投資が怖かった準富裕層が積立投資を5年以上継続できた5つの理由
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
私が資産5000万円を達成したのは47歳のときでした。
当時はまだ投資を再開させて間もない頃で、投資資産は100万円程度でした。
2019年に投資を再開させて以降、紆余曲折を経て、積立投資は5年以上継続。
気づけば含み益は250万円を超えていました。
一方で、世の中には積立投資を継続できない人がいるようです。
そこで今回は、できるだけ多くの人に積立投資を継続できるようになってもらうために、私がなぜ積立投資を継続できたのかをお伝えしていきたいと思います。
大きな下落が起こるとすぐに株を売却してしまう人は、ぜひとも参考にしてください。
1.最初は少額から始めた
投資を継続できた理由1つめは「最初は少額から始めた」からです。
私が投資を再開させたのは2019年3月のことです。
きっかけは「つみたてNISA」の登場でした。
以前は短期投資で失敗したのですが、今回は長期投資、そして私の得意とする地道な積み重ねでした。
「これならできる」と思い、投資を再開させたのでした。
しかし、以前の私は株価の値動きにドキドキしてしまい、仕事が手につかなくなるほどでした。
そこで、そのときの教訓を生かし、最初はたったの1000円から積み立て始めたのでした。
その後、徐々に金額を増やし、心を慣れさせていきました。
最初から新NISAつみたて投資枠の上限10万円で投資を始めた人は、資金があっても心がついていかない可能性があります。
よって、リターンが小さくなりますが、まずは金額を減らすことを検討してみるとよいかもしれません。
2.心の平穏を保てる金額で投資を続けている
投資を継続できた理由2つめは「心の平穏を保てる金額で投資を続けている」からです。
最初は少額から投資を始め、徐々に金額を増やしていきました。
現時点でそうし資産は含み益を含め800万円程度に育ちました。
一方で、金融資産は今では6000万円以上あります。
そう考えれば、もっと投資しても良いはずです。
若くて野心のある人なら確実に思うことでしょう。
しかし私は投資額を抑えています。
もちろん株価が上がっているときは「もっと投資しておけばよかった」と思うことが多々あります。
しかし、株価が下がったときに心の平穏を保てなくなるのです。
2024年8月の株価大幅下落のときは少しだけ危なかったです。
そんな私の心を支えたのは、万が一投資した資産がゼロになっても5000万円は残るという事実です。
一般的に、投資は余剰資金でおこなうことが推奨されています。
「余剰資金」とは、「必要な資金を差し引いた後に残る、当面使う予定のないお金のこと」を指します。
私にとっての余剰資金とは5000万円を超える部分です。
手を付けないお金を残しておくことで心の平穏を保てています。
しかし、2024年8月の大幅下落を乗り越えられた原因は他にもありました。
3.コロナショックを乗り越えた経験がある
投資を継続できた理由3つめは「コロナショックを乗り越えた経験がある」からです。
私は2019年に投資を再開させましたが、1年あまりで暴落に巻き込まれました。
それまで小さなプラスを積み重ねてきていたのに、一気にマイナスに転じました。
さすがにショックは大きかったです。
しかし、狼狽売りすることなく保有し続ける決断をしました。
結果としては大正解。
当初は回復するまでどれくらいの時間がかかるのかと思っていましたが、あっという間に回復し、さらに株価は上昇を続けました。
このコロナショックの経験は、たとえ株価が下がっても売ってはいけないという教訓として深く刻み込まれました。
そして、売却しなかった理由は他にもありました。
4.20年後を見据えている
投資を継続できた理由4つめは「20年後を見据えている」からです。
そもそも、つみたてNISAを始めた際、20年に渡る長期投資をすると決意して投資を再開させました。
つみたてNISAは長期・分散・積立投資です。
1年40万円を20年かけて上限800万円まで投資できる制度でした。
2年目で暴落に遭ったのはショックでしたが、まだマイナスも小さく、大ダメージにはなりませんでした。
よって、投資を継続するという結論は結構簡単に出せました。
まだまだゴールは遠い先ですから、ここから回復していくことを信じて売却せず、積み立てを続けたのでした。
信じた結果、株価は回復し、そしてさらに上昇を続けたのでした。
5.早い段階で一定の含み益を確保できた
投資を継続できた理由5つめは「早い段階で一定の含み益を確保できた」からです。
コロナショックからの回復は異常と思えるペースでした。
そして、ありがたいことにあっという間にプラスに転じ、そのプラスは徐々に大きくなっていきました。
積立投資ですから投資額も大きくなり、含み益も大きくなっていきました。
株価の上昇に加え、円安ドル高が進んだこともかなり影響しました。
私の場合、S&P500を投資対象のメインに据え、オルカンとVTIが投資の中心でしたので、ドル高はかなりの追い風となってくれました。
2024年8月の大幅下落の直前には、含み益が200万円くらいまで来ていたと思います。
8月の大幅下落で一気に含み益は減少しましたが、プラスは維持できていました。
となれば、もはや売却する理由はありません。
一時的な大幅下落は、その後回復すると過去の経験からも信じられます。
実際、大幅下落した分はあっさり回復し、ダウやS&P500は過去最高を更新し続けるのでした。
投資に期待しすぎてないか?
まずはここまで投資を継続できた5つの理由を見ていただきました。
メンタル弱男でも投資を継続できた理由は何となくお分かりいただけたでしょうか?
あと、投資が続かない理由に始める前とのギャップがあるのではないかと思っています。
まず、「株価が上がって、資産が増えるもの」と決めつけて投資を始めているような雰囲気を感じます。
株価は上がることもあれば、下がることもあります。
特に開始当初は株価が下落して、マイナスになる確率も高いです。
当初のマイナスを受け入れないと、その先に待っている大きなプラスは手に入れられないでしょう。
それから、投資を始めても意外と増えないと感じる人も一定数いるようです。
しばらく投資しても、数万円程度しか増えないとか思われるようです。
ネットでも「だったらパチンコをやったほうがよい」みたいなコメントを見たことがあります。
投資は突如お金が大金に化ける魔法ではありません。
利益は少しずつ時間をかけて大きなっていくので、最初のうちはプラスが小さいのは当たり前です。
先ほど「期待」と言いましたが、投資に対する理解がないと言ったほうが正しいかもしれません。
このあたりの期待と現実のギャップが投資の続かないもう一つの理由として存在しているように思います。
よって、投資に対する正しい理解こそが投資を長続きさせられる要因となるのではないでしょうか。
まとめ
以上『投資が怖かった準富裕層が積立投資を5年以上継続できた5つの理由』でした。
いかがでしたか?
投資を続けられなかった人は心当たりがありましたでしょうか?
でも大丈夫です。
投資はいつでも再開できます。
投資に対する理解を深めるのと同時に、自分を理解することで投資を長く続けられます。
投資で一番大事なのは手法ではなく実は自分のメンタルであることも理解しておかなければならないのです。
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