終身雇用が終わっても「稼ぐ力」をつけておけば心配ない

終身雇用が終わっても「稼ぐ力」をつけておけば心配ない

今日は、こちらのニュースから。

「終身雇用守るの難しい」トヨタ社長が“限界”発言

日本のトップであるトヨタの社長が発言したことで大きな話題となっています。

そこで今回は、終身雇用崩壊を見据えて、我々は何をすべきか考えてみます。

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発端は経団連・中西会長の発言

そもそも事の発端は、2019年4月19日、経団連・中西会長の発言でした。

「正直言って、経済界は終身雇用なんて守れないと思っているんです。どうやってそういう社会のシステムを作り変えていくか、そういうことだというふうに(大学側と)お互いに理解が進んでいるので」

(引用元:http://www.news24.jp/articles/2019/04/19/06429964.html)

経済界のトップがすでに終身雇用は守れないと発言していました。

それからおよそ3週間が経過した後、今度はトヨタのトップからこの発言が飛び出したのです。

すでに大手企業でリストラが始まっている

今年に入ってからはNEC、富士通といった電機大手でリストラのニュースが入っています。

直近では、東芝にもリストラの話が出ています。

トヨタの今回の発言を受けて、かどうかは分かりませんが、今後も続く企業が出てくるでしょう。

いよいよ、「定年退職」が死後になる日も近いのかもしれません。

老後のプランの再検討を迫られる

現時点ですでに40代を過ぎた人にとっては、寝耳に水とも言える発言。

今、会社を放り出されたら、サバイブできる人がはたしてどれほどいるのか、はなはだ疑問です。

退職金も見込んでいたほどの金額にはならず、年金受け取りまでにはまだ大幅に時間が残されています。

消費税が10%に上がり、年金・社会保険の負担も増大。

物価は上がり、実質賃金は低下。

はたして、どうやって生き延びればよいのか、不安しかありません。

終身雇用が崩壊してもお金の不安のない生き方

それでも、時間が経てば、間違いなくやってくる終身雇用崩壊という現実。

少しでも不安をなくすためには、どのような準備をしておけばよいのでしょうか?

1.できるだけ貯金しておく

まず1つめは、できるだけ貯金しておくことです。

万が一、会社を離れたとしても、一定額の貯金があれば、多少の時間が空いても、なんとかしのぐことができます。

貯めておいた金額次第では、完全リタイアないしセミリタイアという選択肢も。

日頃から備えあれば憂いなしということで、蓄えておいて損はありません。

2.投資で不労所得を得る

2つめは、投資で不労所得を得ることです。

現在の日本において、単純に銀行に預けておくだけは、利息はほぼつかないのと同じです。

そのため、お金に働いてもらうという意味で、投資に回すというのが自然な考え方となりつつあります。

株や投資信託、不動産など、投資で不労所得を得ることで、コンスタントな収益を上げることも選択肢に挙げられます。

勉強はもちろん必要ですが、当たればデカいです。

3.稼ぐ力を身につけておく

3つめは、稼ぐ力を身につけておくことです。

会社に勤めていても、いつかは首を切られると分かっているのであれば、一人でも稼げる力を身につけようと思うのが自然ではないでしょうか。

会社に頼るのではなく、自分でなんとかするよう知識を身につけ、スキルを磨き、人脈を作り、稼ぐ力を身につける。

自力で稼げるのであれば、会社を離れても怖くはありません。

4.長期ローンは組まない

家を買う際に、35年ローンとか言っている人は、終身雇用を大前提として考えていたのではないでしょうか。

その前提が崩れます。

となれば、長期ローンなど組めるはずもありません。

家はしばらくの間、賃貸で我慢すべきです。

でも人手は不足している

それにしても、昨今の報道では、人手は不足しているはずでした。

しかし、終身雇用は守れないとのこと。

どういうことでしょうか?

単に、コストの高い年寄りはいらないと言っているだけにも聞こえてくるのは気のせいでしょうか?

これをきっかけに、労働市場が流動化して、年齢に関係なく実力があれば、働き口が見つかるような社会に変わっていくことを願うばかりです。

そう変わらなければ、本当に日本に未来はないでしょう。

まとめ

以上『終身雇用が終わっても「稼ぐ力」をつけておけば心配ない』でした。

もはや年金と同じで、企業もあてにはできず、最後の最後は自力でなんとかしなければならない世の中になっていきそうです。

そもそも、それが当たりまえであって、日本が特殊過ぎたとも言えます。

万が一の事態に陥っても何の不安もないよう、準備を進めておきましょう。

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