働かずに暮らせることは幸せかは知らんが、幸運なのは間違いない
『働かずに暮らせるって本当に幸せなの?』という記事を見かけました。
「おいおい」というのが正直な感想でした。
大金があったら、仕事なんて辞めて、遊んで暮らしてやるぞと思っている人が大半なのではないでしょうか?
それなのに、本当に大金があったらあったで不満が出てくる。
人生とは難しいものです。
というわけで今回は、働かずに暮らすことは一体どうなんだ?という点についてです。
セミリタイアを目指す人にとっても無視できない話です。
1.働かずに暮らせることは幸せではないという意見あり
普通の人からすればうらやましいはずの生活。
しかし、実際に働かずに暮らしている人の声の中には、想像とは異なる意見もありました。
- 働かないのは暇すぎる
- 肩書が無職はちょっとつらい
- 生活に張りがない
確かにやることが明確になっていないと、時間を持て余す可能性はあります。
また、表向きの職業は「無職」になるため、肩書が気になる人には幸せとは感じられないかもしれません。
緊張感に欠けるきらいがあることも確かに否定できません。
それでも、働かずに暮らせるだけで非常に大きなアドバンテージがあります。
2.「働かなければならない」と「働かなくてもいい」には大きな差がある
それは、働かなくても生活できることです。
世の中の大半の人は、生活する上で必要なお金を稼ぐために働いています。
働くことをやめたら、収入が途絶えてしまい、生活していけません。
働かずに暮らせるということは、すでに暮らせるだけのお金を持っているということ。
この選択肢を多く持てることがお金を持つことのメリットです。
お金がなければ、働くという選択肢一択しかありません。
しかし、お金があるからこそ、働かないか働くという二択から好きな方を選択できます。
お金を目的とせず「働きたい」と思えることは、普通の人にはあり得ないことです。
大半の人にとってみれば、「働きたい」の本音は「働かなきゃいけない」なのですから。
3.最大のメリットは仕事のストレスから解放されること
働かなくても暮らしていける最大のメリットは何かと聞かれれば、仕事のストレスから解放されることではないでしょうか。
納期、クライアント、人間関係、毎朝の起床、通勤時の満員電車などなど。
仕事をしているからこそ発生するストレスは、多岐に渡ります。
これらのストレスから解放されることは、特にセミリタイア・早期リタイアを志向している人にとって、これほど大きなメリットはないでしょう。
実際の声としても、以下のようなコメントが。
「働いてるより働いてない方が絶対にいいよ 働いてる以上理不尽なことや人間関係、どーしようもないことが絶対に出てくる」
(引用元:https://news.careerconnection.jp/?p=70979)
「私ですね。その人みたいにお金持ちではないけど、20代だけど7年働いてないよwでも遊んで毎年数回旅行いってる」
「ロトで高額当選して今遊んで暮らしてる 仕事しないと暇じゃない?って聞かれるけど、全然暇じゃない。充実してる」
やりたいことが明確になっていれば、会社を辞めたのに暇で仕事に戻るということもないでしょう。
お金が有り余るほどのセミリタイア生活を送れるとも思いませんから、お金を使わずに済むやりたいことを見つけるのは確かに難しいかもしれません。
ただ、仕事のストレスから解放されることに勝るものはありません。
4.働かずに暮らすには貯金(不労所得)を増やす
会社を辞めて、働かずに暮らすことは、実は誰でもできることです。
会社を辞めればよいだけですから。
問題なのは、暮らし続けられるかどうかです。
お金の持ち方について、ざっくりと4パターンに分類してみました。
- 1.勤労収入はあり、貯金もある
- 2.勤労収入はあるが、貯金はない
- 3.勤労収入はないが、貯金はある
- 4.勤労収入はない、貯金もない
ここでは不労所得は貯金に含むと考えています。
1.の状態から、貯金(不労所得)を大きくしていくことで、3.に持っていくのが働かずに暮らすという状態になります。
世の中の多くの人は、2.の状態。
勤労収入が途絶えると、立ち行かなくなります。
4.については目もあてられません。
よって、本気で働かずに暮らすことを目指すのであれば、貯金(不労所得)をいかに増やすかに腐心しなければいけません。
宝くじやギャンブルで一攫千金を目指すのは、確率の低さから現実的ではありません。
現実的なのは、得た給与を貯金に回し、さらに投資に回すという地道なルートです。
地道な努力を積み重ねられる人が、最後に勝てるのです。
まとめ
以上『働かずに暮らせることは幸せかは知らんが、幸運なのは間違いない』でした。
いかがでしたか?
働かずに暮らせることが幸せかどうかは私には分かりません。
ただ一つ言えることは、働かなければならない人に比べれば幸運に恵まれているということです。