社会人1年目から年間100万円の貯金を達成したお金の使い方
いよいよ今日から新年度。
また新たなスタートです。
当時「1億円貯める」という目標をかかげスタートさせた社会人生活。
まさかセミリタイアへ向かおうとするとは当時の僕には予想だにできなかったことです。
それにしても、1億円貯めようとはなんと大胆かつ無謀な目標でしょうか。
毎年1年で100万円貯めても、社会人生活は40年あまりですから1億円には遠く及ばないわけで。
それでもなんとか4000万円までは見えてきました。
今回は、いかに1年で100万円貯めたのか、当時の貯金法を振り返ってみたいと思います。
1.クレジットカードではなく現金
当時のお金の使い方で今と全く異なるのが決済方法。
当時はクレジットカードは一切使わず、現金ですべての買い物をしていました。
現金の良いところは、使うと減るのが目に見えて分かることです。
クレジットカードのようにいくら使ったから分からず、金銭感覚がマヒすることはありません。
貯金が苦手という人は、今のご時世には逆らい、キャッシュレス決済ではなく現金決済にすることをオススメします。
2.銀行から引き出すのは月1回
現金で生活をするとなれば、銀行やATMでお金を引き出さなければいけません。
お金を引き出すのは、月1回、銀行へ行って引き出しましょう。
お金が足りないからといって、コンビニのATMで無計画に何度も引き出す人はダメ人間だと思ってください。
ついでに通帳への記帳も一緒にやります。
月1で通帳にいくら貯まっているのか残高も確認しておきましょう。
3.家賃はできるだけ安く
家賃は、一人暮らし最大の肝と言ってもよいでしょう。
とにかくできるだけ安く済ませることです。
最もよいのは実家から通うことです。
背伸びをしたい気持ちは分かりますが、背に腹は代えられません。
実家から通うことのできる距離で働くのであれば、無理に一人暮らしをする必要はないでしょう。
一人暮らしをせざるえない場合は、会社の社宅や家賃補助の制度を活用して、できるだけ家賃を抑える努力をすべきです。
変動費とは異なり、毎月必ず発生する支出となります。
家賃の分だけ給料が減るという言い方もできます。
新卒なら6万円を超えるような部屋には住まないことです。
ちなみに僕の場合、家賃補助のおかげで自己負担は2万円で済みました。
4.公共料金はコンビニ払い
公共料金は、今ではクレジットカード払いにしていますが、当時はコンビニへ行って支払っていました。
今思えば、公共料金もお金がかかっているという感覚を養う方法としてよかったのだと感じています。
クレジットカード払いや口座振替は、一度手続きしてしまえば支払いを忘れないメリットがあります。
ただ、いつの間にか支払われているため、それだとお金を使っている感覚を掴むことができません。
また、毎月公共料金を支払うことで、ルーティンを作ることができます。
節約・貯金には、ルーティンの形成は極めて重要です。
イレギュラーな行動はイレギュラーな支出を発生させるきっかけになりかねません。
あえて面倒くさがらずコンビニへ行って公共料金を支払っていたことも、規則正しい生活を送る一助となりました。
5.外出時は財布の中から不要なお札を抜く
支出が発生する最大の要因は、外出です。
外に出て、お店に入るからお金を使うことになります。
しかし、生活する上で全く外出しないのはあり得ません。
必ず外出は必要です。
だからこそ、外出時にお金を使いすぎないよう、常に財布の中から不要と思われるお金は抜くようにしていました。
多くのお金を持ち歩かないようにすることで、買い物を控える抑止力が働きました。
お金がなければ買い物もできませんから、下手に衝動買いなどしてしまうと、本当に必要なものが買えなくなってしまいます。
この頃から余計な買い物はしないよう心がけていたことは今にもつながっています。
6.弁当を持参する
これは若気の至り(笑)
当時は食費を抑えようと弁当作りもがんばっていました。
初めての一人暮らしで、いきなり手作り弁当です。
冷凍食品とかがメインではありましたが、なんとかして食費を抑えるべく弁当を作っていました。
今ではそこまでする体力も気力もなく、また時間がもったいないのでやりません。
ただ、収入が少ないうちは支出を減らしにかかるのは貯金の常套手段です。
この頃の経験は、お金と時間のバランスをとる思考に至るきっかけになっていると言っても過言ではありません。
7.自炊する
弁当作りにも通ずるところがありますが、一人暮らしを始めて自炊を始めました。
料理とは無縁の生き方をしてきたので、まったくノウハウを持っていませんでした。
正直、果物の皮むきもできません。
何もできない中で、自炊を始めました。
外食やコンビニ弁当にはなるべく頼らないようにしていました。
ご飯を炊いておいて、チンするだけ。
おかずはお惣菜に頼るという今の食事のスタイルの原型が、すでにこの時期に出来上がっています。
当時は糖質制限の概念などありませんから、夜でも普通にお米を食べていました。
それも支出の高騰を抑えてくれていたのでしょう。
8.飲み会は先輩におごってもらう
会社員になれば、飲み会はつきものです。
ただ、あまりお酒に強くないため、飲み会は好きではありませんでした。
よって、自分から飲み会に行くタイプではなく、誘われれば行くという感じでした。
たまたま僕の配属先の職場には新人が僕一人だったこともあり、先輩から声をかけれれば行くのですが、相手は先輩ですからお金を払ってくれました。
たまに千円、2千円の自己負担が発生することもありましたが、回数としては週に1回あるかないか程度。
このあたりは環境に助けられた感はありました。
飲み会はとにかくお金が無くなっていくため、頻度には気をつけなければいけません。
9.家計簿をつける
最後は家計簿です。
何にお金を使ったか分かるように、ノートに手書きで家計簿をつけていました。
支出が発生した日の夜にレシートを見ながら記入する日々です。
僕は後からまとめてやるのが苦手なタイプで、溜め込んでしまうと後では動けなくなります。
こういう性格を把握していましたから、必ず毎日支出が発生したら書くようにしていました。
自動販売機のようなレシートがないものについては、どこかにメモして忘れないようにしていました。
家計簿と言っても、費目を細かく分けたりはしていません。
何にお金を使ったか1行ずつ書くだけの簡易なものです。
もし費目ごとに細かく分かれているような家計簿ノートを最初に買っていたら、さすがの僕でも続かなかったかもしれません。
とにかく何にお金を使ったかだけは把握できるように、そして月の支出がいくらだったかが把握できるように家計簿を書いていました。
ここで無理せず家計簿を続け、支出を把握することの重要性を身につけたことが今につながっています。
今ならエクセルでもアプリでもいいです。
とにかく支出を記録して、後で見返すことができるような状況を作っておくことが大事です。
まとめ
以上『一人暮らし1年目から年間100万円の貯金を達成したお金の使い方』でした。
手法としては少し古臭いかもしれません。
しかし、お金を使うという感覚を養うには悪くない方法だと考えています。
これから一人暮らしをする人やお金を貯めることができないと悩んでいる人なら参考にしてもらえる部分はあるはずです。