49年もの時間をかけたら億り人になれても投資の意味がない
今日はこちらの記事から。
『投資額5万円⇒資産1億円を達成した投資家が実践する「高配当株の売買術」を紹介!』
最初の投資額が5万円だったのに、1億円まで到達するとはすごい話のように思えました。
しかし、よく見ると、次のような文言が。
「49年もの時間をかけて“億り人”になった投資家の「3つの勝ちワザ」を紹介!」
確かに億り人にまで上り詰めるのはたいしたものですが、49年もかけてしまってはいかがなものか。
今回は、投資について考えてみます。
投資のメリットは、より速く資産を増やせること
そもそも、人はなぜ投資をするのか。
僕は普通の貯金と比べた際の投資の最大のメリットは、より早く資産を増やせることだと思っています。
普通のサラリーマンの貯金では、資産が増えるタイミングは給料日のみです。
給料が振り込まれたら、あとはできるだけ使わないように過ごす。
これだけです。
銀行にお金を預けていても、利息はあってないような雀の涙ほどの金額にしかなりません。
投資は、うまくハマれば一気に大きな金額に増やすことも可能です。
実は12年で資産が10倍になっていた
ただ、じっくり時間をかけすぎて49年かかっていたわけでなく、実際は休み休み投資をしていたようです。
そして、2000年ごろから一気に700万円だった資産が7500万円まで10倍以上に跳ね上がっています。
あとは、アベノミクスの波にうまく乗ることができていると見てよいでしょう。
近年で資産を増やした人は、ほぼ間違いなくアベノミクスの波に乗っています。
流れに乗るというのは大変重要です。
大半の人は波に乗れなったのですから。
そして、63歳で億り人に上り詰めています。
3500万円まで減らしてから、わずか6年ほどで1億円に到達しているようです。
60歳を過ぎて億り人になることのメリットは?
それにしても、60歳を過ぎてから億り人になることにはメリットがあるのでしょうか?
考えられるメリットは、ゆとりある老後を送れることです。
国から「自助」を求められた、これから老後を迎える世代なら、60歳を過ぎたときに1億円持っていたら、非常に大きな安心感を持っていられます。
年金がいくらもらえるのか分からない時代において、年金なしでも十分生きていける金額です。
一方で、デメリットとしては、せっかく貯めたお金も墓場まで持っていくことはできません。
ですから、上手に減らしていかなければいけないのです。
そう考えると、お金というのはいかに貯めるか以上に、いかに使うかが重要であり、難しいのだろうと考えさせられます。
老後にそれだけの金額を使うような遊びもそうそうできなくなっていくはずです。
余裕ができるほどのお金を持つことは幸運なのか不運なのか、よく分からなくなってきました。
老後に何をするのか、何のために貯めるのかは決めた上で、目標の金額を決めて貯めるのがよいのかもしれません。
投資をしなくても億り人になれる
ちなみに、投資をしなくても億り人になろうと思えばなれます。
僕の場合、あと6000万円貯めるのに年360万円貯金し続ければ、約17年働き続けると億り人になれます。
49年よりはるかに早く億り人になれる計算です。
世の中の流れは貯金より投資になっています。
しかし、突き抜けた金額を貯金できれば、無理に投資をしなくても十分なお金は貯まるのです。
貯金だけで増やす最大のメリットは、減るリスクがないことです。
そのため、「お金の不安がない小金持ち」になれるのです。
まとめ
以上『49年もの時間をかけたら億り人になれても投資の意味がない』でした。
投資に意味がないとは言いませんが、必ずしなければいけないものでもありません。
僕の場合は、性格的に合わないため投資をしていないだけです。
投資を毛嫌いする人がいますが、それは投資の一面だけを見て言っている話。
なんら悪いことではありません。
どちらにしても、自分の性格に合った方法で資産を増やしていかなければ、これからの老後を生き抜いていくことは難しくなっていきます。
目的と目標を持って、資産を増やす努力を続けていきましょう。