「老後破産」はただの妄想。老後に突入しても蓄え続ける人の末路

「老後破産」はただの妄想。老後に突入しても蓄え続ける人の末路

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

老後のお金の不安を抱えている人は多いと思います。

何が起きるか分からないですし、年金がどうなるかも分かりません。

老後破産を避けるべく、貯金・投資に勤しむ日々を送ることになります。

今回は「プレジデント・オンライン」に掲載された老後に関する記事から、老後破産は妄想との記事をご紹介します。

記事の筆者は精神科医の和田秀樹氏で、老後に関する老後に関する記事や書籍をたくさん書いている人です。

今回の記事ではどのようなことを書いているのか、早速見ていきましょう。

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今回のテーマは『資産5000万円に到達して分かった準富裕層にまつわるお金のウソ7選』です。 資産5000万円ともなると、かなりのお金を持っているとのイメージを抱く人がいるかもしれません。しかし、実際にこのラインに到達してみると、実は世間の人たちは多くの誤解を抱いていたり、ものによってはウソが潜んでいるのではないかと気づきました。そこで今回は、私自身が資産5000万円に到達して実感した「お金のウソ」を7つご紹介します。
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老後になっても蓄え続ける過半数の人たち

まず記事で紹介しているのが、「令和元年度高齢者の経済生活に関する調査」の資料です。

これは内閣府が全国の60歳以上の男女を対象に行った調査なのですが、注目すべきデータがありました。

それは「日常生活の支出の中で、収入より支出が多くなり、これまでの預貯金を取り崩してまかなうことがありますか」という質問の回答です。

「取り崩しがある」と回答している人は48.1パーセントいます。

そして、この割合は65〜69歳をピークに、年齢が上がるにつれて減少傾向にあります。

この回答から「50パーセント以上の人が取り崩しがなく、60代半ば以降、取り崩しのない割合が増えているということは、年を取ってから節約して暮らしているか、貯金が増えている」と指摘しています。

和田氏はこうした傾向に対して、「老後の蓄え」を老後に使わないでいつ使うのか?と指摘しています。

これについては真っ当な意見だと思います。

せっかく貯めたお金を使わずに死ぬのは「もったいない」としか思えません。

「老後2000万円問題」は杞憂にすぎない

和田氏が高齢者の貯金を問題視しているようですが、そのきっかけとなったのは「老後2000万円問題」ではないかと指摘しています。

しかし、「老後2000万円問題」は心配する必要がないとも指摘しています。

「老後2000万円問題」は、年金など月々の収入が夫婦二人で20万9198円に対し、支出が月々26万3718円で、毎月5万4520円不足する。

この毎月の赤字額を30年間積算すると、年金受給額だけでは約2000万円が不足する、というものです。

この計算は、あくまで平均の収入と支出から計算したものであり、世帯による差異があります。

そして、老後資金の貯金などは全く考慮されていません。

実は、65歳時点における金融資産の平均保有状況は夫婦世帯で2252万円と言われており、年金をベースとした収支で2000万円不足しても、貯金で賄うことができるのが実態だったのです。

よく考えてもらいたいのですが、20万円しか収入がないのに25万円も支出が発生するはずがありません。

5万円の差額はどこからきていたのかというと貯金の取り崩しです。

年金が20万円しかないのであれば、20万円の範囲で生活すれば赤字など発生しません。

実はそれだけの話なのです。

ちなみに、最新(2023年)の統計では、毎月の不足額は3万7916円となり、30年分の赤字額の累積は約1365万円まで減少しています。

よって、「老後2000万円問題」とは机上の空論であることが分かります。

年を重ねるほどお金を使わなくなる

また、和田氏が指摘しているのは「老後2000万円問題」の試算が30年間毎年同額の支出を重ねるという前提になっていることです。

この指摘も正しく、高齢者は年々生活費が減少していく傾向にあります。

体力的な問題で、年々活動的ではなくなり食事量も減少していきますから、支出は徐々に減少していくのが一般的です。

よって、「老後2000万円問題」は存在せず、老後破産など心配する必要がない、というのが和田氏の主張です。

本当に「老後破産」は恐れなくてよいのか?

和田氏は、記事の中で「老後破産」を過度に恐れる必要はないと主張しています。

そして、いざとなれば「生活保護」を受けたらよいとしています。

確かに日本には生活保護というセーフティネットが用意されています。

ただ、生活保護の水準を切っているのに申請をしていない人が多数いるとも言われています。

この背景には「生活保護を受け取るのが良くない、恥ずかしい」という空気感があるように思います。

しかし、生活していけないのであれば正当な権利を主張することは恥ずかしいことではありません。

だったら、その前にちゃんと資産形成しておきなさい、と言いたくなります。

老後の収入は年金になることは分かっているのですから、自分の年金額をおおまかに把握し、老後に向けた準備をしておけばよいだけの話です。

よって、過度に老後破産を恐れる必要はないと思います。

ただし、年金が少ない人は要注意です。

例えば自営業で国民年金のみの人とかは、老後資金の用意をしておくべきでしょう。

まとめ

以上『「老後破産」はただの妄想。老後に突入しても蓄え続ける人の末路』でした。

いかがでしたか?

老後になってまで貯金し続けることに何の意味があるのでしょうか?

人生の終盤を豊かに過ごしたいならば、貯めたお金は使っていくべきでしょう。

自身の老後資金と相談しながら「人生の思い出作り」に励んでもらいたいものです。

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