このご時世にセミリタイアを目指すのは愚かなのか?

このご時世にセミリタイアを目指すのは愚かなのか?

老後資金が2000万円不足するという話題が出始めて、1ヶ月が経過しようとしています。

話題は衰えるどころか、ますます増えているように感じます。

「できるだけ長く働いたほうがよい」

そんな声があちこちから聞こえてきます。

そんな中にあって、セミリタイアを志向するのは愚かな行為なのでしょうか?

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セミリタイアの悪しきシナリオ

確かに、僕個人としても貯金が4000万円貯まったとはいえ、まだまだ金銭面の不安を払拭しきれていません。

理由は以下のとおりです。

1 収入が途絶える

会社を辞めれば、当然収入が途絶えます。

完全リタイアではなくセミリタイアですから、何かしらで収入を得ていかなければ、これまで貯めた貯金を食いつぶすことになり、結局老後破綻を迎える可能性もあります。

悪い言い方をすれば、楽な仕事を見つけて、うまく乗り切れればとは思いますが、そんな甘い話はあるはずもありません。

となれば、派遣社員なんて手があるかもと思っています。

ただ、派遣社員も長期では働けず、3年ごとに転々とするなんてことになれば、それこそ同世代で苦労してきた非正規雇用の人たちとなんら変わりません。

それこそ「アンダークラス」の仲間入りです。

2 安い時給でバイト生活

結局は、アルバイトが最も可能性の高い働き方になるのかなと思っています。

自由度が極めて高い。

そもそもセミリタイアを志向するのは、自由な時間の使い方をするため。

そして、仕事のストレスから解放されるため。

一方で、収入は激減します。

少ない収入でも理論上は暮らしていけるはずなのですが、やはり大きな壁として立ちはだかるのは家賃です。

3 家賃はそこまで下げられず

東京に住んでいると、なかなか家賃を安くすることはできません。

いや、部屋を選ばなければ、なんとかなるとは思います。

ただ、自分の中の最低条件をクリアした部屋にしようと思うと、どうして一定金額以上の家賃にならざるを得ません。

また、東京を離れるという選択肢もありますが、そこはまだ考えることができていません。

4 家を買うと一気に資産が減る

家賃が気になるのであれば、思い切って中古マンションを買ってしまうという方法もあります。

毎月の家賃負担は一気に軽減します。

しかし、これまで貯めてきた貯金が一気になくなりますから、また資産を構築していかなければいけません。

となると、会社を退職した後では、収入が激減していますから、資産構築のペースが上がらないことになります。

5 老後に受給できる年金額が減る

早く会社を辞めれば、当然老後に受け取れる年金額は減ります。

ただ、これはセミリタイアを志向したときから織り込み済みでした。

しかし、老後資金2000万円問題が生じてからは、受け取れる年金額が大きく減るのではないかとの懸念が頭をよぎりました。

そのため、より多くの金額を残してセミリタイアに入らなければマズいのではないかと思い始めました。

セミリタイアを志向しだしたら、マイナスに向かっている

セミリタイアを志向し始めて以来、どうもマイナス方向に進んでしまっているような感じがします。

本業である仕事にも身が入らなくなってきており、成長意欲も完全に止まりました。

普通の人よりは多くのお金を持っていて、余裕があっていいはずなのに、セミリタイア後のことをいろいろと想像してしまい、逆に不安が大きくなっています。

もうなんだかわけが分からなくなってきてしまいました。

これからどのように生きたいのか?

最大の問題は、これから何をしたいのか、どのように生きたいのかが明確になっていないことでしょう。

何のためにセミリタイアしたいのか?

ただ、仕事のストレスから解放されたいだけなのか?

残された時間で何かやりたいことはないのか?

このあたりがはっきりしません。

ただただのんびり暮らすのも悪くないのでしょうが、はたして本当にそれでいいのか。

これからいかに生きたいかがセミリタイアに関する決断の答えを導き出してくれることでしょう。

まとめ

以上『このご時世にセミリタイアを目指すのは愚かなのか?』でした。

これほどのマイナス思考なら、セミリタイアなど志向するなと言われても仕方ありません。

とりあえず、すぐにでもセミリタイアではなく、もう少し時間をかけて考えたいと思います。

一方で、仕事のストレスから解放されたいという想いは強くなっているのも事実。

このあたりが決断を難しくしています。

どちらにしろ、一度しかない人生です。

後悔のない選択だけはしたいと考えています。

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