1億円貯めたのにFIREを卒業した人が示す、幸せになるための絶対条件

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

若い人を中心にFIREを目指す動きは依然として続いています。

確かに早期リタイアは、仕事を離れ、ストレスから解放されるため、魅力的な決断であると言えます。

一方で、特に若くして早期リタイアを実現させるには、それなりの努力も求められます。

未来のための資産形成が、はたして本当に幸福につながるのかを考えていきます。

1億円を貯める過程は幸せなのか?

金融資産1億円を貯めてFIREすること。

FIREは一般的にリタイア後の生活費の25年分相当を資産として確保し、運用収益を年4%稼ぐことができれば資産を減らさずリタイア生活を継続できると説明されます。

年間400万円の生活費であれば、25倍の1億円が必要ということになります。

では、資産を1億円築いてFIREできれば、幸せになれるのでしょうか?

まず考えたいのは、1億円まで資産を増やす過程です。

早く1億円を貯めるには、得られた収入の大半は貯蓄・投資に回す必要に迫られます。

そのため、支出の抑制は必須となり、各方面で節約しなければなりません。

しかも、支出を極力抑制した生活を15年以上は続けなければならない可能性があります。

はたしてこの生活が幸せを感じられるかどうかです。

FIREのために我慢を強いられる生活ならば、それは苦行でしかありません。

FIRE後に幸せを感じられるのか?

仮に資産が1億円に到達し、FIREを達成できたとしましょう。

ところが、実際FIREしてみたところ、時間の経過とともにあまり幸せを感じられないというケースが散見されます。

誰もがうらやむような資産を手にしており、仕事もしなくてすむはずなのに、幸せを感じられないのは一体なぜでしょうか?

FIREを辞める人の共通した原因の一つとして、「FIRE後の生きがい・やりがいがない」というものが挙げられます。

また、会社を辞めると誰とも接しなくなることで、孤独に陥り、耐えられず、結果として会社員生活に戻る人もいるようです。

幸せを感じられる要素の一つは、人間的・社会的なつながりであり、自分が何らかの役割を持つことで社会に貢献している感覚なのです。

だとすれば、会社を辞めることは幸福を感じられる要素を捨てることになるため、FIRE後に幸せを感じられなくなるのです。

生きがいのあるFIREを実現するために

よって、FIREで大事なことは必要な資産を築く以上に、FIRE後の生きがいを確保しておくことなのです。

旅行や趣味に楽しむことを思い描くのも悪くはありませんが、娯楽に生きるFIRE生活で資金が足りるでしょうか?

また、飽きずに娯楽だけを継続できるでしょうか?

もし、FIREを考えているのであれば完全に仕事を辞めるのではなく、少しだけ働くサイドFIREを検討してはどうでしょうか。

サイドFIREであれば、FIRE生活で不安の一つとなる収入を少し確保でき、社会とのつながりも確保できます。

また、1億円を貯める過程も考え直す必要があります。

私たちにとって最大の資産はお金ではなく時間です。

失ったお金は取り戻せても、過ぎ去った時間を取り戻すことはできません。

若いうちにしかできないことはたくさんあります。

そして、若いうちの経験は一生の宝物となりえます。

そのチャンスを見過ごすことは、一生の後悔となる可能性があるのです。

まとめ

以上『』でした。

いかがでしたでしょうか?

1億円を貯める過程の苦行や、FIRE後の生きがい・社会とのつながりの欠如が、必ずしも幸福につながらないことを示しました。

本当に大切なのは、お金ではなく時間と経験です。

若いうちにしかできない貴重な時間を節約や我慢で浪費してしまうのは、非常にもったいないことです。

幸せな人生を送るための絶対条件は、「お金を貯めること」ではなく、「生きがいと社会的なつながりを持つこと」です。

もしFIREを目指すなら、サイドFIREを視野に入れ、今を大切に生きることを忘れないようにしましょう。

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