僕が若かりし頃に実際にやっていた簡単節約術9選

 僕は「将来は1億円貯める」という目標を掲げて、ずっと貯金をしてきました。

 そのため、20代のころは、将来への布石として、まずは「1年間で100万円貯める!」という目標で貯金をしていました。

 実際には、そんなに頑張らなくても1年間で100万円の貯金は達成することができていました。

 そこで今回は、今ではおっさんとなってしまった僕の若かりし頃、約20年前に実際にやっていた、いろいろな節約術を公開します。

 とは言っても、中身は簡単節約術。

 本当に難しいものはありません。

 目新しさも乏しいでしょう。

 でも、きちんと実行すれば、将来貯金額が少なくとも3000万円には到達するかもしれませんよ。
 

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簡単節約術その1 先取り貯金

 節約術というより貯金法なのですが、あえて入れておきました。

 節約だけでなく、まずは貯金の確保をしておかないといけない、ということでの改めてのご紹介です。

 本ブログではたびたび登場してくる先取り貯金。

 僕も例外ではなく、やっていました。

 きっかけは、就職してから始めた一人暮らしです。

 大学までは実家から通っていましたが、就職して最初の勤務先が実家からではとても通えない場所だったため、一人暮らしを始めることになりました。

 どうやって貯金をしようか考えた末に、思いついたのが、自動積立でした。

 そのとき、僕は地元の地銀に口座を持っていたので、同じ銀行で自動積立もできることを調べ、実際に口座開設をしてみました。

 ポイントは、一定期間は口座からお金を引き出すことができないということでした。

 これで、強制的に残ったお金で生活せざるをえない状況に追い込むことができました。

 また、カードも作りませんでした。

 一定期間お金を引き出すことができず、カードもないため、地元まで帰らないと現金を引き出すことができない環境を作ることができました。

 確か1ヶ月に5万円自動積立したと記憶しています。

 今振り返れば、かなり思い切った金額設定です。

 それでも、どうにか持ちこたえ、1年間に実際に100万円貯めることができ、その後の僕に心のゆとりをもたらしてくれることにつながっていきます。
 
 

簡単節約術その2 一人暮らしの物件は借り上げ社宅

 一人暮らしを始めると、最も大きな支出は家賃になります。

 初めての一人暮らしですから、はたして一体どんな環境での生活になるのか、非常に大きな不安を抱いていました。

 そこへ会社から来た話は、当時その地に勤務していた人の異動に伴い、会社で借りていた部屋が空くので、そこを借りてよいというものでした。

 僕の自己負担は、たったの2万3千円です。

 東京ではありえない金額だと思います。

 地方ならでは。

 これが僕にとっての最大の幸運だったと思っています。

 家賃の負担が大きくて、新人のころから貯金するのは難しかったりするはずですが、負担が極めて軽くなりました。

 実際に行ってみると、1Kでそこそこの部屋でした。

 会社の上司と同じアパートであるということを除けば。

 節約という観点からすると、本当に恵まれていました。

 これは誰しもできることではありませんが、節約は家賃からというのを、後から振り返って身に染みて感じる経験となっています。

簡単節約術その3 クレジットカードは使わない

 当時は、クレジットカード決済がそこまで一般的ではありませんでした。

 クレジットカードは、どちらかというと、お金持ちが使うものというイメージでしょうか。

 確か一応持っていたような気がしますが、使うことはありませんでした。

 やはり、怖かったですね。

 クレジットカードを使うのには抵抗がありました。

 その抵抗感が薄れてくるのは、インターネットの普及に伴い、ネットショッピングが一般的になってきたころからです。

 そのころから、徐々に通常の買い物でもクレジットカードを使う機会が増えていくこととなります。

 この方法は、現在においても、クレジットカードだとどうしてもお金を使いすぎてしまうという人には効果があります。

 ちゃんと貯金をする習慣が身につくまでは、クレジットカードを使わないようにしてみてはいかがでしょうか。
 
 

簡単節約術その4 外出するときに持っていく現金に上限を設ける

 上記したように、昔はクレジットカードを使いませんでしたので、必然的に現金で買い物をしていました。

 ただ、多額の現金を持ち歩くと、余計に使ってしまう危険性があります。

 また、財布を落としたりした場合、一気に大金を失ってしまう危険性もあります。

 そこで、外出するときには、財布からお札を抜いて、最小限度の金額で外出するようにしていました。

 これは、心理的に支出を抑制してくれるという意味でも効果的でした。

 節約で大切なことは、いたってシンプルですが、「お金を使わないこと」、この一語に尽きます。

 今だに買い物に行ったとき、「あれもこれも」とならないのは、このときの経験があったからこそだと考えています。
 
 

