げられていました。

私はこの話が非常に興味深かったです。

例に挙げられていたのは、著者の患者である一人の女性です。

女性は念願だった家が完成した直後、夫が病気で急逝しました。

そして、彼女自身も脳梗塞を発症してしまいました。

彼女には一人息子がいましたが、親子間でトラブルがあり、長い間連絡を取っておらず、事実上の絶縁状態にあったそうです。

彼女が倒れたことをきっかけに、息子が久しぶりにやってきて、相談の結果、施設に入居することとなりました。

しかし、息子が選んだのは安い介護付き有料老人ホームでした。

資産家だった女性には正直釣り合わなかったと思われます。

著者の推測では、息子は資産をできるだけ減らさず、相続したかったのではないかと述べています。

女性はこの施設で亡くなったそうですが、「資産があっても必ずしも望んだ最期を迎えられるわけではない」との言葉が私の心に突き刺さりました。

後悔のない老後を送るには?

最近、「後悔のない老後」について考える機会が増えています。

老後というより「残された人生」と言ったほうがよいかもしれません。

最大のきっかけは、先日おこなった手術です。

手術の後、体を動かすのがつらく、いつかは自由に体を動かせなくなることを将来現実的に起こり得るものとして感じたからです。

それはいつ訪れるかは当然誰にも分かりません。

だからこそ『DIE WITH ZERO』にあったように、「人生の思い出作り」を急がねばならないと思ったわけです。

だとすれば、後悔しない人生を送るにはどうすればよいのでしょうか?

とりあえず思いついたことは以下の4点です。

・「やりたいこと」は老後を迎えるまでにできる限り実行しておく
・老後の「生きがい・楽しみ」を見つけておく
・自分で選べるうちに自分にふさわしい施設を探して入居するのか検討しておく
・万が一の場合の選択肢や資産の使い道について身内に伝えておく

お金の準備だけをやっておけば老後は安泰とはいかないようです。

まとめ

以上『定年後にうつ・認知症に。81歳の現役医師が見た高齢者たちの後悔』でした。

いかがでしたか?

いかに老後の準備が全方位的におこなう必要があるかを痛感させられる内容でした。

単に老後の不安を煽るだけの「幻冬舎ゴールドオンライン」にしては珍しい内容でした。

先に老後を迎えた人たちの後悔の実例がある以上、参考にしないわけにはいきません。

特に「おひとりさま老後」が確実な人はなおさらでしょう。

自分の意思で行動できなくなってしまう症状に陥る前に、老後の準備は確定させておかないといけないようです。

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