マネしちゃダメ!株で100万円損した頃の悪しき投資手法9選
どうも。『毎日が祝日』いわいです。
投資を再び大きく始めようと思い始めると、やはり資産を失う恐怖が自分を覆います。
15年近く前になりますが、株式投資を始めて以来、いろいろとチャレンジしてみましたが、結局100万円ほどの損失を出しました。
そして、そのまま株式投資からはしばらく離れることにしました。
当時は何をやってもうまくいかなかった気がします。
自分には投資の才能が無いのだと思いました。
しかし、今では本当に愚かだったと思っています。
今回は自省の意味も含め、今なら絶対にやらないであろう、しかし実際にやってしまった悪しき投資スタイルをご紹介していきます。
1.短期売買で利益を得ようとする
悪しき投資手法1つめは、「短期売買で利益を得ようとする」です。
当時の私は、「株は安く売って高く売るもの」だと認識していました。
時は折しも「デイトレーダー」という言葉が登場した頃です。
当時は会社員でしたから、パソコンの画面に張り付いて株の取引などできません。
ですから、帰宅後にパソコンの画面を見て売買をしていました。
ただ、いかんせん帰宅後ですから、すでに日本の株式市場は開いていません。
よって、翌日の取引で売買をしようと指値や成行の注文をしておく。
そんな取引をずっと繰り返していましたが、勝ったり負けたり。
いや、負けたり負けたり負けたりして、たまに買ったり。
この手法で勝てるはずがありません。
2.株の購入・売却のタイミングはなんとなく
最大の問題は、株の購入・売却のタイミングが「なんとなく」だったことです。
テクニカルな指標なども正直あまり理解していませんでしたので、「これから上がるのではないか?」と思ったのでなんとなく購入。
ある程度上がったので、「ここで売却でいいかな?」となんとなくの利益確定の売り。
下がりすぎたので、「これ以上は危険かな?」となんとなくの損切り。
このような売買では、たまに勝つことはありますが、勝ち続けられるわけがありません。
理論が構築されていませんから、取引に再現性もありません。
3.株価の値動きが気になりすぎる
そして何より、株を買い始めてとにかく精神的に落ち着かなくなりました。
株を買い始めてから、とにかく株価が気になって仕方がありませんでした。
結果として、仕事中ときどきSBI証券にログインして、自分の所有している株の株価がどうなっているかをチェックしてしまう始末。
方針なき短期売買ですから、とにかく値下がりすることに対して恐怖心がありました。
株は値上がりすることもありますが、値下がりすることだって当然あります。
頭では理解しているつもりなのですが、どうしても株価が気になってしまうのです。
4.自分のリスクの許容範囲を超えていた
ということは、自分のリスクの許容範囲を超えていたのでしょう。
もし、許容範囲内であれば仕事中にまで株価をチェックしてしまうことはなかったでしょう。
当時からすでに貯金はある程度貯めることができていたのですが、株に投じた金額は割合としては結構なものでした。
ですから、株価が下がりすぎると非常にまずかったわけです。
そして実際に恐れていたことが起こりました。
5.暴落で狼狽売り
2006年1月17日、堀江貴文氏のライブドアによる粉飾疑惑事件(ライブドア事件)が発覚し、株式市場が大混乱。
日経平均株価は462.08円安と急落したのです。
翌日も464.77円安くなり、2日で1000円近くも下がりました。
いわゆる「ライブドアショック」です。
私の所有していた株も大打撃を受け、これ以上損失を出してはいけないと全部売り払いました。
結局1日で約40万円の出した計算です。
ライブドアショックは今でも忘れることができません。
仕事中に株価が大幅値下がりしたことに気づき、大慌てで仕事中に全株を売り払いました。
後にも先にも仕事中に取引したのはこのときだけです。
6.優待目当てで株を買う
ライブドアショックで多額の損失を出した後、少しの間は株の取り引きを控えていました。
しかし、今度は株主優待に魅力を感じ、優待目当てで取引を再開してみました。
確かに株主優待はいろいろな商品がもらえ、楽しかったです。
しかし、肝心の株価は持ち続けていると、当然のことながら値下がりしていく局面も生じます。
結局、損切りという名のもとに売却。
出した損失で株主優待の商品が買えたのではないかと後悔することになります。
とにかく最初に書いたように、株式投資に対し短期売買の考え方しかないことが株での損失を拡大させていました。
7.不勉強
というわけで、これまで株式投資で散々な結果に終わってきたわけですが、その原因はとにかく不勉強だったの一言に尽きます。
今でこそインデックス投資について学び、徐々に長期投資に対する考え方が身についてきました。
これは仕組みとしてiDeCoやつみたてNISAが登場したことも大きかったでしょう。
これらの登場により、長期投資に関する情報が世に多く出回ったので、私も学ぶことができました。
もしインデックス投資を最初に知っていたら人生は変わっていただろうと思っています。
まあ、とにかく不勉強でした。
投資における「リスク」とは、リターンの変動(ブレ)のことを表すことも最近知ったくらいです。
「リスク」と言われると、どうしても一般的な「危険」という意味で捉えがちでした。
本当に投資に関して基本的なことも知らなかったのだと猛省しています。
8.FXやCFDにも手を出し結局失敗
不勉強ゆえに再現性のない取引で損失を出し続けていたのに、さらにやってはいけないことをやってしまいました。
それは、ますますよく分からないFXやCFDも試しに手を出したことです。
もちろん勝つことなどできず、あっさり撤退。
唯一良かったこととすれば、すぐに諦めて、以降一度も手を出していないことでしょうか。
結局、これまでの人生でトータルすると100万円近く投資で失ってきたはずです。
9.他人のマネをする
やはり、何かの情報で「〇〇で儲かっている」と聞くと、ついつい気になってしまったのがいけなかったのでしょう。
当然私とは異なる状況で異なる目標を持った人が異なる手法で儲けているわけです。
それなのに儲けたいという想いだけで試してしまったことがいけなけかったのでしょう。
自分には自分に適した投資スタイルがあるわけで、そのスタイルを模索することが大事なわけです。
高い授業料を払い、長い時間をかけて、ようやく気付きました。
まとめ
以上『マネしちゃダメ!株で100万円損した頃の悪しき投資手法9選』でした。
いかがでしたか?
株だけではありませんでしたが、とにかく投資で失敗し続けてきました。
世の中は投資へという流れになっていますが、投資がマストというわけではありません。
しかし、資産を早く増やすには効果的であることも事実。
ちゃんと勉強した上で、自分の許容できるリスクの範囲内で投資に取り組みたいものです。