簡単節約術その5 買い物をしたら必ずレシートをもらう

 買い物をしたら、いつ何にお金を使ったのか忘れないよう、必ずレシートをもらうようにしていました。

 節約で大切なことは、「振り返り」です。

 誰しもが、「これ、買わなきゃよかったな~」と後悔したことがあるはずです。

 僕も例外ではありません。

 何度となく後悔してきました。

 一度やってしまったミスは、取り返すことはできませんから、繰り返さないようにする必要があります。

 そのためにも、レシートは必ずもらうようにし、後で振り返るようにしていました。

 実際のところは、振り返ってもやはり同じような後悔を繰り返してしまうわけです。

 悲しいですが。

 それでも、その後も経験を積み重ね、40代に入ってくると、後悔することはだいぶ減ってきました。

 過去の失敗をバネにして、反省をしてきた結果が今につながっています。
 
 

簡単節約術その6 レシートのない買い物は必ずどこかにメモしておく

 買い物をして、レシートをもらうことができればよいのですが、すべての買い物でレシートをもらうことができるとは限りません。

 最たる例は、自動販売機。

 昔は、ちょいちょい自動販売機でジュースを買っていたものです。

 では、そんなときどうしていたか?

 それはメモをすることのできる状況になったら、メモをするようにしていました。

 当時はスマートフォンなどありません。

 カメラ付き携帯も、まだ一般的ではなかったのではないかと記憶しています。

 ですから、例えば財布の中に入っているレシートの裏とかに、「缶ジュース 100円」とかメモをしていました。

 こうすることで、支出をもれなく把握できるようにしていました。

 今では、レシートを写真でとって、アプリに読み込ませるとか、当時では考えられないほど便利な世の中になりました。
 
 

簡単節約術その7 家計簿をつける

 上記4と5で、必ず支出は忘れないような仕組みを実行していましたが、それは振り返りのため。

 振り返りと言えば何をするかというと、家計簿をつけていました。

 当時は家計簿アプリなどありませんし、パソコンもまだまだ一般的に普及していたわけではありません。

 ですから、ノートに手書きしていました。

 文房具屋さんに「家計簿ノート」を売っていましたので、それをそのまま使っていました。

 本当に単純なもので、収入と支出、差額を書く欄があるだけの、極めてシンプルなものです。

 僕はそれを、毎日帰宅後に支出を記入し、1ヶ月が終わったら締めるようにしていました。

 スーパーに行ったときなんかは、買ったものを全部家計簿に書いていましたので、結構面倒だったと思いますが、続けることができていました。

 ただ、そこまでやることで、きちんとした振り返りができ、不要な買い物の見極めを徐々に行えるようになっていきました。

 今となっては、貴重な経験です。

 今はクレジットカード決済が大半を占めていますから、手書きで家計簿をつける必要はありません。

 web明細で簡単に買ったものの振り返りができるようになりました。

 また、一部は現金決済のものもありますので、それについては手書きではなくエクセルで入力しています。

 支出の把握の重要性を強く感じている理由は、当時の家計簿をつけていた経験があるからです。

 節約ができない人は、本当に家計簿をつけて、ムダな支出の把握に努めるべきです。
 
 

簡単節約術その8 お昼は弁当を持参する

 初めての一人暮らし。

 初めての自炊の経験でした。

 大学を卒業するまでは、たいして料理をすることもなかったため、もうどうしていいのやら何も分かりませんでした。

 りんごの皮も剥けなかったです。

 会社勤めを始めると、就職代が気になって仕方がありませんでした。

 外食や弁当を買ってきても、何かもったいないことをしているような気がしていました。

 そこで、思い切って、自分で弁当を作ってみることにしました。

 大したおかずはいれていなかったような記憶があります。

 ウインナーとか卵焼き、冷凍食品も入れていたような。

 がんばりましたが、長続きはしませんでした。

 さすがに面倒くささの前に敗れ去りました。

 このときの経験は、自分でやってみるのもいいけど、時間がもったいないから、お金で解決するという方法もあるということの学びになっています。
 
 

簡単節約術その9 ボーナスは使わない

 今の会社にはボーナスはないのですが、前の会社にはボーナスがありました。

 7月と12月の年2回。

 ただ、ボーナスには、一切手をつけませんでした。

 あってないようなものです。

 自動積立のため別口座に自動的に移るお金と、そのまま普通口座に残るお金。

 それだけです。

 ボーナスの使い道なんてアンケートがありますが、「貯金」の一択です。

 貯金したければ、ボーナスは当てにしないというのが鉄則です。

 僕にとっては、それが若い頃から当たり前のことでした。
 
 

まとめ

 以上いかがでしたでしょうか?

 僕の昔の節約術は、いたってシンプルです。

 目新しいものは何一つありません。

 当たり前のことをコツコツと積み重ねるだけでした。

 これをきちんと実行できれば、お金は必ず貯まります。

 ただ、中には「なぜこれで貯金できるの?」という疑問を抱く人がいるかもしれません。

 この理由は、昔も今と変わらず、普通の人に比べると、そもそも買い物の量が少ないからだと思います。

 それが支出が少なくて済んだ最大の、そして根本的な要因であると考えています。

 だから、1年で100万円の貯金に成功し続けることができていたのだと思います。

 ところが。

 その後、社会人としての年数を重ねていくにつれ、収入が増えていきますが、それに合わせて支出も増えていく時代が登場します。

 僕も例外ではありません。

 このときの話はまた別の機会で。

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