夢のログハウス暮らしを始めた71歳男性の老後破産危機までの3年間

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

地方移住は一部の人にとっては「夢」と言える話のようです。

そして、長きに渡り働き続けた末に手に入れた念願の田舎暮らしをいとも簡単に手放してしまう人もいるようです。

今回は毎度おなじみ幻冬舎の「THE GOLD ONLINE」から、新たに夢破れた人の事例をご紹介します。

私自身もド田舎出身者ですので、地方のリアルをお伝えします。

地方移住を考えている人は参考にしてください。

退職金3000万円を手に"理想"の地方移住

今回の記事の主役は川島忠男さん(仮名、71歳)。

都内のメーカーで再雇用を含め68歳まで勤務し、退職金として約3000万円を手にしました。

年金は毎月約17万円が支給されていました。

川島さんは自然が好きで、「老後は山の近くで自給自足のような暮らしがしたい」と考えていたようです。

そんな中、ネットで見つけたのは、地方の山間部にある築10年の木造ログハウスでした。

価格は、土地付きで980万円。

生活費も都会に比べて安く抑えられるはずだと信じて、川島さんは移住を即決しました。

しかし、現実は甘くありませんでした。

予想外にコストのかかる地方の現実

まず、購入後すぐにログハウスの外壁にシロアリ被害が発覚し、修繕費として150万円の支出となりました。

次に、水回りのトラブルや凍結防止の設備追加などでさらに出費が続きます。

さらに、車がなければ生活がままならないため、移動のガソリン代もかさみました。

近くに病院もないため、持病の治療のための総合病院への通院には片道2時間もかかりました。

いろいろな支出により、気づけばあっという間に貯金は1000万円を切っていたのです。

「田舎はお金がかからない」という認識は、完全に誤算でした。

周囲に人もいない生活に耐えられなくなり、結局都市部へ戻ることを決意しました。

しかし、ログハウスは売却できずそのままに、近隣の町に安価なアパートを借りて暮らしているそうです。

「働かずに暮らすはずだった」老後は、近くのスーパーで週に数日レジのアルバイトをしなければならない状況となり、夢と消えたのでした。

甘すぎる「地方移住に抱く夢」

今回の事例は、フィクションだと思いますが、地方移住で失敗する典型的なパターンと言えます。

地方移住に失敗するパターンとしては、「理想(良い面)ばかり見ている」ことが挙げられます。

地方は、都心部に比べ自然が豊かで、人も少なく、のんびり暮らせるイメージがあると思います。

ところが、現実はそう甘くありません。

例えば、物価が安いと思っていると、ガソリン代、車の維持費、冬場の暖房費(灯油代)など、地方特有の出費を考慮しておらず、今回の事例のように後から驚くことになります。

水道料金も地方のほうが高かったりします(私は東京の安さに驚いた部類の人間)。

移住先の医療機関(特に専門医や緊急時)や介護環境について事前に十分に調べていないというのも今回の事例に含まれていました。

住む場所によっては自動車で1時間以上かけないと大きな病院に辿り着けないことも、当たり前のようにあります。

田舎は都会と違って、公共の交通機関が発達していませんから、自分で自動車を運転できないと、まともに生活できない場所も多いです。

地方移住には綿密な事前調査は必須

私のように地元に帰るパターンの地方移住というかUターンのようなタイプであれば、ある程度は田舎の状況を理解できています。

しかし、初めての土地に移住するパターンは要注意です。

住宅や周辺環境、そして人間関係など、地方移住には実に様々なハードルがあります。

これまで都会の生活に慣れ親しんだ人が、近所にコンビニも遊ぶところもない土地へ行って、すんなり馴染めると思いますか?

また、配偶者や子供といった家族が移住を受け入れるとも限りません。

家族も含めて十分な合意を得てからでないと、移住は上手くいきません。

例えば、旦那さんが「大丈夫」と思っていても、田舎の虫を舐めていると痛い目を見るはずです。

虫を苦手とする女性は多いです。

暗くなって、ちょっと明るいところにはすぐ虫が集まりますから、玄関が格好の場所となります。

気づけば家の中にも虫がいますから。

それぞれの季節で、実に様々なことが起こることを理解しておくべきです。

また、今の時代なら地震や洪水のような自然災害の可能性も考慮しておくとよいのではないでしょうか。

こうなると、もはや住む場所が無くなってしまいますから、災害の確率ができるだけ低いところを探すという発想になると思います。

とにかく、準備を徹底してから決断しないと、老後の貴重な資産を失うリスクがあるということです。

まとめ

以上『夢のログハウス暮らしを始めた71歳男性の老後破産危機までの3年間』でした。

いかがでしたか?

ログハウス暮らしは確かに憧れますが、実際に住むとなるとハードルは高いです。

フィクションとはいえ、なぜ老後にド田舎暮らしを選択するかは疑問です。

自動車必須の地域に高齢者が暮らすのは現実的ではないと思います。

ですので、私は「安易な地方移住反対派」なのです。

「地方」と言っても、都市の中心部もありますから、場所は選ぶべきです。

ちなみに、実際にログハウスに住みたいのであれば、街中に土地を買って建てるのがよいでしょう。

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