長期投資のメリットを享受する資産運用の心得7カ条とは?
どうも。『毎日が祝日』いわいです。
楽天マガジンで雑誌『東洋経済』をチェックしたところ、今回の特集は「資産運用」。
そして、その中に加谷珪一氏の「長期投資のメリットを享受する 資産運用の心得7カ条」という記事がありました。
今の私は20年以上に渡る長期投資をスタートさせたばかり。
まさに今の私にピッタリです。
長期投資を行う上で絶対に忘れてはならない"心得"とは一体何でしょうか?
1.とにかく継続する
長期投資のメリットを享受する資産運用の心得7カ条の1つめは、「とにかく継続する」です。
長期積み立て投資の最大のメリットは、長期的な経済成長の恩恵をそのまま享受できることである。
(『東洋経済』2020/3/7号 P46)
やはり長期投資を行う上で最も大事なことは継続することです。
これは私自身も痛感しています。
ライブドアショックやリーマンショックでも株式投資を止めずに続けていたら、ここ10年に渡る株高の恩恵を受けられただろうに、と何回後悔したことか。
今回のコロナショックでは、その学習の経験から何があっても株式は手放さないと決めていましたので、かなり下落し損失を抱えていますが、手放すことはありません。
むしろこれから定期買付によりどんどん買い付けを進めていきます。
長期間に渡り投資を続けていく上では、今回のコロナショックのような暴落は10年に1度くらいの確率で発生すると思っておかなければいけません。
暴落を乗り越え、長期に渡り投資を続けることで経済成長の恩恵を享受できるわけです。
だからこそ、暴落が起きても保有している株式は手放さず、むしろ買い付け続けることが重要なわけです。
ここ最近、「貯蓄から投資へ」の流れが進み、つみたてNISAを始めた人も多いはず。
ただ、今回のコロナショックで積み立てた商品を手放してしまった人も多かったようです。
残念ながら世間の流れに身を任せて投資を始めただけの話であって、長期投資のメリットまで理解はできていなかった人が多かったのでしょう。
2.リスクについて理解する
長期投資のメリットを享受する資産運用の心得7カ条の2つめは、「リスクについて理解する」です。
多くの人はリスクという言葉を「危険」という意味に捉えているが、金融工学的な解釈は少々異なっており、将来に対する不確実性のことをリスクと呼ぶ。
(『東洋経済』2020/3/7号 P46)
この点については、私自身も反省すべき点です。
私もリスクという言葉は、「危険」という意味で捉え、利用することが多かったからです。
3.自分の価値観をしっかり持つ
長期投資のメリットを享受する資産運用の心得7カ条の3つめは、「自分の価値観をしっかり持つ」です。
結局、投資というのはその人の価値観や人生観が問われるものだということを理解しておく必要があるだろう。
(『東洋経済』2020/3/7号 P46-47)
昨今の「貯蓄から投資へ」という流れや、株価の上昇傾向に乗って、「自分も儲かるかもしれない」という軽い気持ちで投資を始めた人が多いかもしれません。
しかし、投資には人それぞれの目標があり、その目標を達成すべく投資しています。
特にネットや雑誌に出てくるような儲かっている人の手法をただ真似るのは、はっきり言って推奨できません。
目標が異なりますし、おそらく保有している資金力が圧倒的に異なるからです。
投資を行う上では、自分がどうなりたいのかを明確にしておかないと、周囲の環境や雰囲気に飲み込まれ、目的に反する取引を行ってしまいかねません。
4.優良銘柄への投資を徹底する
長期投資のメリットを享受する資産運用の心得7カ条の4つめは、「優良銘柄への投資を徹底する」です。
具体的な投資対象だが、長期投資を試みる以上、10年で消滅してしまうような企業には投資できないので、必然的に著名な大企業が対象となる。
(『東洋経済』2020/3/7号 P47)
長期投資は私の場合は20年以上を指しているので、20年後も存続している企業に投資するのが大原則となっています。
中小の上場したばかりの企業の株を買って、将来大きくなればという考え方は、個人的にはギャンブルの要素が強くなってしまうのではないかと思い、避けています。
長期投資の場合は、その意味で銘柄選びがより重要になります。
だからこそ、私の場合は銘柄選びを放棄して、米国ETFを買い付ける選択をしています。
