移住し夫婦でカフェ経営を始めたが…早期リタイア後の暮らしに潜む落とし穴

2018年10月18日

移住し夫婦でカフェ経営を始めたが…早期リタイア後の暮らしに潜む落とし穴

 『移住し夫婦でカフェ経営を始めたが…早期リタイア後の暮らしに潜む落とし穴』という記事を読みました。

 早期リタイアに失敗した夫婦のお話し。

 引退して移住、そしてカフェ経営。

 ありそうな話ですが、これがうまくいかなかったという。

 今回は、夫婦で早期リタイアを目指す人には特に教訓となることでしょう。
 

早期リタイアをして何をするのか?

 今回の早期リタイア失敗者の人は、このような人です。

失敗談の主人公は、55歳で商社を辞め、離島に移住したAさん。

都内の自宅を売却し、早期退職制度によって割り増しされた退職金と預貯金で、贅沢な暮らしをしなければ十分にやっていける余裕があったという。

「Aさんは周囲の人たちから、『急に何もしなくなると退屈になって都会が恋しくなるから』と言われ、移住先の古民家を改造して、1階をカフェ、2階を居住スペースにし、ハーブなどを栽培するための小さな畑も作りました。カフェといっても、8人で満席になるような小さいお店ですが、物珍しさもあってか初日から大賑わいでした」

 早期リタイアをして、お店を開くというのはよく聞く話です。

 しかし、何の目的でお店を開くのかが明確になっているのでしょうか?

 この記事を読む限り、ただただ周囲から言われ、なんとなく始めてみたという風にしか捉えることができません。

 こうなると、きっとお店を始めてからいろいろな問題に気づくことになるのでしょう。

 実際、このAさんという人もそうでした。

早期リタイアに失敗した要因その1 カフェ経営のスキルを持っていなかった

 それまでずっとサラリーマンだったAさん。

 それが早期リタイア後にカフェの経営を始める。

 ほぼ間違いなく、初めての経験でしょう。

 しかも、自分の意志というより周囲からの声に流され、なんとなく始めたような感じ。

 となれば、問題が生じるに決まっています。

「元々、カフェを経営するというよりも、趣味の延長くらいの感覚でやっていたAさんは、いずれ客足が途絶え、妻との穏やかな時間がやってくると信じていました。しかし、2カ月、3カ月経っても客足は途絶えることはありません。飲食店での経験がないAさんは、料理上手な妻の足手まといになることが増え、次第に2階に引きこもりがちになってしまったのです」

 これを読む限り、「なぜカフェを始めた?」という疑問しか残りません。

 カフェ経営ともなれば、サラリーマン時代とは明らかに異なるスキルを求められることになるでしょう。

 その点を見抜くことができていなかったことに大きな問題点があります。

 リタイア後にそば屋をやるなんて話もよく耳にしますが、同様です。

 そば打ちに接客といった、普通のサラリーマンとは明らかに異なるスキルが必要です。

 はたして、それが自分に可能なのか、しっかり見極めなければなりません。

 適性の有無は、自身が一番よく分かっているはずです。
 
 

早期リタイアに失敗した要因その2 環境の変化で夫婦の関係に変化が起きた

 Aさんは徐々に引きこもりがちになったのと対照的に、奥さんの方は積極的に。

「毎日楽しそうにしているのは、妻だけ。商社時代は、寝ずに夫の帰りを待っていた献身的な妻が、今ではAさんを邪魔もの扱い。『何のための移住だったのか』とふさぎ込む自分とは対照的に、地域の人たちにすっかり溶け込んで楽しそうな妻との関係はギクシャクしていきました」

 そもそも奥さんは元々専業主婦。

 それまでは夫を献身的に支えてきてくれたのでしょう。

 ところが、カフェの経営を始めるとともに、それまで気づかなかった社交的な性格が開花し、夫といることよりも接客の方に楽しみを覚えたのです。

 こうなると、何のために早期リタイアしたのか分からない。

 本来なら、夫婦でのんびりリタイア生活を送りたかったはず。

 奥さんの性格をよーく見抜いておくことが大事です。
 
 

早期リタイアに失敗した要因その3 カフェの収支が見合わなかった

 そもそもカフェを始めた以上、経営が黒字にならなければいけません。

 しかし、経営が上手く行かなったようです。

 しかも原因は、奥さんのお金の使い過ぎ。

「税理士から『仕入れに対して売り上げが少なく、このままだと預貯金を崩しながらの経営になる』と言われてしまったのです。商社時代は家計管理をAさんが行い、生活費のみを妻に渡す生活をしていました。

しかし早期リタイア後は夫婦で家計管理をするようになり、通帳やキャッシュカードを妻に渡し、Aさんは定期預金の通帳のみ管理。今まで夫の年収や貯金額を知らずにいた妻は、『自分が自由に使えるお金』と思い込んでしまい、オシャレな食器を買ったり、全国各地から食材を取り寄せたり、あっという間に残高が減っていったのです」

 奥さんの本当の金銭感覚が見えていなかったのでしょう。

 貯金まで使い込んでしまえば、単純に老後の生活が苦しくなるだけです。 

 なぜ夫婦間でお金に関する話し合いができていなかったのでしょうか?

 このあたり、見通しが甘かったと言わざるを得ません。
 
 

まとめ

 以上いかがでしたでしょうか?

 自身のリタイア後の生活の参考になる部分はありましたか?

 今回の事例から、早期リタイアに失敗しないコツとして4つのポイントが紹介されています。

(1)過去の人間関係に縛られず、
(2)自分の周りで今起きている環境変化に素早く対応でき、
(3)想定外のことが起きても動じない。
(4)“妻だけ”が人間関係を開拓しているなら、それを妬み、落ち込むのではなく自分もその努力をする。

 僕からのアドバイスがあるとすれば、「慣れない飲食店などやらない」でしょうか。
 
 

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