ふるさと納税1位の泉佐野市のお礼品がすごい!ビールに黒毛和牛!
『返礼品対策、政府方針を了承=ふるさと納税の対象外に-自民税調』という記事を読みました。
いよいよふるさと納税の返礼品対策が本格化しそうな雰囲気になってきましたね。
これはふるさと納税の過熱ぶりにブレーキをかけることになるのでしょうか?
実はここ最近、ふるさと納税に関する興味が大きくなってきていました。
そしてつい先日、初めて僕もふるさと納税をやってみて、その様子を記事にあげておりました。
その後も毎日のようにふるさと納税に関する記事を調べていて、泉佐野市について知ることとなりました。
今日はふるさと納税では有名な大阪府泉佐野市の話題について触れたいと思います。
泉佐野市が国のふるさと納税の規制について反発した
毎日のようにふるさと納税に関する情報を集めていたところ、そこで見つけたのがこちらの記事でした。
『揺れるふるさと納税…反発する泉佐野市と“温泉”“タコ”独自取り組み始める自治体も』
ふるさと納税について調べていた中、なぜ泉佐野市が取り上げられたのか、正直よく分かっていませんでした。
「反発する泉佐野市?っていうか、泉佐野市ってどこ?」
そんな僕の目に留まったのは、次の一節。
大阪府泉佐野市は、地元の特産品でない品や納税額の3割を超える額の返礼品で、去年全国トップの135億円を集めました。総務省はこうした自治体に是正を求めていますが、泉佐野市はこの対応に改めて反発しました。
去年全国トップの135億円??
ひやー、すごい金額を集めたものです。
何やら調べてみたところ、財政的には苦しかったようで。
ふるさと納税という制度を活用して、上手に寄付金を集めたのですが、いかんせんやり方がちと行き過ぎたかと。
確かに何でもありのお礼品というのはいかがなものかと思います。
「ふるさと」とは名ばかりで、全然関係ないですからね。
加熱しすぎた現在のお礼品競争を少し冷やす必要はあるかもしれません。
泉佐野市のふるさと納税お礼品人気上位にはビールが並ぶ
それにしても、泉佐野市の稼ぎ方には驚きました。
国が抑えにかかるような返礼品とは一体どのようなものだったのでしょうか?
先日、僕が初めてふるさと納税をやってみた
すると、泉佐野市のお礼品人気ランキング1位はビールでした。
プレミアムモルツです。
2位以下にもビールが並びます。
紹介しだしたらキリがないのでここでは3種類だけにとどめますが、他にもたくさんのビールが上位にランクインしています。
ビールのほかにも各種ドリンクがランクイン。
確かに泉佐野市とどう関係があるのか全く分かりませんが、タオルをつけているあたりが泉佐野市らしさなのでしょう。
泉佐野市は泉州タオルが有名らしいですから。
泉佐野市のお礼品には黒毛和牛(牛肉)もあった
泉佐野市のお礼品はビールだけではありません。
例えば牛肉。
黒毛和牛をはじめ、牛肉も豊富に取り揃えています。
あとは紹介しだしたら、枚挙にいとまがないほどです。
ここまでしてでも寄付金を集めたいという泉佐野市の意気込みを感じるほどです。
ただ、泉佐野市らしさは感じられないのも事実です。
ふるさと納税とは一体何なのか?
そもそもふるさと納税という制度は、一体どのような制度なのでしょうか?
実は2008年から始まっており、10年以上も経過する制度でした。
ふるさと納税は、納税という言葉を使っているものの、実際には自治体への寄付です。
その寄付は地域活性化を目的としたものでした。
しかし、いつしか注目はお礼品の方に集まりだし、お礼品が過激になっていきました。
結果として、地場とは全く無関係な品物が並び、地域活性化とは名ばかりの単なるショップと化しました。
これはお礼を目当てにした寄付する側にも問題はあるものの、やはり制度設計に大きな問題があったということなのでしょう。
今さら規制しだすことに対して、泉佐野市のように反発する自治体も出てくるのは当然とも言えます。
それでも、歪んだ制度は元に戻さないといけません。
お礼品は興味深く、とても面白いものでありますが、ふるさと納税の制度の本質から言えば、お礼品は無い方がよいはずです。
その代わり、お礼品をなくせば、これまでのような金額が動かなくなることも確実です。
今まで節約にふるさと納税を利用してきた人にとって、今後の動向は気になるところでしょう。
まとめ
以上、ふるさと納税1位の泉佐野市のお礼品がすごいという記事はいかがでしたでしょうか?
とにかく泉佐野市のビールや牛肉をはじめとするお礼品の数々には驚かされました。
ふるさと納税制度11年目にして初めて僕も寄付してみましたが、確かにお礼品の数々は魅力的です。
自治体側も寄付金を集めるために、お礼品を揃えるのもうなずけます。
国には、盛り上がっている制度に強くブレーキをかけることなく、緩やかに温度を下げていくことのできるような制度改革を求めたいです。