5.外国株の組み入れは必須
長期投資のメリットを享受する資産運用の心得7カ条の5つめは、「外国株の組み入れは必須」です。
日本経済は今後、人口減少などによって相対的に低成長の続く可能性が高く、全世界的な経済成長の恩恵を受けられる企業に投資しないと、相対的なリターンが下がってしまう。ポートフォリオへの外国株の組み入れは必須である。
(『東洋経済』2020/3/7号 P47)
先ほど「優良企業への投資」が挙げられましたが、「優良企業」とは一体どのような企業なのかをかんがえなければなりません。
その対象を日本だけで留めておくのは、今後は危険です。
日本企業はグローバルに見ると小さい企業が多いです。
となると、投資対象は全世界に広がり、今後も人口増加が見込まれるアメリカが浮上してきます。
アメリカの企業は日本の企業よりはるかに規模が大きく、何より株主還元の意識が強いです。
だから私は米国ETFに投資するのです。
6.手数料についてよく考える
長期投資のメリットを享受する資産運用の心得7カ条の6つめは、「手数料についてよく考える」です。
投資金額が少なかったり、銘柄の選定が面倒であったりするのであれば、投資信託などを利用するのも1つの方法である。だがこうした金融商品を利用する場合には、手数料について厳しくチェックする必要がある。
(『東洋経済』2020/3/7号 P47)
投資信託やETFを買う場合、手数料は絶対にチェックすべきなのは間違いありません。
つみたてNISAの人気上位商品であれば、買付手数料は無料がほとんどですし、信託報酬も安いものが多いです。
が、それでも似たような商品が複数ありますから、手数料を見比べる習慣はつけておいたほうがよいでしょう。
長期投資は投資期間が長くなりますから、手数料が高ければ高いほど、支払う手数料も多くなります。
その分リターンが減ることを意識しなければいけません。
7.孤独を愛する
長期投資のメリットを享受する資産運用の心得7カ条の7つめは、「孤独を愛する」です。
どの銘柄に投資するのかはもちろん、情報をどう活用するのか、誰の話を参考にするのかも含めて、行動のすべてが自己責任であり、投資というのは結果がすべてだ。すべての結果を自身で受け止める勇気がないのであれば、投資はやめたほうがよいだろう。
(『東洋経済』2020/3/7号 P47)
最後の最後で厳しい言葉が飛び出しました。
まさにその通り。
投資は自己責任なのです。
自分との戦いでもあります。
だからこそ安易な考えで市場に飛び込んではいけません。
市場は戦場であり、獲物を狙うプロの投資家たちが待ち構えています。
20年以上の長きに渡り、いかに生き残るかを考えなければいけないわけですから、腹をくくれないなら投資しないほうがよいでしょう。
今回のコロナショックのような暴落で株を狼狽売りするようでは投資には向いていません。
地道な貯金で蓄財していくべきです。
あるいは本当に0円になってしまっても構わないような少額で投資することをお勧めします。
まとめ
以上『長期投資のメリットを享受する資産運用の心得7カ条とは?』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.とにかく継続する
2.リスクについて理解する
3.自分の価値観をしっかり持つ
4.優良銘柄への投資を徹底する
5.外国株の組み入れは必須
6.手数料についてよく考える
7.孤独を愛する
長期投資は本当に長い戦いとなります。
ですから、短期的な株価の上下動に一喜一憂しているようでは勝つことができません。
ここ最近の"コロナショック"の影響で保有する株式を狼狽売りしてしまった人は、改めて長期投資について、そして自分の目標や投資スタンスについて考えてみるべきでしょう。
おまけ
デジタル雑誌は著作権などの都合上、全ページが完全にデジタル化されておらず、読めないページも存在しています。
そんなときは紙の雑誌に頼らざるを得ませんが、それでも『東洋経済』1冊より安い金額でさまざまなジャンルに渡る雑誌が読み放題になるのは大変なメリットです。
しかも、申し込み後1ヶ月目は無料だったりします。
楽天マガジンなら月額380円(税抜)で450種類の雑誌が読み放題。
また、TSUTAYAのTマガジンなら月額400円(税抜)です。