仕組預金とは?危険なの?メリットとデメリット、金利ランキングも

仕組預金とは?危険なの?メリットとデメリット、金利ランキングも

現在、銀行にお金を預けても、あまりにも金利が低すぎて、もはやメリットのない状況と言ってよい状況になっています。

そのため、将来のインフレも視野に入れ、投資を勧める声が増えています。

ただ、投資は元本割れの恐れもあり、躊躇している人も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが定期預金です。

金利は高くありませんが、普通預金にしておくくらいなら、まだマシです。

元本割れのリスクも原則ありませんので、余裕資金を定期預金にしておくことは、資産を管理するうえでは悪いことではありません。

ただ、やはりもっと高い金利で預けたいという声があるのも事実。

そこで出てくる選択肢が「仕組預金」です。

仕組預金は危険と思われている人もいるかもしれませんが、仕組預金とは一体どのような預金なのでしょうか?

そして、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

さらに、仕組預金を取り扱っている各銀行の金利のランキングも調べてみました。

今回は仕組預金について考えてみたいと思います。
 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ←こちらのクリックをお願いします。

仕組預金とは?

仕組預金とは、オプション取引などのデリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ預金商品です。

そのため、通常の預金よりも好金利となっています。

仕組預金には、大きく分けて2つのタイプがあります。

1つは、金利の動向によって預入期間が変わるタイプ(預入期間延長型)。

こちらは各銀行の商品によって、円のみで取引するものもあれば、外貨を組み込んだ商品もあります。

もう1つは、為替の動向によって満期時の受取通貨が変わるタイプ(元本通貨変動型)です。

それぞれ各銀行で用意している商品はどのようなものなのか、購入前にしっかりと注意書きを読むようにしてください。

後から「あれ?」と気づいても遅いです。
 
 

仕組預金のメリットその1 普通預金より金利が高い

仕組預金にはメリットがあるからこそ、販売されています。

その最大のメリットは、普通預金より金利が高いということです。

例えば、僕が日常的に活用している住信SBIネット銀行の場合。

各金利は以下の通りです。

普通預金 0.001%
定期預金 0.02%
仕組預金 0.35%(2018年11月25日まで募集の場合)

仕組預金の金利が突出して高くなっています。

これこそが仕組預金の最大のメリットです。

その代わり、常に募集しているわけではありません。

上記したように、いつからいつまでと募集期間が設定されていますから、募集期間内に申し込む必要があります。
 
 

仕組預金のメリットその2 元本割れすることはない

そして仕組預金のもう1つのメリットは、中途解約しない限り元本割れすることはないということです。

投資をためらう最大の原因は、元本割れのリスクがあることではないでしょうか。

仕組預金は、円で購入し、円で受け取る商品であれば、元本割れのリスクがありません。

そのため、余裕資金ならば仕組預金を利用してもよいでしょう。
 
 

仕組預金の危険なデメリットその1 外貨を組み込んだ商品の場合、元本割れする恐れがある

デメリットの1つめは、外貨を組み込むと元本割れする恐れがあるということです。

「あれ?仕組預金は元本割れしないんじゃないの?」と思われた人がいるかもしれません。

元本割れしない仕組預金は、あくまで円の仕組預金です。

外貨が含まれた場合、為替リスクを負うことになります。

そのため、元本割れの恐れがあります。

その代わり、円の仕組預金に比べてはるかに高い金利になります。
 
 

仕組預金の危険なデメリットその2 金利が上昇しても解約できない

仕組預金の2つめのデメリットは、市場の金利が上昇しても、解約できないことです。

これが最大のデメリットと言ってもよいでしょう。

仕組預金を始めてから、市場の金利が上昇することもありえます。

となると、仕組預金の金利が低いことになりますから、銀行側としては仕組預金を延長したほうが良いことになります。

そのため、預けた側にとっては預入期間が延長となり、新たに高い金利で預け替えることができず、いつまでの低い金利のまま預け続けることになります。

せっかく高い金利で預けたはずの仕組預金が、実は低い金利になってしまう恐れがあるということです。

解約をすることが全くできないわけではありませんが、やむを得ない理由により解約をした場合、元本は大きく割れると認識しておかなければいけません。
 
 

仕組預金の金利ランキング?

仕組預金は、募集期間が定められているため、常時募集をしているわけではありません。

また、募集期間ごとに金利が異なります。

そのため、タイミングを間違えると、低い金利の仕組預金を購入してしまう恐れがあります。

今回のランキングは、あくまでこの記事を作成している時点での金利ということでご覧ください。

1位 住信SBIネット銀行 0.35%

2位 楽天銀行 0.303%

3位 新生銀行 0.3%

4位 東京スター銀行 0.3%

5位 あおぞら銀行 0.22%

6位 じぶん銀行 0.2%

ソニー銀行 募集なし

実際に購入する際は、かならず各自で金利と商品内容をご確認ください。
 
 

まとめ

以上、「仕組預金とは?危険なの?メリットとデメリット、金利ランキングも」はいかがでしたでしょうか?

仕組預金は、定期預金より高い金利を実現していますから、多少の利息を得ることができます。

ただし、金利が上昇した場合に預け替えることができないというリスクを背負うことになります。

そのため、仕組預金を利用する際は余裕資金で利用することをおすすめします。

仕組資金をうまく活用できれば、余裕資金をリスクなく、わずかですが増やしていくことも可能です。

実際に利用する際には、その商品内容をよーく確認してから預け入れるようにしましょう。

スポンサーリンク