小銭貯金って意味あるの?その効果は?
昨日、ネットでこのようなタイトルの記事を見つけました。
『100万円貯まる貯金箱』が満杯になるまでに500円玉を貯め続けてみた 9年1ヶ月かけて貯金した金額は果たしていくらなのか?
いわゆる「小銭貯金」の記事です。
今回の記事では、9年かけて140万円貯めたそうです。
動画もアップされていましたが、パンパンに500円玉の詰まった貯金箱の見た目のインパクトは抜群。
確かにこれはすごいです。
どうやって銀行へ持っていったんだか。。
ただ。。
おかしくないですか?
よく考えてもらえれば、小銭貯金って何の意味もないということが分かります。
もちろん貯金法に正解はありませんが、「もっといい貯金法があるのに」と思ってしまいます。
そこで今回は、小銭貯金否定派の立場から、小銭貯金はやめた方がいい理由をご説明します。
小銭貯金の問題点その1 小銭を用意するのが面倒くさい
例えば、500円玉貯金をするとしましょう。
毎日500円玉を貯金するルールにしたとすれば、毎日財布の中に500円玉がなければいけません。
そうしないと、貯金箱に500円玉を入金できませんから。
となると、毎日入金するためことを目的として、500円玉を作るためのお金の使い方になりませんか?
無理やりお金を使って貯金するなんて、本末転倒です。
それなら、最初から小銭貯金なんてやらないほうがいいです。
500円玉があるときにだけ貯金すればいいということにしたとすれば、500円玉があるとは限りませんから、毎日入金はできなくなっていきます。
となれば、お金がいつまでたっても貯まっていかないでしょう。
しかも、今のご時世、カード決済、キャッシュレス決済になっていく流れです。
その流れの中にあって、わざわざ小銭を用意する意味もわかりません。
小銭貯金の問題点その2 そもそも貯金箱を買う費用がかかる
貯金箱って、おいくらぐらいするのでしょうか?
買ったことがないのでわからないです。
Amazonで調べてみたら、「100万円貯まる貯金箱」で1000円だそうです。
お金を貯めるために、まずお金を使うという行為はバカらしくないですか?
また、ミニマリスト的な発想でいうと、その貯金箱を置いておく場所もとらなくてはいけない。
部屋のものはできるだけ少なくしたいのにです。
ますます小銭貯金をしたいと思わないです。
小銭貯金の問題点その3 大金は貯まらない
この記事では9年間かけて140万円のお金を貯めることに成功したそうです。
僕はこの1年間で350万円の貯金に成功しました。
そもそも、どこを目指しているかだと思うんです。
コツコツと小銭を集めるのは、それはそれで構いませんが、大きなお金を貯めたいのであれば、やることが違うはずです。
もっと大きく稼いで、支出を抑える。
そして、貯めた資金を元に増やす。
これに尽きます。
ということは、小銭貯金は、貯金の本道からは外れているのです。
小銭貯金の問題点その4 実は意味がない
小銭貯金の最大の問題点ですが、よーく考えてもらえればわかります。
小銭貯金というのは、本来銀行の口座や証券会社の口座に納めておくべきお金を家に置いておくだけの行為です。
それに気づいてますでしょうか?
現在の金利は低いとはいえ、家に置いておけば、全く利息が発生しません。
ですから、一時的にお金を現金で家に置いておくだけの行為でしかないのです。
それは貯金でもなんでもありません。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?
小銭貯金は、見た目にお金が貯まったような感じがするので、いいんですよね。
ただ、残念ながら、貯金としての効果はありません。
先にも述べましたが、小銭ではなくもっと大きなお金を貯める努力をしたほうがいいです。
そして、支出を減らす努力をしたほうがいいです。
運用で増やすのは、その次のステップです。
一番簡単なのは、支出を減らすこと。
だからこそ、本ブログでも節約の記事が多くなっています。
小銭貯金に走ろうと思っているのであれば、いったん立ち止まり、まず自分の支出を見直してみてはいかがでしょうか。